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スコット・フィッツジェラルドおすすめ小説ベスト5作!【お金に翻弄された天才作家】

小説
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脳内センチメンタル旅行へのスイッチ 

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1925年には3作目の長編小説『グレート・ギャツビー』が出版されている。後世、この作品によってフィッツジェラルドは、1920年代アメリカのいわゆる「ジャズ・エイジ」や「フラッパー」の象徴としてのみならず、20世紀アメリカ文学全体を代表する作家の仲間入りを果たした。

フィッツジェラルドは小説を書くことに関しては真面目な人間であったが、ニューヨークの社交界における妻ゼルダとの奔放な生活を満たすほどの収入は得られなかった。
そこで彼は、日刊紙や雑誌に短編小説を書きまくり、自身の小説の映画化権を売って生活費を稼ぎだしていた。彼は生涯にわたって金銭的なトラブルに悩まされており、しばしばマクスウェル・パーキンスなどの編集者から原稿料を前借りしていた。
F・スコット・フィッツジェラルド - Wikipedia

失われた世代(Lost Generation)と呼ばれた小説家の世代の代表的作家です。第一次世界大戦を経験したことで、価値観の変革が起こって生まれた世代のことです。いわば”ニュータイプ”ですね。
フィッツジェラルド意外には、ノーベル賞作家のヘミングウェイウィリアム・フォークナーら文学畑の作家、ハードボイルド作家のレイモンド・チャンドラーなどもこの世代です。
フィッツジェラルドは長編を主戦場としたいという希望をもった、文学的には非常にまじめな作家で、事実長編は無茶苦茶素晴らしく、若いうちにほとんど文学の頂点を極めたと言っても過言ではないほどでした。
しかし、その後は不運な結婚生活で、妻への金策のためにあまり短編ばかり書いて、長編に取り組めなかったこともあるのが非常に残念なんですよね。
いや、短編も素晴らしい作品はいっぱいあるんですがね。すっからかんのエンタメ小説ばかり書くにはあまりにも才能の無駄遣い。笑
彼の本気の作品は凄まじく心に響きます。一見不幸に見えない登場人物たちの哀しみが、痛いほどに響くのです。センチメンタルで抒情的な作品を書かせたら天下一品。あなたを感情豊かな世界へ連れて行ってくれます
この記事ではそんなフィッツジェラルドのおすすめ小説5作をランキング形式で紹介します!

目次

ランキング

選定にあたってのランキングポリシーと雑感を下記↓

  • 独自ランキング
  • 抒情的な文体がセンチメンタルな気分を誘う
  • 村上春樹の訳と良くマッチする(たまに鼻につくけど)

 

それではランキングどうぞ!

5位 夜はやさし

 

若き優秀な精神科医ディックは、富豪の美しい娘ニコルと出会う。医師と患者という垣根を越えて、恋に落ち、結婚した二人。富も名声も持ち、人を惹きつけて止まないこの夫婦は、多くの友人から敬われ慕われていた。二人の子に恵まれ結婚生活も順調に思われたリヴィエラでの夏、若き女優ローズマリーが現れディックに激しい恋をしたことから、彼らの運命が大きく揺さぶられ始める――。
自伝的色彩を強く放つ、著者最大の長篇傑作。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FB4S9EE

やがて破滅していくことになる自分自身を切り取って書いたような小説です。序盤の抑制されたゆったりした展開から、スピードを上げてジェットコースターのように流れ行くテンポが気持ちいい一作。序盤は少し我慢が必要かも。
少し癪に障る表現があるものの、センチメンタル感が増大する村上春樹訳がおすすめです。 

4位 ラスト・タイクーン

 

ハリウッドでその名を知らぬ者はいない大物プロデューサー、モンロー・スターの栄光と挫折、亡き妻の面影をもつ未亡人との情事、そして死を、ひとりの少女の視点を通して描く。
フィツジェラルドは心臓発作に襲われ急逝するまで、自身の傑作『華麗なるギャツビー』を超えたいと本書に全力を傾けていた。遺された原稿と創作ノートから、本書がいかに素晴らしい作品となりえたかは想像に難くない。まさに未完の最高傑作である。
https://www.amazon.co.jp/dp/4042155065

未完の大作。
これが完成していたら、フィッツジェラルドの人生もまた変わったものになっていたかもしれません。ファン必読、ファンでなくても楽しめること間違いなし!

3位 ベンジャミン・バトン 数奇な人生

 

老人として生まれ、若者へと時間を逆行して生きるベンジャミン・バトン。しかしその心は同世代の人間と変わらず、青春時代の苦悩や恋愛や結婚を経験し、戦争などの逆境に果敢に挑んでいく。不思議な人生を歩みつづける彼を、最後に待つものは……。
(「ベンジャミン・バトン」)20世紀を代表する伝説的な作家による、ロマンあふれるファンタスティックな作品を集めた傑作選。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00FB4S6OW

軽いモノも1つランクイン。ハリウッドで映画化もされたベンジャミン・バトンを3位に。
こういうエンタメ作家の一面もあったんですよね。お金を稼がなくっちゃならなかったんです。"グレートギャツビー”を既に読んだ方の2作目あたりにこれを読むと、フィッツジェラルドのグンとイメージが広がるはず。

2位 冬の夢

 

1920年代前半、フィッツジェラルドは早くも作家としての絶頂期にあった。20代にして見事に完成された天才的作家が、溢れる才能にまかせ書き上げた膨大な作品群から、『グレート・ギャツビー』の原型ともいうべき五短篇をセレクトした「若き日の名作集」。
https://www.amazon.co.jp/dp/4120040712

フィッツジェラルドは長編小説をずっと書いていたかった。けれども稼げども稼げども、妻ゼルダによって出ていくお金のために短編を書きまくっていたんですよね。
なので適当に書かれたものもたくさんあるんです。それでも無茶苦茶読ませる作品がたくさんあるんですよね。  表題作『冬の夢』は何度も読みました。
私たちが失ってしまったもの、若いということ、そんなことを考えてしまうせいか、読後には何故だか泣けてくるかも。

1位 グレート・ギャツビー

 

豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビーの胸の中には、一途に愛情を捧げ、そして失った恋人デイズィを取りもどそうとする異常な執念が育まれていた……。
第一次大戦後のニューヨーク郊外を舞台に、狂おしいまでにひたむきな情熱に駆られた男の悲劇的な生涯を描いて、滅びゆくものの美しさと、青春の光と影がただよう憂愁の世界をはなやかに謳いあげる。
https://www.amazon.co.jp/dp/4102063013

1位は”グレート・ギャツビー” !
20世紀アメリカ文学を代表する小説のうちのひとつで、世界的にも最も読まれた小説のうちのひとつでしょう。
フィッツジェラルドのこの名作を読むとき、どうしようもなくセンチメンタルな感情が読者を襲います。愛すべき登場人物がどれだけお金を手にしていても、どれだけ華やかで美しくても哀しみが満ち溢れているのはフィッツジェラルドの絶品の筆力のせいでしょう。
ぜひ英語でも読んでみて欲しい一作。"Old sport"と呼ぶ声が聞こえてきます。

おわりに

フィッツジェラルドのおすすめ小説5作をランキング形式で紹介しました!
小説とは、今いる場所とは違う場所に飛ばしてくれる脳内旅行スイッチのようなもの。フィッツジェラルドの絶品小説は、文字通りアメリカにも飛ばしてくれるだけでなく、センチメンタルで感情豊かな世界へと運んでくれます。
未読の方は絶対試して欲しい!

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