2016.3.5追記
本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント (文春文庫)
- 作者: 松岡修造
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/08/04
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 18回
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松岡修造、"らしくなさ”満載
冬なのに暖かいと、この人が日本にいるせい。夏なのに寒い時は、この人が海外にいるせい。好き嫌いが別れる元テニスプレーヤー、現在はタレント(?)としても活躍している松岡修造氏。
錦織と幼少の頃に『修造チャレンジ』で出会い、その才能に惚れ込んだ元師匠でもあります。*今はマイケル・チャンコーチが師匠ですかね。あとはダンテコーチが専任コーチ。
この本では、ただ熱いだけじゃなく、きちんと自分で考えて行動し、戦略的に生きている氏の脳内を覗けちゃいます。
こんな人にオススメ
- 新年の目標に燃えたい人
- やる気スイッチが欲しい人
- さくっと読める熱い読み物を探している人
本気って何なのか?
この問いに対し、あなたはどう答えるでしょうか?そもそも、本気とはなんなのでしょうか。氏は言います。
”本気になる、ということは、自分が自分になること”
自分の人生に、責任を持つこと、時にはリスクを取り、人生を創り上げていくこと。
決断をすること、主体的に生きること。それが本気ということなのだ、と氏は言います。
主体的に生きる、これって当たり前なことなんですが、すごく大切だなと感じました。
主体的とはこういうことではないでしょうか。
- 自分のコントロールできることに着目する
- 外部要因をどう捉えるかは自分次第
- 何が起こっても、どう反応するかは自分で決める
刺激に反応せずに、自分で決める。。。
どうすれば本気になれるのか?
この本のいいところは、精神論だけでなく、
具体的な方法論も語られているところです。
例えばこんな感じ
- 誰にでもできる決断力養成トレーニング”メニューを見て5秒以内に注文を決める”
- イライラは新幹線のようにやり過ごす
- 座禅やヨガは気持ちをメンテナンスする便利なツール
- 繰り返しを新鮮に感じるコツを身につけよう
氏の経験を交えて、具体的に楽しく学べるようになっています。この程度のことかい、と思うこともありますが、私的には氏のエピソードを読むだけでも、相当やる気スイッチが入ります。
努力して大成した、というサクセスストーリを伝えるのではなく、自分ができなかったことをまとめた、という謙虚な姿勢。
大怪我をして諦めずに戻ってくる、という美談でなく、気持ちが切れたことや、投げやりになったことをあるがままにさらけ出す潔さ。
彼の人間性そのものが、一番私たちを本気にさせてくれるのかもしれません。
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本気になればすべてが変わる―生きる技術をみがく70のヒント (文春文庫)
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