- 作者: ジュディ・バドニッツ,岸本佐知子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2007/02/22
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
お久しぶりです。きゃすです。マラソンに明け暮れていて、ブログ更新してませんでした。マラソンの件はいつか記事にしたいと思います。
今日はぐっと来たオススメ本を紹介します。
2016.3.5追記
ジュディ・パドニッツについて
アメリカの作家。1973年生まれ。ハーバード大学卒業後、ニューヨーク大学で創作の修士号を取得。処女長編小説である『イースターエッグに降る雪』でオレンジ賞?最終候補となるなど、期待の新人作家のひとり。マンハッタン在住。
義務、責任、根性に疲れた大人に
何故大人はしんどいのか。それは現実に直面する時間が長いからではないでしょうか。仕事場、家庭、社会参加、全ての局面で、大人はより良い判断を求められています。現代はそのプレッシャーが強すぎはしないでしょうか。緊張の合間に、束の間の安らぎ最適なのは妄想本です。間違いありません。
キング・オブ・妄想
舞台はリアルな世界(のよう)なのに、ここまで現実を歪られるのか、というほど
技巧的にも、感性的にも抜群の作品ばかりです。短編集なのでさくさく読めるし、何度でも読み返せます。懐が深いので何度読んでも新たな発見があり、作風も実に彩り豊か。
例えば、『道案内』という作品では不条理な町の地図屋をドラマティックに、『犬の日』では狂気と言っていいほどの世界観を、『チア魂』では青春の思い出のような語り口でとんでもないオチが、活き活き描かれています。
死も、恋愛も、友情も、変わった愛も、悪癖も両癖も。決して日常生活で味わうことのできない体験を、この本では味わえます。
- 作者: ジュディ・バドニッツ,岸本佐知子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2007/02/22
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 38回
- この商品を含むブログ (55件) を見る
走り過ぎたので、活字に飢えてます。読みなおしたい本たくさんあるー
小説関連記事