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きゃすのキラキラブログ

好きなもの/ことを布教するブログ ゲーム会社員が書いてる

おすすめファンタジー小説13選 子ども向けと大人向けのオススメ度載せて紹介していく

小説
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はじめに:脳内旅行でどこまでも行けるファンタジー小説

ファンタジー小説の魅力といえば、非現実ですよね。時空だって、世界だって、惑星だって、宇宙だって、人の頭の中にだって行ける、超小さくもなれるし超巨大にだってなれる、海へも山へも川へも無人島へもお城へもお花畑にも、山の中の小屋へも、閉ざされた雪山へも、どこへだって行けるのです。

その特権は子どもだけに限られません。大人だって空想できるのです。つらい現実からすぐに離れられます。ストレスなんてぶっ飛びます。それに、想像力は全ての始まりだと言われています。共感力を高めることも期待できます。

 

何より、ファンタジー小説はおもしろい!!この記事では、オススメのファンタジー小説を、子供向け、大人向けのオススメ度とともに紹介していきます。


ジャンル的には、神話や民話から来た幻想文学、最新の科学技術から少し不思議、のサイエンス・フィクション、SF、恐怖に重きを置いたホラーもの、たくさんのジャンルと混ざっているのが現状ですが、この記事ではいわゆる幻想文学を源流とするファンタジーもの、を中心に紹介したいと思います。

 

目次

 

モモ/ミヒャエル・エンデ(子ども★★★ 大人★★☆)

モモ (岩波少年文庫(127))

モモ (岩波少年文庫(127))

 

時間に追われ,落ち着きを失って,人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々.人間たちから時間を奪っているのは,実は時間どろぼうの一味のしわざなのだ….この一味から時間をとりもどし,人生のよろこびを回復させたのは,どこからか突然あらわれた無口な少女だった.時間の意味を問う異色のファンタジー
https://www.amazon.co.jp/dp/4001141272

ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの代表作。 来日したこともあり、能や歌舞伎を堪能したそうです。また、禅僧と対談もしたという記録もあります。どんな禅問答をしたのでしょうか。ミヒャエル・エンデも相当曲者のはずなので、攻守交代するような場面があったかも。

『モモ』は時間をテーマにしたファンタジーで、現代社会への痛烈な皮肉がこもっています。子どもたちにはのびのびと、人間らしい生活をする喜びを伝え、大人には自己反省を促し、子どもの頃に持っていた純粋な気持ちを蘇らせてくれるような、宝物のような作品です。子どもには確実に読ませたい一冊!

 

はてしない物語/ミヒャエル・エンデ(子ども★★★ 大人★★★)

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)

  • 作者: ミヒャエル・エンデ,上田真而子,佐藤真理子,Michael Ende
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1982/06/07
  • メディア: 単行本
  • 購入: 26人 クリック: 1,077回
  • この商品を含むブログ (183件) を見る
 

バスチアンはあかがね色の本を読んでいた――ファンタージエン国は正体不明の〈虚無〉におかされ滅亡寸前。その国を救うには、人間界から子どもを連れてくるほかない。その子はあかがね色の本を読んでいる10歳の少年――ぼくのことだ! 叫んだとたんバスチアンは本の中にすいこまれ、この国の滅亡と再生を体験する。 
https://www.amazon.co.jp/dp/4001109816

ミヒャエル・エンデからもう一冊。これは外せないでしょう。ファンタジー文学というか、世界文学的好きにもハイパーおすすめの一冊。これまでの読書体験が揺らぎかねない世界観、重厚な構想、テーマ、そして読みやすさ。完璧な一冊です。

電子書籍ではなく、『紙の本』で楽しみたい、というか装丁含めて『はてしない物語』でしょう。一家に一冊置いておきたい。

 

ハウルの動く城/ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(子ども★★☆ 大人★★☆)

ハウルの動く城シリーズ完結セット(全3巻)

ハウルの動く城シリーズ完結セット(全3巻)

  • 作者: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ,西村醇子,市田泉
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2013/06/05
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

魔法が本当に存在する国で、魔女に呪いをかけられ、90歳の老婆に変身してしまった18歳のソフィーと、本気で人を愛することができない魔法使いハウル。力を合わせて魔女に対抗するうちに、二人のあいだにはちょっと変わったラブストーリーが生まれて…?英国のファンタジーの女王、ダイアナ・ウィン・ジョーンズの代表作。宮崎駿監督作品「ハウルの動く城」の原作、待望の文庫化。
https://www.amazon.co.jp//dp/4198936730

ジブリ宮崎駿監督で映画もされた、『ハウルの動く城 』の原作シリーズ。物語は100倍本の方がおもしろいです。映画も音楽、絵、キャラクターの魅力、全て高いレベルでしたが、本では、映画では描ききれないものがたくさん詰まっています。(私の友人は、映画を見て相当がっかりした人もいました)

 

原作はストーリーがめちゃくちゃ良いので、映画ファン、ファンタジーファンは是非手にとって読んでみてください。 

 

ハリー・ポッター/J.K.ローリング(子ども★★★ 大人★★★)

ハリー・ポッターシリーズ全巻セット

ハリー・ポッターシリーズ全巻セット

 

ハリー・ポッターは孤児。意地悪な従兄にいじめられながら11歳の誕生日を迎えようとしたとき、ホグワーツ魔法学校からの入学許可証が届き、自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅、9と3/4番線から紅色の汽車に乗り、ハリーは未知の世界へ。親友のロン、ハーマイオニーに助けられ、ハリーの両親を殺した邪悪な魔法使いヴォルデモートとの運命の対決までの、息を飲む展開。9歳から108歳までのファンタジー。
https://www.amazon.co.jp/dp/491551269X

言わずとしれた世界最大のファンタジー大作。新刊が出たその日は食事、勉強、部活、約束、塾、何よりも優先してこれを読み切っていたのを覚えています。全てを優先して読んでしまうほどおもしろい。読書の喜びを思い出させてくれる本です。

巻が進めば進むほど、死を描かねばならなかったり、善人だけの話だけではなくなっていきます。話が暗く、大人向けになっていく批判が上がったりもしましたが。全くの的外れの風潮です。死や憎しみや悲しみを体験できることは子どもにとって読書の喜びなのです。


『ワンピース』もそうですが、物語が進むと話は重厚にならざるを得ず、批判する人も出てきますよね(ワンピースは確かにちょっとやりすぎ感はありますが)。尖ったものがないと人びとの心には刺さりませんし、ノイズは無視して書ききったローリングさんは本当にすごい。

とにかくキャラクターも世界観もストーリーもおもしろすぎるので、『ハリーポッター』は全世代が読める傑作です。

 

オズの魔法使い/ライマン・フランク・ボーム(子ども★★☆ 大人★★☆)

オズの魔法使い (角川文庫)

オズの魔法使い (角川文庫)

  • 作者: ライマン・フランク・ボーム,柴田元幸
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2013/04/18
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

カンザスの大平原のまんなかから大竜巻で家ごと見知らぬ土地に飛ばされたドロシー。ヘンリーおじさんとエムおばさんが待つ故郷へ戻りたい一心で、どんな願いも叶えてくれるという偉大なる魔法使いオズに逢いにエメラルドの街を目指す。頭にわらの入ったかかし、心臓がないブリキの木こり、勇気がほしいライオン。仲間とともに困難を乗り越える一行の願いは叶えられるのか? 柴田元幸の新訳による不朽の冒険ファンタジー! 
https://www.amazon.co.jp/dp/B00CBPPC96

翻訳の神様柴田元幸大先生がお届けするもはや古典と言ってもいい、冒険ファンタジーです。

この物語の素晴らしいところは、『弱さ』に焦点を当てているところ。子どもの頃に感じた無力感や歪んだ全能感を覚えているでしょうか。そんな心にそっと寄り添ってくれます。

もちろん大人が読んでもそんな気持ちを思い出して、優しい気持ちになれます。古典は時代のジャッジを潜り抜けて、淘汰されなかった物語です。普遍的な価値観が詰まっているのです。 

 

ムーミン谷の仲間たち/トーベ・ヤンソン(子ども★☆☆ 大人★★☆)

新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

新装版 ムーミン谷の仲間たち (講談社文庫)

 

ムーミンシリーズ唯一の短編集。/スナフキンが「はい虫」に名前をつける話/ちびのミイがホムサをぺてんにかける、ちょっとこわい話/ムーミントロールが小さい竜をつかまえる話/いじめられて、すがたが見えなくなってしまったニンニのお話/ムーミンパパがニョロニョロと旅に出る話/よくばりスニフがだいじな犬を手放すお話/「クリスマス」というものがやってくるので、大騒ぎで準備するムーミン一家のお話他全9話。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00BSIRQTG

スナフキンが超好きでしたね。今思うとミニマリストの原型ってこの人なのでは?という感じ。自由を愛して旅する姿がかっこいい。 スナフキン語録、なんかもいつかまとめたいなぁ。ミニマリストのポリシーと被っちゃって変な感じになるかもしれないけど。 

 

アニメや表紙の絵はとてもかわいいので子どもにも大人気のムーミンですが、意外と文章は難しいので苦戦するかも。大人におすすめ。

 

指輪物語/J.R.R.トールキン(子ども★★☆ 大人★★☆)

文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

文庫 新版 指輪物語 全10巻セット (評論社文庫)

 

すべてのファンタジーは、ここから始まった!魔王の指輪を破壊する旅に出たホビット族のフロド。それを助ける魔法使い、エルフ族、ドワーフ族、人間の8人の仲間。行手に待ち受けるものは? ファンタジー史上に輝く不滅の金字塔ー。 ●1.旅の仲間(上1) ●2.旅の仲間(上2)●3.旅の仲間(下1)●4.旅の仲間(下2)●5.二つの塔(上1) ●6.二つの塔(上2) ●7.二つの塔(下) ●8.王の帰還(上) ●9.王の帰還(下) ●10.追補編
https://www.amazon.co.jp/dp/4566023826

大ヒットした映画『ロードオブザリング』 の原作。むちゃくちゃ大ボリュームです。特に導入部分というか、前半が辛いと評判。笑 架空の世界史の勉強をさせられているようなところだけはいただけない。

 

ただ、ファンタジーものの教科書と言っても良いほど完成度は高いです。細かに世界観が構築さていて、地図もついています。頭の中で想像の世界をどんどん広げていける、世界の見方は一つだけじゃないんだということを教えてくれる作品。

 

ゲド戦記/アーシュラ・K ル=クヴィン(子ども★★★ 大人★★★)

ゲド戦記 全6冊セット (ソフトカバー版)

ゲド戦記 全6冊セット (ソフトカバー版)

  • 作者: アーシュラ・K.ル=グウィン,Ursula K. Le Guin,清水真砂子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/05/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人 クリック: 43回
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『影との戦い』

ゲドは、自分にふしぎな力がそなわっているのを感じ、真の魔法を学ぼうと、魔法使いの学校に入る.進歩は早かった.得意になった彼は、禁じられた呪文を唱え、死の国の影を呼びだしてしまう.

『こわれた腕環 』
魔法使いのゲドが影と戦ってから数年後、ここアースシーの世界では、島々の間に争いが絶えない.ゲドは世の中を平和にする力をもつという腕環を求めてアチュアンの墓所へゆき、大巫女アルハと会う.

『さいはての島へ』
魔法の館の長としてアースシーを治める大賢人ゲドのもとに、ひとりの青年が知らせをもってきた.彼の国では魔法の力が衰えて人々は無気力になり、まるで死を待っているようだと.いったい何者のしわざか?

『帰還』
平和と秩序を回復するために全力をだしきった大賢人ゲド.久々に故郷の島に帰った彼は、心身ともに衰えた一人の初老の男になっていた.彼が受け継いだ太古の魔法はどうなるのか.ゲドのその後は…….

『アースシーの風』
故郷の島でひっそりと余生を送るゲドのもとへハンノキというまじない師が訪れ、物語は再開する-.最近また竜が暴れ出し、緊張が高まるアースシー世界.顔に大やけどを負う少女テハヌーは、王宮に呼び出され、重要な使命を与えられる.

『ゲド戦記外伝』
つの物語(「カワウソ」「ダークローズとダイヤモンド」「地の骨」「湿原で」「トンボ」)と、作者による詳しい解説を収める〈外伝〉.作者の構想したアースシー世界の全貌が鮮やかに見えてくる、「ゲド戦記」ファン必見の一冊. 
https://www.amazon.co.jp/dp/4002031187

『ゲド戦記』はもはや哲学書と言って良いのではないでしょうか。

思春期にある内面への葛藤、自己愛、自意識との格闘、抑圧された自分と本当の自分とは何かという悩み、など、少年少女の成長を凄まじいストーリーテリング力でファンタジーに置き換えた『影との戦い』『こわれた腕環』。


思春期を乗り越えた課題としてあなたの前に立ちふさがる『死への恐怖』死とは、生とは、人生とは何かについて、解き明かす展開が多大なカタルシスを呼ぶ『さいはての島へ』。

もちろん上記3巻が『ゲド戦記』の魅力だが、その後の巻でも、信じられないほどの物語の力が宿っている。 大人になってからこそ読みたい物語になっているのです。

 

『指輪物語』『ナルニア国物語』と並んでファンタジー三大作品と呼ばれることがありますが、『ゲド戦記』だけは死ぬまでに読んで欲しい。最強におすすめの一冊。

 

スレイヤーズ/神坂一(子ども★☆☆ 大人★★☆)

【合本版】スレイヤーズ 全15巻<【合本版】スレイヤーズ> (富士見ファンタジア文庫)

【合本版】スレイヤーズ 全15巻<【合本版】スレイヤーズ> (富士見ファンタジア文庫)

 

数々の魔法を使いこなす天才魔道士にして戦士、おまけに可愛い!? 少女リナ=インバース。放浪の旅を続けるリナは今日も趣味と実益を兼ねた盗賊いぢめに精を出していた。だが、奪ったお宝にどうやら世界の滅亡に関わる秘密が隠された品が紛れていたようで……。やが宝をめぐってリナの前に現れる、凄腕のイケメン!? 剣士ガウリイ=ガブリエフや人間が持ちうる能力をはるかに凌ぐ力を持つ異形の魔法剣士・ゼルガディス=グレイワーズなどのあやしい人物たち。極めつけに生きる伝説と言われる赤法師レゾまで現れ、事態はさらに混沌としていく。やがて見え隠れする黒幕は赤眼の魔王シャブラニグドゥ!?緻密な世界観と魅力的なキャラクターが織りなすファンタジー小説の金字塔。装いも新たに登場!
https://www.amazon.co.jp/dp/B0093SY2YK

90年台にアニメ化もされ、大人気を博していた『スレイヤーズ』の原作。ラノベの走りですね。

魅力的なキャラクターが超絶たくさん出てきます。なんといっても主人公リナ・インバースのぶっちぎりの知性とクレイジーさがたまりません。エンターテイメント性を極端に高めた展開が楽しい一作。

 

ブレイブ・ストーリー/宮部みゆき(子ども★★☆ 大人★☆☆)

ブレイブ・ストーリー(上)

ブレイブ・ストーリー(上)

 

 

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (中) (角川文庫)

 

 

ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)

ブレイブ・ストーリー (下) (角川文庫)

 

おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かった先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」だった。5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待ち受けるものとは!? トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。コミカルなキャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強くたくましくなってゆく。

現代社会の歪みを浮き彫りにしたクライム・ノベルから、下町情緒あふれる時代小説まで、さまざまなジャンルにおいて高水準の物語を生み出してきた著者が新たに挑んだ作品。それは、上下巻あわせて2300枚にも及ぶ壮大なスケールで描かれた冒険ファンタジーである。

https://www.amazon.co.jp/dp/4048734431

宮部みゆきの底の知れなさ、懐の深さと言ったものを改めて世に知らしめた一作。本当にエンタメ小説ならば何でも書きこなしてしまう筆力には脱帽です。

ただファンタジーにするだけではなく、導入部分は現実世界に登場人物を置き、徐々にファンタジーの世界に入り込ませていく展開になっています。物語への入り込みやすさは異常です。他にも宮部みゆきならではの、読者を離さないテクニックが満載です。

子どもが最後まで読めたら(おもしろいので感嘆に読めてしまうのですが)、ページの分厚さを見返して自信がつきます。読書の楽しみを教えてあげたいのなら、読ませてあげると良いでしょう。

 

アルケミスト/パウロ・コエーリョ(子ども★☆☆ 大人★★☆)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

  • 作者: パウロ・コエーリョ,山川紘矢,山川亜希子
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
  • 発売日: 2013/07/09
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

羊飼いの少年サンチャゴは、アンダルシアの平原からエジプトのピラミッドに向けて旅に出た。そこに、彼を待つ宝物が隠されているという夢を信じて―。「何かを強く望めば宇宙のすべてが協力して実現するように助けてくれる」少年は錬金術師の導きと、さまざまな出会いと別れのなかで、人生の知恵を学んでいく。世界中の人々の人生に大きな影響を与えてきた夢と勇気の物語。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00DE5YZZO

パウロ・コエーリョの名作小説。世界中で読まれまくっています。

この本の肝の部分、テーマとされる部分は『強く信じること、そうすれば夢は叶う』というようなものです。ある種の自己啓発本ですね。笑 ただ、それを覆い隠して伝える物語力、ストーリーテリング力が半端なさすぎます。

私も、これを初めて読んだ時、読中ののめり込み具体たるやもうやばくて、集中力が研ぎ澄まされていました。とにかく物語がおもしろい。

 

ミスターヴァーティゴ/ポール・オースター(子ども★☆☆ 大人★★★)

ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)

ミスター・ヴァーティゴ (新潮文庫)

 

「私と一緒に来たら、空を飛べるようにしてやるぞ」ペテン師なのか?超人なのか?そう語る「師匠」に出会ったとき少年はまだ9歳だった。両親なし、教養なし、素行悪し。超然とした師匠の、一風変わった「家族」と暮らす奇妙な修行生活のなかで、少年がやがて手にしたものとは―。アメリカ文学界きっての語りの名手が編む。胸躍る歓喜と痛切なる喪失のタペストリ、心に迫る現代の寓話。
https://www.amazon.co.jp/dp/4102451099

名作青春小説『ムーン・パレス』 の作者、ポール・オースターの変わり種作品。オースターは他にも『ティンブクトゥ』で犬視点の物語を書いたりしていて、時折変わった作品を書きます。

本作も変わったアプローチをしていて、空を飛ぶようにする師匠と、その修業をする少年を描いた作品です。

『空を飛ぶ』というのを比喩的に捉えると、『芸を極める』、ことだとは思い当たります。それにしても芸の世界は奥が深すぎです。いつもオースターの小説は厳しくつらい状況にあってもユーモアのセンスが神がかっていて楽しいのですが、本作はそこが極まっています。

辛い時こそ、苦しい時、そんな時こそ人間の真価が出るのではないでしょうか。あとは、大人にこそぜひ本作の絶品の余韻を味わって欲しいです。

 

妖女サイベルの呼び声/パトリシア A マキリップ(子ども★★☆ 大人★★★)

妖女サイベルの呼び声 (ハヤカワ文庫 FT 1)

妖女サイベルの呼び声 (ハヤカワ文庫 FT 1)

 

〔世界幻想文学大賞受賞〕財宝を集めるドラゴン、聡明な猪、黒鳥……伝説の魔法の獣たちとともにエルドの山深くに住む女魔法使いサイベルは、ふとしたことから王の血を引く赤児タムを育てることになった。だが彼は成長するにおよんでエルドウォルドの王位をめぐる、愛と憎悪に彩られた争いにまきこまれていく!
妖女サイベルの呼び声 | 著訳者,マ行,マ,マキリップ, パトリシア・A | ハヤカワ・オンライン

真に人を楽しませる物語は、たとえどんなに幻想的な世界を語ったもの、非現実的な事柄を扱っていたとしても、きっと現実世界を映し出しているはずだと思うのです。

本作は、舞台こそ、魔法使いや、ドラゴン、騎士が出てくる、王が統治する国家がある、などとファンタジーの王道の世界観なのですが、主人公が割と年齢高め(アラサー?)ということで、少年少女の冒険物語ではありません。

愛と憎しみを見事に描き切った素晴らしい作品です。あなたの心の中にある敵意、憎しみ、許せない苦しみ、それらを受け入れ、消化できます。子どもも、大人もせひ読んでみてください。

世界の終りとハードボイルドワンダーランド/村上春樹(子ども☆☆☆ 大人★★★)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)

 

 

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

 

高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、〔世界の終り〕。老科学者により意識の核に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、その回路に隠された秘密を巡って活躍する〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活劇の二つの物語が同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国
https://www.amazon.co.jp/dp/4101001340

本作をこの記事に入れようか悩みましたが、結局入れました。 理由はやっぱり読んで欲しいから。村上春樹は否定的に語られることが多い作家ですが、私は稀有な才能を持った作家だと思っています。盲信はしていないけれど、読むと必ず何か発見がある、素晴らしい作家だと思っています。。

同時に彼はカテゴライズするのが難しい作家です。リアリズム小説も書きますし、もちろんノンフィクションだって、翻訳小説も扱います。そして、本作のような、現実と非現実が自然と交わったような作品も書くのです。

本作では明らかにファンタジーの世界観を持ち込んでいます。ただし、『世界の終り』の幻想的な世界は、いわば自己の内面の世界にあります。不思議の国は開かれておらず、閉ざされた世界なのです。
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それが『ハードボイルドワンダーランド』の現実世界と絡みあうように物語が展開されていくので、読者は味わったことのないような不思議な感覚に陥ります。村上春樹の技量の高さが存分に発揮されています。

村上春樹の初期の名作です。ファンタジー小説は大好物だけど、村上春樹はちょっと、という大人にオススメの一冊です。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

すぐにどんな世界へだって飛び出せるファンタジー小説。子どもの感受性を高めるのにも、大人の価値観を見直すのにも、おすすめです。

 

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