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浦沢直樹のプロットに翻弄され、絵に惚れ惚れする作品6選!

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 手塚治虫オタクが大漫画家に

就職活動時に小学館に編集者としての面接を受けた際、ついでに持って行った原稿「Return」が新人賞に入選、これを機に1年で芽が出なければやめるつもりで漫画家を志す。アシスタント等を経て、1983年に「BETA!」(『ゴルゴ13 別冊』掲載)でデビューし、1984年開始の「踊る警官」で初連載する。

●受賞歴

1982年 - 第9回小学館新人コミック大賞一般部門入選(『Return』)
1989年 - 第35回小学館漫画賞(『YAWARA!』)
1997年 - 第1回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(『MONSTER』)
1999年 - 第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞(『MONSTER』)
2000年 - 第46回小学館漫画賞(『MONSTER』)
2001年 - 第25回講談社漫画賞(『20世紀少年』)
2002年 - 第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(『20世紀少年』)
2002年 - 第48回小学館漫画賞(『20世紀少年』)
2004年 - アングレーム国際漫画祭(フランス)最優秀長編賞(『20世紀少年』)
2005年 - 第9回手塚治虫文化賞マンガ大賞(『PLUTO』)
2005年 - 第7回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(『PLUTO』)
2008年 - 第37回日本漫画家協会賞大賞(『20世紀少年』『21世紀少年』)
2008年 - 第39回星雲賞コミック部門(『20世紀少年』『21世紀少年』)
2011年 - アイズナー賞(アメリカ)最優秀アジア作品賞(『20世紀少年』)
2011年 - アングレーム国際漫画祭(フランス)インタージェネレーション賞(『PLUTO』)
2012年 - ACBDアジア賞(フランス)(『PLUTO』)
2013年 - アイズナー賞(アメリカ)最優秀アジア作品賞(『20世紀少年』)
浦沢直樹 - Wikipedia

漫画界の巨匠と言っても良いレベルに達しつつある浦沢直樹。 手塚治虫の筆跡とか真似させると職人技の名人芸を見せてくれるほどの”手塚治虫フリーク”で、影響を受けた作品はたくさん。
大ヒット作から話題作まで、漫画オタクはもちろん、ちょっと変わった漫画が好きな読者、ライトな読者、全てを取り込んでしまう筆力とプロットが魅力です。
この記事ではベスト6作品をオリジナルランキング形式で紹介します!

目次

ランキング

選定にあたってのランキングポリシーと雑感を下記↓

  • 独自ランキング
  • 絵はやっぱり上手すぎ
  • 大風呂敷を畳みきれているのかわからないけどとてつもなくすごいものを読んだ気になる

 

それではランキングどうぞ!

6位 MONSTER

 

人の命を助けるはずのメスが、怪物を産み出すことになろうとは!! 激動のヨーロッパを舞台にした、戦慄のサイコ・サスペンスいよいよ発進。
https://www.amazon.co.jp/dp/4091836518

浦沢直樹は『何かが起こりそうな予感』を描くのが無茶苦茶巧いです。実際に起きたことを描いてで感情を揺さぶるのではなく、想像させることで感情を揺さぶるのです。MONSTERはその手法がピッタリきていてすさまじいサイコサスペンスが生まれています。ただ、死ぬフラグが簡単に見えすぎるところ(多くの作品でそうですが)だけが残念かな。
リアルタイムでは読んでいなかったので、狂ったように一気読みしました。

5位 YAWARA!

 

浦沢直樹が打ち立てた、スポーツ漫画の金字塔―― 世に女子柔道ブームを巻き起こした大ヒット作
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これは外せないでしょう。恐らく”ヤワラ(ちゃん)”と言えば谷亮子のイメージがついちゃっている人も多いと思いますが、元祖はこちら。
柔道マンガっていう発想がスゴイ。”MONSTER”などの、サスペンス的なシリアスさが全然ないので、初めて読むにはこれが良いかも。

4位 MASTERキートン

 

日本人の父とイギリス人の母を持つ、平賀=KEATON・太一は、大学で考古学の講師をしながら、保険のオプ(調査員)をしている。また、英国軍のSAS(英国特殊空挺部隊)で、サバイバル術の教官をしていたという経歴を持つ。そんなキートンの夢は、考古学者として、幻のドナウ文明を発掘すること。 異色の探偵、ここに登場!!
https://www.amazon.co.jp/dp/4091841619

浦沢直樹にスパーマンを描かせたらこうなるのか、っていう感じ。普段は冴えないけど、本気出せばスゴイ奴、っていうパターンみんな好きですよね。笑 エピソード毎にテーマがあって、人生哲学的にも、知識的にも唸らされる回がたくさん。
とにかくワクワク感が止まらない作品です! 

3位 BILLY BAT

 

1949年、アメリカーー『スーパーマン』『ワンダーウーマン』に並ぶ人気漫画『ビリーバットシリーズ』を描く、ケヴィン・ヤマガタのもとに、彼が描くキャラクターと同じものを以前日本で見たという情報が入った。ケヴィンはその真偽を確かめるため日本へと渡るーー
浦沢直樹と長崎尚志の強力タッグがつむぐ、最新作! コウモリが歴史の深淵を照らし出すーー
https://www.amazon.co.jp/dp/4063728129

手塚治虫”火の鳥”ばりに、時間軸も場所も超えながら世界を語り直そうとする意欲作!
太陽のフェニックスじゃなく(月の)コウモリっていうのが謙遜しすぎって感じはしますが。笑 大風呂敷の構え方はいつもどおりスゴイです。
ただし、やはり火の鳥を超えることは出来ないですね。哲学的・思想的にあれの上を超えられるものはないでしょうから。

2位 PLUTO

 

人間とロボットが共生するようになった時代。スイス最強のロボット、モンブランが殺された。同じ頃、ドイツのロボット法擁護団体の幹部が殺害された。 二人の遺体の頭部には“角”のような物がほどこされていることからユーロポールが誇る高性能刑事ロボット、ゲジヒトは同一人物による犯行と考え捜査を進める。
ゲジヒトは犯人の標的が自分を含めた7体の、大量破壊兵器になりうるロボットたちだと考えるが、その裏に隠された陰謀に巻き込まれていく。
https://www.amazon.co.jp/dp/4091874312

非常によくまとまった作品です。伏線だらけで回収できてないような後半が特になく、美しい物語になっています。
毎巻末にあるメッセージ(手塚治虫家族含む関係者からの解説など)が熱いです。とにもかくにも手塚治虫愛が伝わるし、浦沢直樹しかこの手のオマージュはできないだろうという出来。全てのエピソードが温かく泣けるものばかりなのも良い! 

1位 20世紀少年

 

無事、2016年を迎えられた人類へ捧ぐ。 浦沢直樹が世に放ち、日本中を席巻することとなった大ヒット作、『20世紀少年』。 来年完結10周年を迎える本作が、雑誌掲載時のカラーを再現した完全版として遂に登場! 作中では、2015年に人類は滅亡―― 以降、西暦は「ともだち暦」と改められる。 まさに、今読むべき黙示録。
https://www.amazon.co.jp/dp/409187536X

最大のヒット作!
はっきり言って後半はかなりガチャガチャしてます。反則じゃね!?っていうような展開もあったりするんですが、圧倒的に読ませられてしまうんですよね。おもしろいから。笑
伏線ばっかりあって、謎ばっかり散りばめて、先へ先へ読ませようとするのはズルいけど、雰囲気と画力とキャラの魅力とプロットの良さに読ませられるんですよね。名作。 

番外編:21世紀少年

 

決着つけなきゃならないことがある。 「もうすべて終わったのよ!!」 「ところが…終わってないんだ……」 史上最大のロックフェスは幕を閉じ、 “ともだち”は死んだ。 人類は勝利し、仲間達のもとに、あの“旗”も取り戻された。 しかし、ケンヂには、“ともだち”から残された、宿題があった―― オリジナル版単行本『21世紀少年』上下巻をまとめて1冊に収録。 浦沢直樹による大ヒット本格化学冒険漫画、カラー完全再現、 そして……描き下ろしの「完全版エンディング」も収録!
https://www.amazon.co.jp/dp/4091875440

絶対に20世紀少年を読んでからにしたほうが良いけど、絶対に読んだ方が良いです!絶対にね! 

 

おわりに

浦沢直樹のおすすめマンガ6作をランキング形式で紹介しました!
伏線が張り巡らされ、謎が謎を呼び、気がつくと先が知りたくてたまらない状態になっちゃう作品が多いです。中毒性高すぎ。

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