フロントマン山口(Gt.Vo.)の流行の少し先を行く戦略性がスゴイ!
言わずと知れた人気バンドサカナクション。 PVも無茶苦茶凝っていてお洒落、かつエレクトロ/ダンス×Rockという現代的な組み合わせが凄まじく時代にFit!
それに、どこか懐かしいサウンドも混ぜてきたりして、若者だけでなくあらゆる世代から聞かれているんですよね。
4つ打ちのダンスのノリの良さと、お洒落かつ気持ちいいサウンドがどんな気分もアゲてくれます。更に、詩や俳句が好きな作詞:山口が、たくさんの仕掛けを歌詞の中に入れていて、それを解いていくのもまた楽しい。更に更に、PVが無茶苦茶凝っていて、ずっと聞いて、見ていられるような仕掛け作りも上手い。更に更に更に、毎回あっと驚く仕掛けだったり、新しさを新曲シングルに入れてくるので、いつも新鮮な気持ちに。ライブも無茶苦茶演出が良い。
現代最強クラスじゃね?って感じのバンドです。おすすめ曲を熱を込めてランキング形式で紹介します。
目次
ランキング
- 独自ランキング
- なるべく時代に偏りなく選んだ
- 初心者の方が聞いても良さがわかりやすいキャッチーな曲が中心
それでは早速ランキングどうぞ!
12位 ネイティブダンサー(シンシロ)
ヘビロテ必須の名曲!ピアノとヴォーカルだけで始まる序盤からストリングス、そして電子音が重なっていくのは本当に美しい!新しい!
エレクトロニカ/ダンスとロックを融合して新世代感が丸出し、最先端のJPOP/ROCKを切り開く足音がする名曲です。
11位 アルクアラウンド(kikUUki)
サカナクション - アルクアラウンド(MUSIC VIDEO)
終盤のシンセサウンドが無茶苦茶かっこよくて痺れます!コーラスも印象的ですし、この曲ではザキオカさんほんといい仕事してます。
あとPVすごく洒落てるんですよね。シンプルにすごく凝ってる。動画も含めてトータルプロモーションするぞ!っていう気概が感じられるので、おう、着いていくぞ!ってなるんですよね。PVは一番好きかも。
10位 『バッハの旋律を夜に聞いたせいです。』(DocumentaLy)
中毒性の高い一曲。私はこの曲聴くたびにスーファミサウンドが懐かしくなるんですよね。表現に制限がある(音質面で)はずなのに、かっこいい、みたいな。RPGのラスボスバトルサウンド、どうしてそんなにかっこいいんだ?みたいな感覚です。
曲名にもあるバッハの『チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV.1052』の旋律がフィーチャーされていて、キーボーディストのザキオカさんが弾いているとか。
PVのダンスはひたすらシュール。小島よしお......
9位 三日月サンセット(GO TO THE FUTURE)
私がサカナクションにハマったきっかけの曲。むちゃくちゃクール。山口が高校生の時に活動していたダッチマンというバンドで演奏されていたとか、高校生でこれはむちゃくちゃすごい。意味不明。
このPVの山口ビジュアルは目力に野心が出すぎてあまり好きじゃない。。。笑
8位 ナイトフィッシングイズグッド(NIGHT FISHING)
ノリノリのダンス・チューンではないナンバーも一曲。と言っても基本は四つ打ちなのでゆったりノレます。中盤のクイーンを想って作られた合唱からの、テンポアップはしてやったりなんでしょうね。やられてしまいます。
曲名にフィッシングという言葉が入ってるのは、大の釣り好きとして有名な山口らしさが出てますね。
7位 アイデンティティ(DocumentaLy)
この曲も本当にウマい!キャッチーでエンドレスリピートしちゃう上に、フェスとかで大合唱させることを狙ってるサビもそうなんですが、歌詞が本当に若者に刺さるだろうな、と。
アイデンティティって?自分って?とは、若者が誰しもが考えることですよね。しかも音楽好きでこじらせ気味な若者とか特にね。そこを的確に狙ってくる戦略性がほんと強い。サカナクション強い。
6位 白波トップウォーター(GO TO THE FUTURE)
『三日月サンセット』と同じく、山口が高校生の時に活動していた ダッチマンで演奏されていた曲。いや、高校生でこのサウンドはクールすぎでしょう。笑
エレクトロニカ、レイ・ハラカミに思春期に影響を受けていたからって、こんな曲かけますかね。いや、すごいっす。お気に入りなのは2番のメロのベースライン。もうね、無茶苦茶気持ちいいんです。内臓が踊りだす感覚。必聴です。
5位 多分、風。(次回作収録?)
まだあまり聴けておらず評価が固まっていませんが、自分的にすごいブームの予感がする!どこかYMO感もあったりして、ワクワクが止まりません。聞き込み次第では1位になるかも。。。
4位 新宝島(次回作収録?)
『バクマン』の映画主題歌として依頼があった曲。もちろん漫画の神様手塚治虫の『新宝島』から影響を受けていますし、曲調も音色もレトロ感溢れる仕上がりになっています。
どの世代を狙っているんだ?と思いそうですが、レトロとは言え4つ打ちのリズムの中に洗練された音がたくさんあって、結局若者が熱狂できるというね。全世代が大満足の一曲です。
3位 ミュージック(sakanaction)
初期を思わせるクールな曲調なんだけれども、サウンド、PV、コーラス(合唱)どれをとっても数段レベルアップしていて感激してしまう名曲!
サカナクションの魅力って、どんどん先へ先へ、先端へ先端へ鋭く向かっていくと同時に、リスナーを引っ張って行くところだと思うんですよね。こんな曲が欲しい、という期待にただ答えるだけでなく、その少し先へ曲を置いておいて、リスナーがそこへ向かって進む、みたいな。だから常に新しいし、それが楽しい。
2位 夜の踊り子(sakanaction)
サカナクションはずっと聞き続けているのですが、もう一度一からきちんと聞こう!と、私に熱い再ブームをもたらしてくれた曲がこれ。
PVがかっこよすぎるのと、狙う方向性が無茶苦茶素敵だと思ったんですよね。文化的な日本らしさが普段の生活には消えちゃってる中、NEO EDO CITYなんてのが日本にあるとしたら、夜な夜な若者たちはこんな風に踊ったりバンドしたりする気がしませんか。文化を作るってそういうことだなって。
リスナーに憧れをもたせてくれる一枚です。
1位 目が明く藍色(kikUUki)
山口が構想9年、憧れのレイ・ハラカミにリミックスを依頼するも、スケジュールが合わず、亡くなってしまいおじゃんになったという一曲。この曲(とグッドバイ)を作って、解散しても良いというようなところまでいったほど、気持ちが入った曲。
何と言っても構成がすごい。中盤の緊張感は聞いて、歌詞を感じた人にしかわからない感覚ですが、気合入っているな、と。表現者としての気迫が凄まじくて、わけのわからない感動で圧倒されます。
こんな曲に出会えて良かった。全ての音楽好き必聴。
おわりに
あの曲が入ってない!みたいなツッコミがファンからは入ってそうですが、まずはこのランキングの曲を聞いてみてください!
流行りの曲、っていうだけでなくて、流行りの一歩先を行って、流行らせる戦略性がすごい。今後も期待大です。
あわせて読みたい