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21世紀最重要SF作家グレッグイーガンを読まずに死ねるか【おすすめ5冊】

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10年に1人の世界最強SF作家!

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現在生きている作家の中で、技術理論、哲学、また、それらをSF小説に組み込む力で、並ぶものはいないであろう、圧倒的才能をもった作家、それがグレッグ・イーガンです。
私はkindleで暇つぶしにSFを読もうと探していたときに、たまたま”しあわせの理由”という短編集を見つけてジャケ買いしたんですよね。

 

 

一瞬でハマりました。笑 で、調べると著名人からの激烈な人気もあるんですよね。有名どころだと哲学者・批評家・作家の東浩紀や、書評家の大森望などでしょうか。どちらも激賞しています。笑
こんな作家数十年に1人出るか出ないか、って作家なので、未読の人には絶対にチェックしてほしい。とにかくみんなに読んでほしい。そして、宇宙について、未来について、不死について、電脳社会について語り合いたい!
wikipedeiaから紹介文を↓↓

来歴

科学小説、SF小説を幼少期から親しみ、10代の初めの頃はアシモフ、クラーク、フィリップ・K・ディック、J・G・バラードなどを読んでいた。特に興味を持ったのは、15歳頃に読んだカート・ヴォネガットとラリー・ニーヴンで、それぞれの著者での特に好きな小説は「スローターハウス5」と「プロテクター」を挙げている。その後10代終わりから20代初めにかけては、ウィリアム・ギャディスやトマス・ピンチョンなどのSF以外の小説を読むようになるが、グレッグ・ベアのブラッド・ミュージックを読み、再びSF小説に惹かれるようになったという。

作風

ナノテクノロジー、量子論、認知科学、宇宙論、数学等、広範囲な分野を題材としたSF作品を発表している。ハードSFの代表的作家として挙げられることが多い。執筆に当たっては関連分野の学会誌なども参照して執筆を行う。
自作の参考文献として、例えば、『ディアスポラ』では、マーヴィン・ミンスキー、ダニエル・デネット、ルイス・カウフマンの著作を、『万物理論』ではスティーヴン・ワインバーグ、エドワード・サイード、エメ・セゼールの著作をあげている。
グレッグ・イーガン - Wikipedia

この記事では、必読の5冊を紹介します! 

目次

入門ならまずこの短編集!『しあわせの理由』

ローカス賞受賞。12歳の誕生日をすぎてまもなく、ぼくはいつもしあわせな気分でいるようになった。脳内の化学物質によって感情を左右される意味を探究する表題作ほか、仮想ボールを使った量子サッカーに興ずる人々の姿をとおして未来世界を描く「ボーダー・ガード」など九篇を収録した日本版オリジナル短篇集。
https://www.amazon.co.jp/dp/415011451X

まったくグレッグ・イーガンを読んだことがない、って人はこれから読みましょう。
一瞬でスゴさ、生半可なSF作家との格の違いに圧倒されるはず。難しい概念を理解しなくても、ワクワクすること間違いなしです。
読み終わる頃には、彼はあなたにとって特別な作家になっていることでしょう。 

徹夜必至の『順列都市』

記憶や人格などの情報をコンピュータに“ダウンロード”することが可能となった21世紀なかば、ソフトウェア化された意識、“コピー”になった富豪たちは、コンピュータが止まらないかぎり死なない存在として、世界を支配していた。その“コピー”たちに、たとえ宇宙が終わろうと永遠に存在しつづけられる方法があると提案する男が現われた……。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00RKN4876

グレッグ・イーガンが最強のSF作家だと決定付けた作品!これだけは読まずに死んではいけません。 これでもかというぐらいアイディアが詰まりまくっています。
塵理論、エデンの園配置、TVC宇宙などなど、難解な概念が多数登場します。なんとなく雰囲気だけ理解して読み進めても超おもしろくて、未知の文明に出会った感覚、センス・オブ・ワンダーが味わえます。
たくさん解説のウェブサイトがあるので、それを見ながら理解を深めて再度読むと興奮が何倍にもなります。
果たして現実世界で不死は実現できるのか!?

最難関かつ文学の到達点『ディアスポラ』

30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。ごく少数の人間だけが、ソフトウェア化を拒み、肉体人として地球上で暮らしている。“コニシ”ポリスでソフトウェアから生まれた孤児ヤチマの驚くべき冒険譚をはじめ、人類を襲う未曾有の危機や、人類がくわだてる壮大な宇宙進出計画“ディアスポラ”などを描いた、究極のハードSF。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00RSPXLT2

本は他者の人生を体験できる、とはよく言われることですが、この経験は信じられないぐらいエキサイティングです。
未来を旅し、未知を冒険し、次元や時代なんてものも悠々とび超えていくんですよね。
何を言っているかわからないと思いますが、読めば全てわかります。笑 

わかりやすい『万物理論』

すべての自然法則を包み込む単一の理論、“万物理論”が完成されようとしていた。ただし学説は3種類。3人の物理学者がそれぞれの“万物理論”を学会で発表するのだ。正しい理論はそのうちひとつだけ。映像ジャーナリストの主人公は3人のうち最も若い20代の女性学者を中心に番組を製作するが…学会周辺にはカルト集団が出没し、さらに世界には謎の疫病が。究極のハードSF。
https://www.amazon.co.jp/dp/4488711022

テクニック・技術論というよりは、哲学について書かれたもの、と言えばとっつきやすくなるでしょうか。(あるいは逆にとっつきにくくなってしまうだろうか......) ただし、いつもよりは、というレベルです。ハードな世界観はそのままあるので他の作品のファンの方もご安心を。
ストーリー的には、敵(のようなもの)が出てきたり、争い(のようなもの)があったりと、物語としてもわかりやすく、グレッグ・イーガン作品を初めて読む方にもオススメですよ。 

短編でさっくり楽しむ『TAP』

脳に作用して究極の言語表現を可能にするインプラントTAPの使用者が死んだ。その事件に秘められた真相とは?変わりゆく世界、ほろ苦い新現実……世界最高のSF作家が贈る名作全10編。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01HBBAGL8

短編はアイデア1発!というようなスカッとした作品が短時間で読めるので、じっくり深く考えさせられる長編とは違った刺激が得られるはず!
次々に異なるアイデアを自分に浴びせまくって進化させよう(脳みそ改造)

おわりに

地球最強のSF作家との呼び声高いグレッグ・イーガンのおすすめ5冊を紹介しました。読めば未知との遭遇、センスオブワンダーが体験できることを保証します。

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