天に愛された才能!神がかったコード進行に倍音を鳴らす声
2012年、歌手デビュー40周年として発売された『日本の恋と、ユーミンと。』がオリコン1位を記録し、CDアルバム売り上げ枚数は、ソロアーティスト並びに女性アーティスト史上初の3000万枚を突破。後にミリオンセールスとなる。
2016年、オリジナルアルバム38枚目として発売された『宇宙図書館』がオリコン週間アルバムチャートで、初登場1位を記録。1位を記録したことにより、アルバム首位獲得数が通算23作目となり、自身が持つ、女性最多アルバム首位「通算22作」を「通算23作」に更新した。また、62歳10か月での首位獲得は、女性アーティストの歴代最年長記録を更新した。
松任谷由実 - Wikipedia
荒井由実時代は天性の才能でストーリー性豊かで新時代の幕開けを予感させてくれました(当時流行したニューミュージックとざっくりひとまとめにされていましたが、中でも大滝詠一やユーミン、山下達郎などは相当な音楽的才能を持った真のミュージシャンって感じでした)。10代で伝説的名曲『ひこうき雲』作っちゃうとかすごすぎでしょ。あと、初期のバックコーラスに山下達郎が相当関わってるとか豪華すぎです。笑
松任谷時代になると、売れっ子まっしぐらで毎年アルバムは大ヒット、ミリオンも複数曲取るし、アルバムは累計3000万枚を売り、70年代,80年代,90年代,00年代,10年代すべてでオリコン 1位を取るという生きる伝説です。
ライバルは中島みゆきとされますが売上的には圧倒的差がついてます。歌声は中島みゆきがアクが強くて個性的、どちらかと言えば本格派なのに対して、ユーミンは上手くない。笑 だけれども、分析すると倍音が鳴らされていて、不思議に癒される魅力があることがわかったんですよね。しかも天性のもので、努力したわけではないという。。。
もう才能が溢れ出しすぎてすごいとしかいいようがないユーミンのおすすめ曲10曲をランキング形式で紹介します!
目次
ランキング
選定にあたってのランキングポリシーと雑感を下記↓
- 独自ランキング
- 美しく響く和音、コード進行が細やかで技巧的
- 上手くないけど癒される歌声
- 天才的な才能で倍音を鳴らしているらしい
それではランキングどうぞ!
10位 ひこうき雲
1stアルバム『ひこうき雲』収録の1stシングル!
ジブリ宮崎駿監督『風立ちぬ』でも使われました。自殺した友人のことを書いた歌詞が沁みます。
”高いあの窓で あの子は死ぬ前も
空を見ていたの 今はわからない”
10代そこそこの女の子が、どういう気持ちで書いたんでしょうかね。何から何まで完璧な一曲です。天才的。
9位 真夏の世の夢
25thアルバム『U-miz』収録の24thシングル!
長友の流行語『アモーレ』が2016年に流行しましたが、私からしたら、アモーレといえばこっち。笑 サイケデリックで時代を感じるシンセサウンドが良いんですよね。ミリオン達成の大ヒット曲です。
8位 ルージュの伝言
3rdアルバム『COBART HOUR』 収録の5thシングル!
宮崎駿監督のジブリ映画『魔女の宅急便』でも使用されました。山下達郎の絶品コーラスワークが聞けます。史上最強レベルにコーラス上手いんですよね。山下達郎がコーラスにいるだけで、ぷわぁーっと都会感が広がる、この感覚を味わってほしい!
柴崎コウver.は違った意味でキラキラした良カヴァーです。
7位 雨の街を
1stアルバム『ひこうき雲』収録!
ユーミン自身の思い入れも相当あって、『一番好きな曲』と言って歌いだすんですよね。美しい旋律は、まるで奇跡のようです。
昔、カナダからボストンへ向かう飛行機の中、夜に目が覚めたんですよね。眼下には知らない街が不気味に広がっていて、不安な気持ちがするなかこの曲がipodから流れてきたんですよね。悟りを開いたように電撃が走りました。私にとって特別な曲。
6位 春よ、来い
26thアルバム『THE DANCING SUN』収録の26thシングル!
ミリオン達成の大ヒット曲です。小学校の昼休みによくかかってたなぁ。笑 スピリチュアルな雰囲気が美しい一曲です。この曲もですが、どうやったらこんなに美しいメロディラインがかけるんでしょうね。スゴイの一言。
震災の時の(みんなの)ver.はぐっときます。日本らしくて良い。
5位 中央フリーウェイ
4thアルバム『14番目の月』収録!
1番のAメロの一発目
”黄昏が フロントグラスを染めて広がる”
の広がる~って部分がたまらなく好きなんですよね。もう一度Aメロが繰り返されるんですが、このつなぎ目が究極に美しいんです。エンドレスリピートで聞き続けられます。今井美樹verもよいですよ。
4位 Hello, my friend
26thアルバム『THE DANCING SUN』収録の25thシングル!
ミリオン達成の大ヒット曲。なんとなくユーミンには冬のイメージがつきがちですが、夏の曲もいっぱいあるんですよね。これもそのうちの一つ。間違いなく乗りに乗っていた時期の名曲です。
3位 翳りゆく部屋
荒井由美時代のラストシングル!
椎名林檎、都はるみなど、たくさんの人がカヴァーしているんですが、エレカシバージョンが鬼のように熱いです。雰囲気が違いますが、ものすごく熱い。
2位 卒業写真
3rdアルバム『COBART HOUR』 収録!
定番の卒業ソングです。”卒業写真のあの人”は誰なんだ、という話になりがちですが、ユーミン自信のインタビューで同姓の友人、ただしモデルは教師。ということになっているようですが、そんなことどうでもいい。笑
聞き手自身の解釈でよいんですよね。大切な友人、片思いしていた人、先生、、、この曲を聞けば、みんなそれぞれの”あの人”が思い浮かぶ普遍的な名曲です。
1位 やさしさに包まれたなら
2ndアルバム『MISSLIM』収録の3rdシングル!
宮崎駿監督のジブリ映画『魔女の宅急便』でも使用されました。アルバムver.の方が有名で、アコギのカッティングとスティールギターの響きに心癒されるんですよね!
コード感が圧倒的に美しく、聞けばすぐさま心がやさしさに包まれる最強曲です。
ちなみにシングルver.もいいんです。ゆったりテンポ。
おわりに
ユーミンのおすすめ10曲をランキング形式で紹介しました!
めちゃくちゃ丁寧に和音が鳴らされて、コード進行が気持ちよすぎる。天才的なソングライティングに加えて、倍音を鳴らす声。もう反則です。普遍性のあるテーマを持つ歌詞も合わさって、これからもずっとずっと残っていくこと間違い無し!