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宇多田ヒカルに音楽の喜びを教わった【おすすめ厳選16曲】【ランキング常連】

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人生をそのまま表しているかのような音楽

宇多田ヒカル、戻って来ましたね~。ええ、戻ってくるのは来てましたが、またすぐに休暇とかになっちゃわないか心配してたんですよ。でも、2018年には新アルバムにツアーもあるということだし、もはや本格稼働と言っていいのでは!

突然ですが、音楽に涙したことがありますか?

私はあります。歌詞に涙したり、サウンドそのものに涙したり。そういった意味で言うと、宇多田ヒカルは間違いなく『泣ける』歌手の一人だと思います。

  • 宇多田ヒカルの人間性がそのままダイレクトに歌詞に入ってる
  • その歌詞を伝えるためのメロディラインがもう完璧
  • その歌詞が一度で直接的にイメージとして入ってくる

宇多田ヒカルはおよそ音楽家としてスーパーウーマンですが、歌詞の伝わりやすさ具合はもう半端ないと思うんですよね。で、チョイスも最高。泣けちゃう。文学的では全くないんですが、最高にエンターテイメントしてる。泣けちゃう。
もちろんサウンドや曲自体もとてもいいんです。しかし、それらはあくまで歌詞のための脇役なんですよね。感情を伝える、言葉に乗せる。その意思が半端ないアーティスト。素敵。
今さら必要もないかもしれませんが、公式よりプロフィールを↓↓

1998年12月9日にリリースされたデビューシングル「Automatic/time will tell」はダブルミリオンセールスを記録、15歳にして一躍トップアーティストの仲間入りを果たす。
そのわずか数か月後にリリースされたファーストアルバム「First Love」はCDセールス日本記録を樹立。いまだその記録は破られていない。
以降、アルバムはすべてチャート1位を獲得。2007年にはシングル「Flavor Of Life」がダウンロード世界記録を樹立。
2010年に「人間活動」を宣言し一時活動休止期間に入ったが、2016年4月に配信シングル「花束を君に」「真夏の通り雨」のリリースによってアーティスト活動を本格始動する。2016年9月に発表した6枚目のオリジナルアルバム「Fantôme」は自身初のオリコン4週連続1位や全米のiTunesで3位にランクイン、CD、デジタルあわせミリオンセールスを達成するなど、国内外から高い評価を受けた。2017年3月にEPICレコードジャパンにレーベル移籍。7月10日移籍後初となる新曲「大空で抱きしめて」、7月28日に移籍第二弾ソング「Forevermore」を配信。
Utada Hikaru Official Website | PROFILE

この記事では、宇多田ヒカルの音楽について、大いに語ります!
後半から勝手に一人で盛り上がりすぎて熱くなってしまってますので要注意。笑 おすすめ16曲を時系列に紹介していく形式でどうぞ。 

目次

Time will tell

time will tell
宇多田ヒカル
1998/12/08 ¥250

宇多田って、初めっから大人びてました。というか完成された形で、もしくは時代の先へ先へ行ってたので、"初期衝動"みたいなイメージないと思いますが、この曲はそれがあるんだよなぁ。若いんです。青いんですよ。でもそれがむちゃくちゃ良い。
タイトルも素敵。地味にむちゃくちゃ好きな曲。

Automatic

いや、今聞いてもすげえっすよ。15歳でいきなりこれはありえない。笑 才能の突然変異かつ育ち方が半端ない。やっぱり女性の方が早熟の天才は生まれやすいのかな?この曲と"time will tell"を起点にして、時系列で聴いていくと、"HEART STATION"もしくは少なくとも"fantome"にたどり着くころには絶対泣けてくるよ。
宇多田の人間性ってホントピュアなんだよなぁ。言葉のチョイスが昔っから素直。この頃は素直に大人ぶってるのがイイので、勘違いなさらぬよう。

Mov'ing on without you 

Movin'on without you
宇多田ヒカル
1999/02/17 ¥250

エレキギターのリフ一発、かっけーーー。それだけ。

First Love

First Love
宇多田ヒカル
1999/01/01 ¥250

"最後のキスはタバコのflavorがした"
いやいやいや、ってみんなが思ったと思いますが一応書いておきますね。笑 15歳でこの洗練された表現力は凄まじいインパクトでしたね。間違いなくJ-POPを変えました。

DISTANCE

DISTANCE
宇多田ヒカル
2001/03/28 ¥250

そこはかとない洋楽R&B感(古い?笑)がある両極。
センチメンタルになりたい時はコレで決まり!思い出補正ってわけじゃなく、過去が愛しく思い出されるんですよね。一人旅で人気のない海岸沿いの電車なんかに乗りながら聞きたいなぁ。『思えば遠くまできたもんだ』感がたまりません。人生の下り坂になってから、沁みますよ。笑

Traveling

traveling
宇多田ヒカル
2014/12/09 ¥250

個人的宇多田曲ベスト3(時期によって変わる)に安定して入り続けてる鉄板曲。
コーラスの重ね方の完成度、ベースラインのノリノリっぷり、全サウンドが良すぎる点、テーマの良さ(文字通りトリップできる)、相変わらずのメロディラインの素晴らしさ、どれをとってもキャリアハイじゃね?って感じるのは私だけ?展開がシンプルなんだけど、それだけに、アレンジの良さが際立ってる。

この曲はすごいアイディアがたくさん詰まってるんだよなぁ。曲入りの時空を止めるみたいなシンセ音や、メロに入る前の静寂、それに続くのがアコギだったり。かなり高音域まで上がって盛り上げていく中盤。どこまで盛り上がっていくんだって感じでインフレが続くんですよね。こんなのアリなんだ、って感じ。リフレインで頭がクラクラしちゃうよ。そしてそして何より、全編通してギャラクシー感溢れる音作りだったりするのに、PVは台所ってところ。笑 エネルギーがすごい曲です。

COLORS

COLORS
宇多田ヒカル
2014/12/09 ¥250

歌詞は別に文学的だなんて全く思いませんが、これだけ印象に残すことができるなんて、力量半端ないっす。色ってやっぱイメージが浮かぶから効果的ですね。当たり前だけど。
"青い空が見えぬなら青い傘広げて"
"白い旗は諦めた時にだけかざすの"
"真っ赤に誘う闘牛士のように"
"オレンジ色の夕陽を隣で見てるだけで"
"黒い服は死者に祈るときにだけ着るの”
"真っ赤に残したルージュのあと"
赤をアクセントにしてるんですよねぇ。ちなみにアルバム名は"ULTRA BLUE"なのに、ジャケットで宇多田は赤いマントを纏っています(目は青く光っている)。クール。

Stay Gold

Stay Gold
宇多田ヒカル
2008/02/20 ¥250

Stay Goldつったらハイスタだろ!派のアナタ。はい、私もそうでした(っていうか今でもそうです)。けど宇多田のStay Goldもええですよ~~。
ピアノのリフがずーっと続くんですが、聴いているともう天国かっていうくらいに神々しい絵が見えてくる。キラキラして、鈴なんか鳴っちゃって。“何にも心配いらないわ”って囁かれて。お迎え来たのかって感じ。当たり前のように美メロ出してくるからスゴイ。

HEART STATION

HEART STATION
宇多田ヒカル
2014/12/09 ¥250

イントロでは、『うわ、泣かせに来るバラードか?』とか思うんですが、歌が入ってくると、違った様相を見せます。
この人のメロディセンスは本当にすごい。メロディラインの終わりがことごとく上に昇っていってる。超不思議な旋律。変幻自在に操っているのに、それなのにキャッチ―すぎる。このバランス感覚が取れるのはJ-POP界では宇多田、抜きんでてるんじゃないかな。

Flavor Of Life

Flavor Of Life
宇多田ヒカル
2008/03/19 ¥250

宇多田の曲は、メロディラインが歌詞を伝えるためにあるんじゃないか、ってくらいビンビン歌詞が入ってくるんですよね。もう半端なく革命的に上手い。この曲も、すーっと曲が流れていくのだけれども、歌詞が本当に伝わってくる。中身は、もはや私にはそんなに興味深くはないけども。

“どうしたの?と急に聞かれると ううん、なんでもない”
このフレーズ感、神がかってます。これが天才か、と。聞いてみてください。
1サビが終わって、2メロに入る前のシンセストリングス(“ド・ソ・ミ・ド”)がかわいくて好き。笑

Passion

Passion (Single Version)
宇多田ヒカル
2014/12/09 ¥250

National Anthem/Radioheadのようなベースラインが病みつきになちゃう一曲。これはひたすらエンドレスリピートしてたなぁ。どうでもいいけど、National Anthemは、Grapevineの“Core”もすげえ似てるんですよね。
ダークなんだけど、コーラスが上に重なりまくってむちゃくちゃ美しいんですよ。
で、終盤がさらに神がかった構成になってます。宇多田が高い音域で伸びやかに感情を吐き出し、オカズのようにコーラスが入ってくる。これがめちゃくちゃ涙腺に訴えかけるのです。もうたまらない。
“ずっと前に好きだった人 (冬に子供が生まれるそうだ)
昔からの決まり事を (たまに疑いたくなるよ)
ずっと忘れられなかったの (年賀状は写真付きかな)
私たちにできなかったことを(とてもなつかしく思うよ)”
謎の逆再生コーラスも神秘的でよい。

Beautiful World

Beautiful World
宇多田ヒカル
2007/08/29 ¥250

離婚後初シングルかつ『エヴァンゲリヲン劇場版:序』のテーマソング。エヴァ好きの宇多田にとっては相当なプレッシャーだったんでしょうねぇ。個人的には『残酷な天使のテーゼ』は越えられてないけど、相当良いと思う。ちなみにエヴァ系曲では『心よ原始に戻れ(ASUKA ver)』が一番好きかも。
っていうかどうでもいいけど早くエヴァ作ってよ。当時の青少年少女たちが大人になりきっちゃっておもしろくなくなってきちゃうって。

桜流し

桜流し
宇多田ヒカル
2012/11/17 ¥250

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q の主題歌。
エレキギターが入ってからは怒涛の展開。抑揚ってこうつけるんだって見せつけてくれてます。圧巻です。
序盤はピアノの高音域メイン、で浮遊感のあるバラードで進行していきます。2コーラスしちゃうんですよね。そこからが怒涛。ドラムが入って、低音域のピアノが入って、ストリングスが重なって、エレキギターが入って、ベースが存在感を増して。
悲劇がフラッシュバックするみたいにストリングスが鳴ってるんですよ。職人だなぁと。ここらへんは聞いてみてほしい。

花束を君に

活動休止から本格復帰後のアルバム”Fantome”に収録の一曲。このアルバムは亡くなられた母に捧げられたアルバムということで、このシングルもお母様に捧げられたものになっています。それを考えながら聞くとホント泣ける。宇多田って素直なんだよなぁ......これまで以上に歌詞がたまらなく刺さる。
アルバムが少しコンセプトアルバムに近いということもありますが、復帰後の宇多田は全くスタイルチェンジをしています。ファンならご存知の通り、『人間活動』に専念する、と言って活動休止したので、大体復帰後の予想はついたかと思います。(温かい系だろうな、的な。)
が、実際に復帰して、実際に聞いてみると、驚きがたくさんありました。もちろん家族を作られて(子供もできて)、環境もすごく変わったのだと思いますが、一体どんな音楽を聴いて、どんな暮らしをして、こう言った温かい曲ができたのか、すんごい気になります。インタビューでもふんわりとしか語られていないから、実際何を聞いていたのか、リストで欲しい。笑
一番のハイライトは
”ありがとう”
という言葉でしょう。深い感情が込められているように聞こえます。音楽って素晴らしい、そう心から思える。

二時間だけのバカンス

椎名林檎との同期タッグ曲!JPOP界の2トップ組んだら最強です。お互いの下ハモリが鬼熱い。
個人的には、椎名林檎が少し怨念(じゃないか、情念か)を込めすぎな気がするんだよなぁ。そりゃあ宇多田よりずいぶん歌が上手いんだけれども。
ただ、
”家族のために頑張る”
とか、
”授業サボって”
とか、林檎が日常の優しい風景について、素朴なフレーズを歌っているのは、相当グッときます。プラマイでいうと余裕でプラス。
そして、そこに宇多田の下ハモリコーラスが入ってくるとか、もうダメです。涙腺が崩壊する。私の場合、エンドレスリピートしまくってたんですが、電車の中とか、オフィスでさえ泣きかけましたからね。笑

おわりに

宇多田ヒカルについて大いに語りました!
天才天才って言われてますが、急に『人間活動する』って言いだしたり、悩みながら進んでるんだなぁっていうのがすごく伝わる。特に時系列に聞いていくと、彼女の成長というか、変化がむちゃくちゃ身近に感じられて良いんですよ。たまの休日にぶっ続けでアルバム聞いてみるのとか、マジでオススメ!
ちなみに、シングル”あなた”も超イイですよ。あったかい。

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