ポストゆらゆら帝国の世界に生きる者へ
ゆらゆら帝国が解散してしまった今、救いを求める先はどこでしょう？坂本慎太郎？いいですね。他は？海外に目を向ける？歌詞入ってくる？日本にはだれかいないの？
います。
OGRE YOU ASSHOLEが。
幽玄的・虚無的・空っぽ・サイケ......etc こういうワードにひっかかるならアナタは絶対取り込まれるはず。
知らない人は聞いてみよう！略歴をwikiから↓↓
2003年頃から本格的な活動を開始し、2005年にセルフタイトルの1stアルバムをリリース。2007年には、ロックフェス出演やメジャー・シーンのオルタナティブ・バンドとのツアーなどでアンダーグラウンド以外へも知られるようになった。
結成当初はツインギターの絡みを活かしたUSインディー・ロックの影響を色濃く反映したサウンドだったが、2011年リリースのアルバム「homely」以降、サイケロック、AOR、ポストパンク、クラウトロックなどの要素を取り込み、多様な楽曲を展開している。
OGRE YOU ASSHOLE - Wikipedia
おすすめ4曲を紹介しつつ、音楽性や哲学について、思ったままのことを書いていこうと思います。
目次
これから
個人的には歴史的名盤と言ってもいいのではないかと思うアルバム”100年後”から一曲。1曲目なんだけど、『もう終わりそう！』ってなる盛り上がりというか終末・世紀末感というか、スケールというか、、、とにかく恐ろしいほどのラスト感が詰まった曲。
普通のアーティストだったらこれは100%終盤ってかラストに持ってくると思うな。
そんな曲をまずは聞いてみて。
サイケな虚無を：泡になって
泡になって
OGRE YOU ASSHOLE
2012/09/19 ￥250
アルバム”100年後”からもう一曲。
よくゆらゆら帝国のフォロワーだとか、二番煎じだとか言われがちなOGREですが、この曲なんかは坂本慎太郎の亡霊を乗り越えていきそうなナンバーになってます。
『空洞です』が良すぎたことで、ゆらゆら帝国は終わってしまったけど、私たちにはまだゆら帝のオルタナティブ(代替品)としてだけでなく、オリジナルとしてのOGREも味わえるんだ......
ちなみに、この曲がアルバムのトリを務める曲となっておりまーす。
”これから”と対にして聞いてみてもよいかもしれませんが、歌っていることがもう、虚無。”これから”で、世界の終わりを暗示して、アルバムが流れていき、たどり着いた先は”泡になって”。やっぱり世界はからっぽだったんだ、ってことに気づかされるだけだったのかも。
あなたはどう思いますか？
また明日
また明日(Alternate Version)
OGRE YOU ASSHOLE
2013/02/20 ￥250
アルバム”Confidential”から一曲。
洒落たクリーントーンのギターで始まって、幸せを演出するようなフルートが軽やかに入ってくるイントロがおもしろい一曲。ギターのカッティングは左耳にずっと心地よい刺激を与え続けてくれるし、アクセントとして吹奏楽アレンジもオシャレ。
でもやっぱり曲自体がふわふわ浮いているんですよね。スカスカっていうか、フワフワっていうか。
狙ってやっているのですが、そういう録音が狙ってできるのは彼らの強みですね。
なくした
なくした
OGRE YOU ASSHOLE
2016/11/09 ￥250
2016年のアルバム”ハンドルを放す前に”収録の一曲。
目を瞑ってイントロ聞いてみてください。ヴォーカルが入ってからも目は開けないで、シンセの装飾音聞いて、ゆっくりベースとドラムのキックに聴覚の焦点を合わせながら少しずつ自分の気分を盛り上げていってみてください。サビでは盲目の鳥になって、大気圏を抜け出しましょう。
何言っているのかわからないって？私もわかりませんよ、言葉にできないことを言っているんですから。
おわりに
ゆらゆら帝国が”空洞です”を作り上げてしまったことで、解散してしまいました。同時に世界が終わったような感覚に襲われた人も多くいるかもしれません。
そんなからっぽの世界に、からっぽの音楽を奏でるOGRE YOU ASSHOLE。一緒に堕ちていくのも良いかもしれません。
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