韓国出身アメリカ育ち日本デビュー

韓国をルーツに持つが、アメリカで8歳から音楽大学卒業までを過ごし、そしてなぜか日本でデビューとう異色の経歴を持つCHARM PARK。
よく知らない人のために略歴を下記引用↓↓
ほぼすべての録音を自身で行い、英語詞と日本語詞を絶妙なブレンドで独自の世界観を築いている。また劇団キャラメルボックスの劇伴や映画のサウンドトラックなどの他に大橋トリオのツアーサポートや共作、南波志帆のサウンドプロデュースなどサイドワークでも大いに注目を集める。2016年12月に発表された2ndミニアルバムは全国のFM局で大量オンエアされた他に、Apple Music「今週のNew Artist」にも選出されて幅広い音楽ファンに浸透しつつある。
THE CHARM PARKが語るアメリカにも響いてきた日本の音楽3選 - インタビュー : CINRA.NET
サウンド的にはすごく冬っぽくて、洗練されたアダルトシティポップミュージックって感じ。大橋トリオをアメリカで一番聞いていたと自負する、って言えばどういう音楽性なのか伝わるでしょうか。
その一方で、くるりが好きだったり、X JAPANが好きだったりする謎の性質を持つんですよね。
ボストンの音大で磨いたギターの技術やサウンドプロデュース能力が、日本流にアレンジされてどうなっていくのか楽しみなTHE CHARM PARKの音楽性について、おすすめ5曲を用いて語ります!
目次
Favorite Songs
Favorite Songs
THE CHARM PARK
2017/11/08 ¥250
美しい......
雪の降るニューヨークシティが見えたのは私だけでしょうか。ええ、私だけでしょうね。だってCHARMくんはロス育ちだし、ボストンの大学行ってるんだから。
アコギサウンドもむちゃくちゃ良い。異国風なんだけど、日本人受けする異国風です。同じフレーズを何度も繰り返す終盤の盛り上がりはグッときます。
そしてエレキもいい音してんなぁ。
そら
くるりの”東京”が大好きって言ってたCHARMくんですが、この曲はくるりを意識しているのかな?
ピアノの入れ方、間の取り方、イントロのフレージングの温かだけど元気が出るポップさが、くるりの若いころを思い出させてくれましたね。本当にいい。幻想的なヴォーカルは岸田とは全然違いますけどね。笑
この曲聞きながら万引きとか絶対できないと思うな。サイコパスでない限り。犯罪抑止ソングになりうる。
Don't Stop
Don't Stop
THE CHARM PARK
2015/11/11 ¥150
(少し)アップテンポなのも得意なんです。
サビのフレージングとリズムパターンがむちゃくちゃ気持ちいい!
英語詞の方が、断然リズムがキレますね。まぁ言語の性質上当たり前なことではありますが。CHARMくんは英語がもちろん完璧ですが、日本語も上手いんだよなぁ。天は二物を与えずといいますが、ギターの才能に作曲の才能、英語に日本語にレコーディング技術にプロデュース能力と、ホント、天はいくつ彼に才を与えたのでしょうか......
いや、努力の賜物だって知ってはいますけどね。
ディスク
ディスク
THE CHARM PARK
2017/08/25 ¥250
ギターのリフものなんですけど、全っ然、ギターサウンドがしつこくないんですよ!めっちゃマイルド。そういうことをさらっと演っちゃうのがむちゃくちゃかっこいいんだよなぁ。4つ打ちのダンスビートなのに全然ダサく(俗っぽく)ないし。
Bメロのメロディラインにも注目してみてください。どこかヴィジュアル系を思わせるダークな展開に意外性が垣間見えます。
ちなみにCHARMくん、X JAPANが好きらしいですよ。そういうことを考えながら聞くとクスっときます。
Pillow
Pillow
THE CHARM PARK
2017/11/08 ¥250
大橋トリオが大好き、というか大橋トリオとも一緒に音楽やっているCHARMくんですが、大橋トリオばりの温かみのあるサウンドで攻めたのがこの曲。
ブラシのドラミングがすごく温かい。けれどCHARMくんの声はいつ聞いても『冬』なんだよなぁ。白い息が見えるし、雪が見えるし、孤独が見える。
きっと暗い子なんだと思うからこそ、人々の心を打つ歌が歌えるんじゃないでしょうか。傷を負っていない人には歌えない歌声ですよ、この人の歌声は。
おわりに
THE CHARM PARKのスゴさについて語りました!韓国出身でアメリカの音大まで出ているのに、日本の音楽が好きでデビューしちゃうって、相当変わっていますよね。笑
悩みや不安が混ざりながらも、美しい音で温かく包んでくれる珠玉の名曲たちを、ぜひチェックしてみてください。
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