目次
- 安藤裕子って?
- ランキングポリシー
- ランキング
安藤裕子って?
安藤 裕子(あんどう ゆうこ、1977年5月9日 - )は、日本のシンガーソングライター、歌手、元女優。神奈川県出身。所属レーベルはcutting edge、所属事務所はYS corporation。フェリス女学院大学卒業。
当初、音楽に対して特別な思い入れは持たず、絵を描くことなどを趣味としていたが、もの作りに携わりたいという思いから学生時代に映画や映像の職業を志す。しかし映画製作会社へ脚本を持ち込むなど就職活動をするもうまくいかなかったため、周囲の勧めもあり、勉強のため芸能事務所を通して役者の仕事をするようになった。その間、テレビドラマにエキストラとして出演したこともあった。
大学3年生のときに役者として受けた舞台オーディションで、課題として演技の他に歌を一曲歌うという条件があった。その時の歌が思いがけずオリコンの小池聰行に評価される。これがきっかけで音楽活動を始め、以後、シンガーソングライターとして歩むことになった。
彼女、根っからのクリエイターなんです。 ライブのグッズをデザインしたり、ライブ会場に飾る絵を自ら描いたり、もちろん作詞も作曲もこなす、それでいて、きれい。
妊娠を経て、また、年とともに音楽性は変わっていきます。ただ、今聞いても初期の少し青くてセンチメンタルでどこか哲学的、文学少女的な作品も色褪せていません。それに、子どもが生まれて、その子に向けて作った歌、幼なじみの母を思って作った歌、どんどん表現の幅が広がって、いつまでたってもリスナーを飽きさせない。それどころか一緒に成長させてくれるようなアーティストなので、これから一緒に年を経ながら聞くというし幸せもありますね。
また、バンド編成のコンサートも相当良くて、特にドラマーが歴代すさまじい面子!!シアターブルックのドラマーで、スガシカオのツアーなどにも参加する、超売れっ子スタジオミュージシャン沼沢尚や、aikoでおなじみ佐野康夫、フィッシュマンズ、東京須加パラダイスオーケストラの茂木欣一という、ドラマー好きにはたまらないチョイスなんです。何が言いたいかって言うと、ライブもめちゃくちゃいいよ、ということです。
新譜『頂き物』が発売されたところで、この春にもライブがあるので新譜『頂き物』をチェックしていきましょう!
ランキングポリシー
- 私独自のおすすめランキング
- 安藤裕子を知らない人向け(音楽通へのランキングではない)
- フルアルバムのみを対象
- 新譜『頂き物』は時間をかけて判断したいため今回は対象外
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ランキング
8位 shabon songs
時間をかけてじっくり仕上げた、安藤裕子渾身のアルバム。「The Still Steel Down」他を収録。宮川弾作曲によるロックステディ、沼沢尚のドラミングが冴えるセカンドラインを堪能できる。安藤が創作意欲マンマンで望んだ力作です。POPSの強さと美しさを凝縮した何度でも聴きたい1枚。(C)RS
全編を通してアレンジが素晴らしい一枚です。また、ドラマー沼沢尚がいい仕事してます。 ジャケットが、収録曲のイメージをよく表していて、素敵です。
シングル曲『TEXAS』はpopセンスの詰まった名曲です。
7位 グッド・バイ
今作は、原点回帰というコンセプトで制作された一面もあり、過去の代表曲である、「ドラマチックレコード」や「さみしがり屋の言葉達」の宮川弾、山本隆二コンビで制作された大人のための美しく切ないバラード「ようこそここへ」や、彼女の真骨頂である、溢れ出る感情を熱量高く歌い上げる「愛の季節」、ベンフォールズを思わせるようなピアノロック「サイハテ」など、カラフルで幅広い作品が収録されている。
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原点回帰とありますが、明らかに昔の彼女とは変わったという楽曲が詰まっています。『いらいらいらい』などはその典型でしょう。初めて聞いたときは戸惑いました。文字通り彼女の苛立ちが曲から伝わってきてしまったのです。
ただ、溢れる感情を歌い上げるという意味ではあながち原点回帰で間違っていないなと。下記リンクは歌唱力も上がってるなーと思わされる『サイハテ』です。
6位 あなたが寝てる間に
安藤裕子の通算8枚目となるアルバム。松本淳一をアレンジャーに迎えた映画音楽のような楽曲や、末光篤を作曲/サウンド・プロデューサーに迎えた初めてのクリスマス・ソング、そして山本隆二による目眩くポップソングなどを中心に、彼女の持ち味でもある共感性の高いバラード曲まで、幅広い音楽が一枚に凝縮され緻密に練り上げられた、ドラマチックな作品。 (C)RS
アルバム序盤、『森のくまさん』、『Live and Let die』を聞いて、暗黒時代を抜けたな、と感じられました。子育てや何やらの悩みを払拭して、吹っ切れたな、って感じ。相変わらず 壮大なアレンジが素敵な『レガート』は必聴です!
5位 勘違い
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安藤裕子の出産後初、1年半ぶり(2012年時)となるオリジナル・フル・アルバム。NHKドラマ10『彼、夫、男友達』主題歌「輝かしき日々」他、大型タイアップ・ソングを収録。「エルロイ」と並ぶアヴァンギャルドな曲や、安藤裕子節全開の心を揺らす、熱量の高いバラードなど、多彩な楽曲がつまった一枚。 (C)RS
出産後初のアルバム。心境の変化の影響か、バラードがどれも良いです。感情のこもったボーカルが素敵。アレンジも、どこか懐かしい空気を感じさせてくれます。レコードの針の音(?)とか。『それから』は安藤裕子屈指の名曲。
4位 Merry Andrew
- アーティスト: 安藤裕子
- 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング
- 発売日: 2006/01/25
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 115回
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月桂冠『定番酒つき』CMソングの「のうぜんかつら」、映画『人形霊』テーマ・ソングの「Lost child,」、日立『携帯端末W32H』CMソング「さみしがり屋の言葉達」他を収録したセカンド・アルバム。独自の世界観を持つ歌詞とメロディ、ヴォーカルが魅力。 (C)RS
初期の代表曲『のうぜんかつら』収録です。この時は美しい高音が売りでした。名曲がたくさん入っています。まだ見ぬ可能性に満ち溢れていて、どの曲も眩しくて、若い!
16ビートが気持ちいい『さみしがり屋の言葉達』は必聴です。
3位 Japanese Pop
「Paxmaveiti ラフマベティ -君が僕にくれたもの-」「問うてる」「歩く」のそれぞれ形態の異なるシングル曲3曲の他、宮川弾やベニー・シングスをアレンジャーとして迎えた全13曲収録。ジャケットと写真はレスリー・キーが担当。なお、本アルバム発表時のアーティスト写真をそのままジャケット写真にしている。初回限定特典などが存在しないオリジナルアルバムは、2ndアルバムの『Merry Andrew』以来である。ミュージック・マガジンベストアルバムJ-POP部門年間1位に選ばれた。
壮大なタイトルですが、まさにこれがJapanese Popだ、という充実の内容です。心地の良い曲だらけでありつつも、随所に尖った/凝ったアレンジが入っている、Jpopの最高到達点のようなアルバムです。
CMでお馴染み、『問うてる』はピアノとドラムのキメが気持ち良い一曲。
2位 Middle Tempo Migic
- アーティスト: 安藤裕子,山本隆二
- 出版社/メーカー: カッティング・エッジ
- 発売日: 2004/09/08
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 97回
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意外性に満ちた、でも、とても快楽的なグルーヴをたたえたファンク&ポップなメロディ・ライン。東京スカパラダイスオーケストラ、カーネーション、GREAT3のメンバーが参加し、洗練と野卑がバランス良く混ざり合ったサウンド。そして絶望と孤独をフツーに抱えながら、決して押しつけがましくない希望の光を照らしてみせる歌詞。シンガー/ソングライター安藤裕子はこの1stアルバムで、まったく新しい種類の才能をはっきりと形に表した。なめらかでエッチで繊細なヴォーカルも、魅力のひとつだ。なにはなくとも、とりあえずこの気持ちよさに身を任せてほしい。(森 朋之)
Amazon.co.jp: 安藤裕子, 山本隆二 : Middle Tempo Magic(CCCD) - ミュージック
これまでもミニアルバムを出していたが、フルアルバムとして発売されたのは今作が始めて。衝撃の一枚でした。すごい才能が現れたと思ったものです。それを支えるバックバンド陣も超充実!
これほど完成度の高くて、なのにまだまだ伸びしろを感じさせるデビューアルバムはそうそうないのではないでしょうか。
リズム隊が超気持ちいい『ロマンチック』と、既に完成された壮大な世界観の『聖者の行進』は超おすすめ!!
1位 chronicle
1.六月十三日、強い雨。
長崎の町が私にくれた経験と感情と、周りの人々に対する大きな愛を込めて。そしてアルバムの始まりを飾るエンディング。
2.HAPPY
サウンドのテーマはビートルズ。そして日本語の歌が持つ独特の感情放出。3.水玉
アグレッシブ。攻撃的。混沌。4.美しい人
とても綺麗なメロディが生まれました。Aメロ最高。5.海原の月
堤幸彦監督の描く『自虐の詩』のエンディングとして奏でた一曲です。アルバムに入ってまた一段感情を深めてくれました。6.お祭り-フェンスと唱おう-
一番楽しかった。音で遊ぶ。まさに音楽。7.Hilly Hilly Hilly.
突き抜けるような晴れた空。どこまでも広がる絶望感を蹴散らしてくれます。8.鐘が鳴って門を抜けたなら
私の母校の後輩に向けて。たった1日出逢った14歳の彼らに。9.再生
私にとってのドリーミー。憂鬱を美しく彩ってくれました10.たとえば君に嘘をついた
大人になったなぁ。出来上がったときの感想です。11.パラレル
爽快!この曲のおかげで私は前に走り出せた気がする。12.ぼくらが旅に出る理由
きんちゃん!いい!アレンジャーも仕上がりに一言漏らしました。「やっちゃったなぁ。」とても大きな作品になりました。13.さよならと君、ハローと僕
このアルバムの最後であり、プロローグである。これからの私が詰まってる。
-【楽曲試聴 & 安藤裕子「chronicle.」本人楽曲解説】
このアルバムで安藤裕子の才能は完全に花開き、完成したように思います。第一期の終わりと言うのでしょうか。デビュー作の伸びしろを全て埋めたかのような完成度です。
とにかくメロディラインが素晴らしい『美しい人』、ポップミュージックの喜び溢れる『パラソル』、ピアノとボーカルの感情表現の極みと言っていい『さよならと君、ハローと僕』何回でも聞けると思います!
ただ、決してこれ以降の安藤裕子が落ち目だとか言うつもりはありません。様々な経験を経て、より円熟味を増して、リスナーを楽しませてくれますように!
ハイパー応援しています!
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