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特別出費をおさえよう!貯金も家計管理も思い通りにする11のポイント!『ずさんな家計を整えました』

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ずぼらさんのためのお金安心塾

まず初めに、この本は家計管理ができている人のために書かれた本ではございません。ではどんな人に向けて書かれているのかというと、

  • 家計の集計はしているが、家計簿の値とサイフ、預金の値が一致しない
  • 市販の家計簿には項目が多すぎて、どの項目に何を入れていいかわからなくなって、あやふやになり、モチベーション喪失してしまう

このような、家計簿をつけるのに挫折してしまったずぼらな人です。

つまり家計簿つけられない人向けですね。え、それって家計なんて把握できるわけなくね?って話ですよね。そうなんです。

家計簿つけなくていいよ!って言ってます。じゃあどうするのか?本書にある11のポイントの1-4を重点的に順を追って見ていきましょう。

 

 

この記事の目次

家計簿よりも大事なこと、『特別支出』を切りつめろ!&人生の予算を立てよう

1. 家計簿はつけなくて良い

まず家計簿は一ヶ月ごとに締めて、つけるのが一般的だと思います。そこで管理されているものには大きく分けて2つあります。それは、『生活費』と『特別出費』です。

 

生活費は毎月の変動要素が少ないんです。逆に特別出費はその年によって変動が大きい。本当にそうでしょうか。次のポイントで、生活費と特別出費の実体を見ていきましょう。

 

2.家計の決め手は生活費よりも特別出費

本書では生活費と特別出費を以下のように定義しています。

生活費……

1ヶ月ごとに支出するもの

食費、住居費、光熱費、通信費、被服費、公共料金、などなど

 

特別出費......

生活費以外のもの 毎月は払わないけれど一年のどこかで毎年のように払うお金のこと

スーツなどの高級衣類、家の修繕費、家具購入費、ご祝儀、出産祝い、固定資産税、自動車税、月払いではない教育費(受験料、夏期講習代など)、旅行費、入院費用などなど

 

確かに生活費は変動する要素が少ないですね。逆に、特別出費の方はいつの間にか払わざるをえなくて、貯金を崩して払っている、というようなことが多いのではないのでしょうか。

 

それではどうやって特別出費を抑えていくのか、本書では家計簿をつけるかわりにやる2つのことを推奨しています。次の2つのポイントで解説します。

 

3. 年に2回の通帳チェックで家計の収支をつかむ

ここでは毎日の収支を確認するのではなく、家計の全体像を見るべし、ということが書かれています。具体的には、半年毎に、全ての口座の残高を書き出し、推移をみていくというシンプルなもの。

 

総資産をきちんと知るシンプルな方法ですね。

 

4. 特別出費のボリュームを把握する

 特別出費の把握がやるべきことの2つ目です。

本書にある特別出費一覧を見ながら年間の特別出費をざっくり計算します。すると、意外とびっくりする出費になっているものです。年間出費全体の半分なんてこともあるかも!!

おうおうにして、貯金やボーナスを崩して払っている方、多いのではないのでしょうか。まずはそれを把握しましょう

 

 

ここからはさくっと!本書にはもっと密な内容が書いてあります。

 

5. お金は出て行くものは出ていく!と覚悟を決める

特別出費は、必要最低限の衣・食・住、に直結しないものなので、機械的に考えると、必要ないのでは?と思うかもしれませんが、よりよく生きていくうえで、現実的には0にできることはありません。なのでどれだけ払うか事前に把握して覚悟を決めましょう。

6. 節約の亡者にならない

食費など1円単位で切り詰める節約には限界があります

 

7. 特別出費をひとつひとつ見なおそう

税金・保険・衣類・車・家電・交際費、イベント費・教育費など、各項目について、具体的な見直しの考え方が書かれています。一律CUT!ではなく、読者に合った見直し方を勧めています。ここは必読!!!

 

8.. ライフプランで人生の予算を立てる

 人生の設計書ですね。いつ、どれだけの予算が必要かを書いておいて、いく。ライフプラン作成のポイントもわかりやすく書かれていてGood

  • 確定なことも予定も夢もすべて書き込む
  • できるできないやお金のことは考えない

などなど

 

9. 共感できる専門家をさがし、著作や意見を参考にする

世の中には様々な家計術、節約術の方法が溢れていますが、実際に自分のタイプにあった方法を探しましょう、ということですね。

 

私はずぼらな面があるので本書の方法が気に入っています。

10. ネット検索以外の情報収集をする

これは全ての情報収集に通じますよね。当たり前ですが、一次情報より二次情報、三次情報になっていくにつれて情報の精度は薄まります。直接聞く、もしくは直接書かれたもの(書籍など)を読む、というのはまぁ精度の高い情報と言っていいのではないでしょうか。

 

11. 貯金ができないなら天引きや保険を活用する

 将来支払うお金はライフプランで把握できているので、それを先にとっておきましょう、ということです。強制的に将来のための資金を確定してしまい、残りで生活する、ということですね。

 

 おわりに

他にもファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんのコラムや、どうすれば気持よくお金が使えるかを書いた、お金に関するモヤモヤがすっきりする特別編も収録です。

割かん勝ち逃げから卒業しよう

はっとさせられました。

節約しすぎることなく、節度を持って使ってよかったと思えるようにお金を使う、そんな有意義な暮らしをしたいものです。