ファンの人は読まないで
あくまで一意見なので、ファンの人は読まないで欲しい。全員が同じ音楽を聞いて好き、とはならないですよね。
ということで、みんな大絶賛のSuchmosですが、イマイチピンと来ていない音楽好きもいるんだよという意見表明をしようと思います。
正直初めてサチモスを聞いた時、『あっ、好きになる!』ってピンと来たんですが、聴き込むと全然好きになれなかったんですよね~。この感覚、星野源以来でした。笑
ということで、自分なりにSuchmosに何が足りないのか、原因を探ってみました。
目次
- ファンの人は読まないで
- 目次
- ジャンル的にはどストライクなのに全ての曲が劣化版コピーに思える
- 歌詞クソダサい。裏にある"イケてるだろ俺ら感"が癪に触る
- スカして滑った?W杯テーマソングVOLT-AGE
- でも、結構聞いちゃう
- おわりに
- あわせて読みたい
ジャンル的にはどストライクなのに全ての曲が劣化版コピーに思える
まず影響を受けたとされるアーティストが下記赤字の方々。
バンド名の由来は、ジャズミュージシャンのルイ・アームストロングの愛称サッチモ。ロック、ソウル、ジャズ、ヒップホップからの影響を受けた音楽性を持つバンドである。
Suchmosはジャミロクワイ、ディアンジェロ、J・ディラに影響を受けた。特にディアンジェロのアルバム「ブードゥー」は、カーティス・メイフィールド、ダニー・ハサウェイなどを他のアーティストを「掘り下げて聴く」という音楽の聴き方をするきっかけとなった。
バンドサウンドのバランスを考えるときにはドナルド・フェイゲンのアルバム「ナイトフライ」のサウンドを参考にしている。
コード進行はアース・ウィンド・アンド・ファイアーのそれを参考にすることが多い。
その他、影響を受けたアーティストにハイエイタス・カイヨーテ。
錚々たるアーティストですよね。
で、Suchmosの曲聞いてると、実際、まんまジャミロですね!って感じのがあるある。
PINKVIBESとか、モロですよね。でも、完全に劣化版なんですよね。いや、Suchmosのバンドはレベル高いですよ。普通にまぁ上手い。例えば、みんな大好きミ◯チルとかバン◯とかより全然上手い。その他若手バンドの中でも上手い方じゃないかなと。サウンドに関しては、スタジオ盤のスネアサウンドとギターの歪み系は全然好きじゃないけど、テクはある。
しかし、本家の方は、演奏もサウンドも極上すぎるのです。レベルが違う。
Jamiroquai - Space Cowboy Montreux Jazz Festival1995
16ビートの攻めた気持ち良さがハンパないですよね。フィルインもキメキメでお酒飲みながら聞いたらトリップできちゃいますよ!!
その他の本家も当然うまいしノリがえげつない。というか日本人には出しにくいノリとも言われてますしね。ジャジーな2,4拍のノリや16分のオシャレさって。という元ネタがわかっちゃうと、萎えるんですよね。劣化版を私は聞いているのか?ってなっちゃう。
でももちろんなので、聞くとしたら歌詞かってなるわけですよね?
歌詞クソダサい。裏にある"イケてるだろ俺ら感"が癪に触る
STAY TUNEの歌詞から引用したのがコチラ↓
"Stay tune in 東京 Friday Night
Oh Good time 癒えない like the dead rising soon"
いや、ふざけてるんですよね?ネタで言ってるんですよね?
って思ってたらめちゃくちゃ本気で。こんなんかっこつけて言われても。私の感性が時代遅れなのか??もはや還暦のサザン桑田さんの方が100倍かっこいいぞ?笑
同じくSTAY TUNE より↓
"ブランド着てるやつ もうGood night
Mで待ってるやつ もうGood night
頭だけ良いやつ もうGood night
広くて浅いやつ もうGood night"
いやいや、もうもはや芸人のあるあるネタ。笑 ブルゾンちえみとかが言ってても違和感ないですよ。笑 そこはかとない『俺らかっけーだろ、そこらへんのバンドとは違うだろ』感が薄ら寒いんです。。。
念のために言っておきますが、カッコつけてるのが嫌いって言うわけではないんです。カッコイイ!って思いたいですもん、消費者からしたら。
ちなみに個人的に良い詞書くなーっと思うアーティストは坂本慎太郎。SALYUに提供した”続きを”とか最高です。意味不明なのもいっぱいあるけど。笑
salyu × salyu「続きを」(from "s(o)un(d)beams")special movie
スカして滑った?W杯テーマソングVOLT-AGE
で、またまたサチモスが話題となったW杯のテーマソングの話を。まず初めに、このカタルシスのない感動や盛り上がりが希薄な単調な曲、これは明らかにワザとです。ワザとスカしにいってます。だってW杯やらオリンピックのテーマ曲なんて、これまで感動やら愛国心を煽ったり、ような曲ばっかりじゃないですか。椎名林檎にはがっかりした
Suchmos 「VOLT-AGE」2018.11.25 Live at YOKOHAMA ARENA
個人的には良いと思いましたけどね。このアプローチ。
感動やら日本サイコーやら、敵を倒せ!みたいな安易な方向へ行ってない。自分たちのポリシー(まぁ借りものなんだけど)を貫いたってとこは良かったんじゃないかなと感じたんですが。。。
ま、結果的に引き受けてスベったので、全然イケてないんですけどね!
でも、結構聞いちゃう
めちゃくちゃにディスりましたが、結構聞いてます。笑
だって、このジャンルでこんなに注目浴びる若手アーティストって久々じゃないですか?
私みたいな、
- Jamiroquai大好き!
- Tower of Power とかBrand new heavies, Incogniteのようなキメの多いアシッドジャズにハマリ
- ジェームズ・ブラウン、在日ファンク(笑)などのド・ファンクも大好物
- Micatoneや[re:jazz]などのエレクトロニカなNu Jazzも好き
て人にはドツボなんですよ!!それだけに上に書いたような粗が目立つというか、なんというか残念なんですよね。
ただ、まだまだ若手でこれからなので、更なる進化を期待しながら、こっそりと(厳しく)応援していきたいなと思う今日このごろでした。
おわりに
気分を害されたSachmosファンの方がいたらごめんなさい。(冒頭に読まないでって書いたけど読んでくれてありがとう)まぁこういう意見を持つ人もいるってことで。
*P.S.ジャミロの新譜は賛否ありますがなかなかいいですよ
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