あらすじ
パプリカ/千葉敦子は、時田浩作の発明した夢を共有する装置DCミニを使用するサイコセラピスト。ある日、そのDCミニが研究所から盗まれてしまい、それを悪用して他人の夢に強制介入し、悪夢を見せ精神を崩壊させる事件が発生するようになる。敦子達は犯人の正体・目的、そして終わり無き悪夢から抜け出す方法を探る。
*以下ネタバレほぼなし
2016.3.5追記
アニメ好きじゃない人にもおすすめ
私、アニメあんま見ないんですけど、これは見なアカンなーて思ってましてん。何故かというと、タイトルにもありますが、
- 原作:筒井康隆
- テーマ:大好物の電脳系(攻殻機動隊)
- 声優:林原めぐみ
これが揃ってたからですね。
筒井康隆原作の映画は外しようがないな、というのがまずあります。純文学、SFエンタメ、ラノベまで書けて、どの作品も楽しませることを第一に考えてるんですよね。これはエンタメ映画必須要素かなと。
深みが足りない、なんて言われるかもしれないけど、若いころの作品読んでるとだいぶ尖ってるのもあるし、ド定番、『時かけ』とかもうね、いいよね。 いつか記事にしたい。
ちなみに私、パプリカは原作読んでないですが、映画見た感想やと原作の方が自分の夢なんかも重ねあわせられてより深く、味わえるんやろなと思いますね。
ただ、実際に視覚化されているという点で、さらっと刺激を得たいなら映画でしょう。十分刺激もらえます。
林原めぐみが良すぎる
そもそもですが、すぐに誰が演じてるかわかってしまう声優ってね、厳密に言うとダメじゃないかと思うんですよね。でもこの人は別格。林原めぐみというのをわからせたうえで、表現してくる。
そんな意図はないのかもしれないけど。わかってても輝いてるんですよね。魅力増すんですよね。主人公の癖に演出的が弱めの役だけれども、声優のおかげでキャラが立つという感じね。いいよね。
映画見てたら妄想膨らんだ~種の保存~
カラフルな恐怖と混沌表現がたくさん脳を刺激してくれる映画なので、妄想、たくさんできると思います。
例えば、考えてみたんですが、種の保存ということを目指す時に、人がネットへ溶けていくということが、実は一種の答えとなるんじゃないかという妄想が出てきました。
要するに肉体を必要としない世界(ネット、VR)で、信号として生きていく、これは身体の制限をクリアできることになります。情報だけにして、宇宙へロケットを飛ばせれば、宇宙どこへでも種を飛ばせるのと一緒ではないか、と。
身体だって、復元可能な情報(遺伝子情報?身体の組成成分)?を宇宙に飛ばせれば、いつかどこかの宇宙人文明が人間を作れるかもしれません。
生物の全ての行動の根底には、種の伝達欲求があるはずなので、ひょっとしたら電脳を待ち望む欲求、これもまた種を残そうとする本能的なものなのかなと。
そんなわけあるかい!!
まぁこんな妄想膨らむし、攻殻機動隊の世界を待ち望んでいる、未来は電脳社会になるべき!!という人は見るべし!
おまけ(エレン・ペイジ情報)
あと、インセプション、も世界観は近い。そう、パクリと言われるほどに。。。
※ちなみにインセプションはエレン・ペイジ出てるよ
いつか記事にしたい
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