CMソング、SMAP、NHK、アニメにゲーム、聞いたことのない人はいない菅野よう子
広告業界で多数のCMソングを作曲。1998年にCM音楽賞の最高峰ともいえる三木鶏郎広告音楽賞を受賞した。また、映画監督の中島哲也や石川寛とはこの分野で知り合い、テレビドラマや映画の音楽を担当している。
1994年の『マクロスプラス』よりアニメのサウンドトラック(劇伴)製作を担当。アニメ監督の河森正治や渡辺信一郎とは以後の作品でもコンビを組むことになる。日本ゴールドディスク大賞(アニメアルバム部門)を受賞した『カウボーイビバップ』ほか『∀ガンダム』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』などの音楽を担当し、『創聖のアクエリオン』の同名主題歌などのシングルヒットも生む。また、声優の坂本真綾を十数年にわたり、音楽面でプロデュースした。
アニメやテレビCM、実写映画、ドラマの音楽製作を主な活動の場とし、それらと並行して今井美樹、小泉今日子、SMAPなどの歌手への楽曲提供・プロデュースも手がけている。過去に手がけたサウンドトラックの楽曲がテレビ番組のBGMとして頻繁に使用される。
他には、代表的なCM音楽をまとめたアルバム『CMようこ(英語版)』『CMようこ2』をリリースしている。
2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震では出身地の宮城県が被災地となったが、発生翌日に応援ソング「きみでいて ぶじでいて」をYouTube上で公開し反響を呼んだ。同年の第62回NHK紅白歌合戦ではオープニングテーマ「1231」を担当。2012年にはNHK東日本大震災プロジェクトのテーマソング「花は咲く」を作曲し、同年の第63回NHK紅白歌合戦ではコーラス指揮と審査員に招かれた。その後もNHK関連の仕事が続き、連続テレビ小説『ごちそうさん』、大河ドラマ『おんな城主 直虎』の音楽を担当する。
2013年、中国の北京大学と明治大学が連携して開催した「第5回日本マンガ・アニメ文化先端講座」でゲスト講師を担当する。
2018年、米国アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーの会員の一人として招待される。
菅野よう子 - Wikipedia
”ココロも満タンに♪コスモ♪石油”
”何のもっかな♪ビタミンウォーター♪”
その他にも多数のCMソングを手掛ける菅野よう子。聞いたことない人はいないはず。SMAPやUAにも楽曲提供をしていて、アニメのサウンドプロデュースも多数手掛けています。代表的なのは”攻殻機動隊”、”マクロスF”、創世のアクエリオン”、”ターンAガンダム”、などなど。
どんなテイストの曲でも作れます。ジャズ、オケ、ブルースにフュージョン、ロックにアイドルソング、ケルト系民族音楽、EDM、サイバーパンク風電子ノイズ音楽......etc。
現代きっての作曲家と言えると思います。この記事では、そんな天才菅野よう子のおすすめ曲ベスト10をランキング形式で紹介します。
目次
ランキング
- 独自ランキング
- 曲だけで判断(原作アニメ見てないものがほとんど)
- 時代に偏りなく選んだつもり
それではランキングどうぞ!
10位 トライアングラー/坂本真綾 (マクロスF)
坂本真綾と菅野よう子の名コンビの大ヒット曲!ホント、名コンビです。
メロディラインのキュートさ、コーラスの美しさ、アレンジの丁寧さ、完成度めっちゃ高いです。こういうのでも、菅野よう子は割りと一瞬で作っちゃうんだろうなー才能に嫉妬。
9位 VOICES/新居昭乃 (マクロスプラス)
無機質だけど心に響く、菅野よう子が得意とする世界観の構築の原点と言っても良いのではないでしょうか。この作品で評価を得るステップアップ的作品になりました。
小鳥のさえずりだけをバックにボーカルを取る部分にグッと来ます。
8位 IN MY DREAM/真行寺恵里 (ブレンパワード)
ピアノのイントロで、バラードか?と思わせておいてからの、歪んだギターが鳴るロックチューン。アウトロのリフ連発がめちゃくちゃ気持ちいい。”ガンダム”でおなじみ富野由悠季作品の他の作品にも、菅野よう子は楽曲提供しています。
カラオケで絶対盛り上がるんですが、サビのハイトーン誰が出んねん!ていうぐらい突き抜けてます。笑
7位創聖のアクエリオン/AKINO (創聖のアクエリオン)
サビの”あ・い・し・て・る~~”が気持ちいい1曲。
イントロのギター、メロのアコギのカッティングがむちゃくちゃかっこ良いんですよね。カラオケで100%盛り上がるブチアゲ曲です。
6位 rise/Origa (攻殻機動隊)
空間系のエフェクトがたまらなくクールな攻殻機動隊2nd season主題歌。DVDとかでアニメを見てたときも、かっこ良すぎて早送りせずにこれは毎回聞いてました。笑
サビ(?)とか4つ打ちなんですが、ベース音がヘビーすぎるからか、ダンス感はあまりなく、心臓の鼓動のようなイメージ。それがまた良い。
5位 Tank! シートベルツ (カウボーイビバップ)
シートベルツは、菅野よう子の盟友の今堀恒雄(gt.)、渡辺等(ba.)、佐野康夫(dr.)、三沢またろう(per.)、本田雅1人(sax.)らと、菅野よう子(key.)が組んだジャズバンド。
ウッドベースかっけー佐野康夫のドラムが最高にかっこいい!スネアがちょうど気持ちいいところにピッタリはまるので最高です。
4位 花は咲く (NHK東日本大震災プロジェクトテーマソング)
どうしようもできない、ただただちっぽけで情けなかった気持ちにそっと寄り添ってくれた思い出深い曲。
3位 奇跡の海/坂本真綾 (ロードス島戦記)
ゴールデンコンビ、坂本真綾&菅野よう子の初期の名曲。むちゃくちゃいい。世界観が美しすぎる。。。!幻想的なコーラス、船上波に揺られるようなビートの表現、寂しげなストリングス、どれもセンス◎。
このコンビは本当に最強で他にも”パイロット”、”マメシバ”、”プラチナ”、”tune the rainbow”などなど、名曲がいっぱい。たくさん聞いて欲しい。
2位 月の繭/奥井亜紀 (ターンAガンダム)
美しくて切ない旋律&編曲をさせたらとてつもなくいい仕事をする菅野よう子。素晴らしい名曲を世に残してくれました。
曲を聴くだけで夜や月のイメージが浮かぶのです。ハープがとても美しい。菅野よう子はこの音を鳴らせば夜、月夜、そういうのが瞬時に計算できるんでしょうね。
これはエンドレスリピート確定です。
1位 replica/Ilaria Graziano (攻殻機動隊 S.S.S)
Replica - Solid State Society OST
もうこれは最強にかっこいい一曲。
攻殻機動隊のサイバーSFの世界観そのものがまず相当クールなので、それを再現するのってムズイよ、というところなんですが、流石は菅野よう子。いとも簡単に世界観を損なうどころか盛り上げる曲を作っています。作品の素晴らしさも相まって、もはや芸術的。
中盤のキメのベース音の残響......からの電子音で再び始まるビートが無茶苦茶かっこいい!!
攻殻機動隊の楽曲は他にも幻想的で壮大な”トルキア”、Origaのvocalが素晴らしい”player”や”inner univerese”、演奏が半端ないフュージョンナンバー”ヤキトリ”などなど、聞きごたえのある曲がたくさんあります!サントラ必聴です!
おわりに
菅野よう子のおすすめ曲ベスト10をランキング形式で紹介しました。
CMソングから、SMAPやUAなどのJPOP、アニメ全般にゲームにも楽曲提供、ジャンルもロックにJAZZにシンセ多用のアドルソングからダウナーなEDM、ブルースにフュージョン、石川さゆりの民謡をテーマにした2019年のアルバム「民~Tami~」のような日本モノ、まで本当に何でも作ります。
器用貧乏、なんて言われることがあるけれどそうではなくて本当に作曲の天才なんですよね。凄まじい数の曲を作って、それが使われまくっているんですから。
中毒性の高い菅野よう子を是非きちんと聞いてほしい!