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トルストイおすすめ小説!世界的文豪の名著厳選5作をランキング形式で紹介

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世界的文豪の哲学・思想は古びない

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世界的な文豪で、世界文学ベスト100や、数々の名著ランキングでトップを含む上位入賞が常連のトルストイ。

レフ・ニコラエヴィチ・トルストイは帝政ロシアの小説家、思想家である。フョードル・ドストエフスキー、イワン・ツルゲーネフと並んで19世紀ロシア文学を代表する文豪。英語では名はレオとされる[1]。
代表作に『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』など。文学のみならず、政治・社会にも大きな影響を与えた。非暴力主義者としても知られる。

レフ・トルストイ - Wikipedia

ロシア文学って難しそう、って思って敬遠していませんか?
確かにロシア文学には何回なものもあります。その中で、トルストイはサクッと読める短編であったり、長大であってもエンタメ要素がとても濃い小説が多くて、読書好きであれば苦なく読めるものばかりです。
実際、ドストエフスキーやサマセット・モームと言った文学界の重鎮が評価しているというだけでなく、世界中でベストセラーになり、一般読者からも愛されているのです。
更に、テーマも、恋愛や死ぬこと、生きること、身近なものを扱ったものが多いです。時代設定・舞台設定はスケールがでかすぎたり、古びたりしていますが、人の恋愛や生死というテーマが古びることはありません。圧倒的な感情の揺さぶりをぜひ体験してください!
この記事では、読みやすい短編もチョイスしながら、おすすめ小説5作をランキング形式で紹介します

目次

ランキング

ランキングポリシーと選定にあたっての雑感を下記↓

  • 独自ランキング
  • 読みやすい短編からもチョイス
  • 長編はどうやって書き上げたのか、質・量ともに圧倒的
  • テーマ・哲学は濃厚ですが、エンタメとしても抜群におもしろい

 

それではランキングどうぞ!

5位 光あるうち光の中を歩め

 

欲望や野心、功名心などの渦巻く俗世間にどっぷりつかっている豪商ユリウスと、古代キリスト教の世界に生きるパンフィリウス。ユリウスは何度かキリスト教の世界に走ろうと志しながらも、そのたびに俗世間に舞いもどるが、しかし、長い魂の彷徨の末についに神の道に入る。
──福音書に伝えられているキリストの教えに従って生きよと説いた晩年のトルストイの思想を端的に示す。
https://www.amazon.co.jp/dp/410206012X

キリスト教の理想について語られた短編集。
日本人である我々に馴染みは薄いですが、進行とは、生きるとは、という問いに、美しい純粋な答えを提示してくれています。会話ベースで構築される理想論はギリシア哲学のようでもあります。
宗教モノならシッダールタ/シッダールタが個人的にはベストですが、これもなかなか。 

4位 復活

 

青年貴族ネフリュードフと薄幸の少女カチューシャの数奇な運命の中に人間精神の復活を描き出し、当時の社会を痛烈に批判した大作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4102060189

トルストイの技量が光る名作小説です。
 主人公の青年ネフリュードフが、かつて愛したカチューシャを助けるために奔走する、純愛小説という”てい”で書かれています。その部分はもちろん楽しめまるんですが、根底にあるのは痛烈なロシア批判です。
晩年の哲学を小説に込めて送り出した一作。

3位 イワン・イリイチの死

 

一官吏が不治の病にかかって肉体的にも精神的にも恐ろしい苦痛をなめ、死の恐怖と孤独にさいなまれながらやがて諦観に達するまでの経過を描く。題材は何の変哲もないが、トルストイ(1828‐1910)の透徹した人間観察と生きて鼓動するような感覚描写は、非凡な英雄偉人の生涯にもましてこの一凡人の小さな生活にずしりとした存在感をあたえている。
https://www.amazon.co.jp/dp/4003261933

『イワン・イリイチの死』は、何でもない男が何でもなく死んでいった。と、物語にもならなさそうな題材なのですが、自らの死生観について訴えかけてくる小説です。あなたが死というものを考えたことがないとすれば、恐怖の書となるでしょう。
打ちのめされるような読後感を感じたら、あなたの生き方を変えるきっかけになるはず。 

2位 アンナ・カレーニナ

 

モスクワ駅へ母を迎えに行った青年士官ヴロンスキーは、母と同じ車室に乗り合せていたアンナ・カレーニナの美貌に心を奪われる。アンナも又、俗物官僚の典型である夫カレーニンとの愛のない日々の倦怠から、ヴロンスキーの若々しい情熱に強く惹かれ、二人は激しい恋におちてゆく。文豪トルストイが、そのモラル、宗教、哲学のすべてを注ぎ込んで完成した不朽の名作
https://www.amazon.co.jp/dp/4102060014

トルストイの代表作。
”世界最高の100冊”をはじめ、数々の名著ランキングで上位に位置し、およそ得られる限りの名声を得た作品といっていいでしょう。リアリズムの申し子、トルストイが、持てる限りの技術で表層を描写し、心理を描いた芸術作品です。
読書家は必読です。
 

1位 戦争と平和

 

19世紀初頭、ナポレオンのロシア侵入という歴史的大事件に際して発揮されたロシア人の民族性を、貴族社会と民衆のありさまを余すところなく描きつくすことを通して謳いあげた一大叙事詩。
1805年アウステルリッツの会戦でフランス軍に打ち破られ、もどってきた平和な暮しのなかにも、きたるべき危機の予感がただようロシア社交界の雰囲気を描きだすところから物語の幕があがる。
https://www.amazon.co.jp/dp/4102060138

トルストイの代表作である大長編。 
どうやったらこんな小説が書けるんだというよおうな
欠点は、たくさん登場人物が出てきて、誰が誰かその度にこんがらがることぐらい。笑
現代はインターネットがあって、人物相関図や、読み方指南が簡単に見れるから良いですが、当時の人はすべからく相関図を作成していたんでしょうか?
テーマも重厚で多岐にわたっていて、人生の全てが詰まっています。村上春樹が言うところの”総合小説”のようなものです。すごいの一言。

おわりに

トルストイのおすすめ初応接5作を紹介しました!
全ての小説の中でトップのおもしろさと言われることも多い『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』からではなく、短編から読み始めると抵抗なく入っていけるかもしれません。
時代は変わっても、人間の本質を捉えた名著は古びないので、気になったらチェックしてみてください。人生観が揺さぶられるはず。

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