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ブラーを音楽性の変遷とともに振り返りたい【おすすめ10曲】

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今週のお題「2018年の抱負」

ブリットポップを作って壊して再構築した男たち 

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『昔はよかった』これって万人が言うらしいですね。人間とは過去を美化する生き物。そりゃそうですよね。そうでもしないとやっていけないのが人生じゃないですか。
自分の人生に意味はあった、これからも意味があるだろう、って思えないとこれからも生きていくことなんてできないわけですから。
でも、それって、音楽には当てはまらないと思うんですよ。90年代後半のイギリスはよかった。熱かった。ブリットポップが熱かった。Oasisが、Suedeが、そしてBlurが熱かった!
知らない人のために略歴と音楽性をwikiから↓↓

1990年代以降の英国を代表するオルタナティブ・ロックバンド。デビュー当初はキンクスやビートルズの再来と注目され、1994年のブレイク時はブリットポップムーブメントの代表格として一世を風靡した。ブーム終息以後も様々な音楽性を横断しながら独創的な活動を行っている。後進のバンドに与えた影響も大きく、1990年代からのイギリスのロックシーンを代表する存在として人気は高い。
バンドは2003年にメンバーのグレアム・コクソンの脱退と7thアルバム『シンク・タンク』リリース後活動ペースを緩め、長らく活動停止状態が続いていたが、2009年にグレアムが復帰して以降再び活動を開始している。
デーモンの作る旋律に、グレアムのローファイでノイジーなギターと、それとは対照的なアレックスのポップなベースライン、デイヴの乾いたドラムの交わりによって曲の骨格が作られる。グレアムがコーラスで参加したり、全員で合唱をする場面もある。
デーモンが大体の曲のラフ・スケッチを作成するが、それをもとに各楽器のパートは4人でセッションをしたり議論をして曲作りがされるため、作曲者のクレジットは4人の名前で表記される。プロデュース作業はスティーヴン・ストリートとグレアムが中心となって行っていたが、『シンク・タンク』以降はデーモンがサイド・プロジェクトであるゴリラズなどの活動を通じてプロデュース能力を上達させたことに伴い、セルフ・プロデュース曲が多くなった。歌詞はほとんどの曲をデーモンが手掛ける。
ブラー - Wikipedia

ということで、この記事では、ブリットポップの旗手としての第一期ブリットポップ路線変更後の第二期、そして再結成後の第三期に分けて、ブラーの音楽性の違いを見ていきたいと思います!

目次

ブリットポップ時代の4曲

Girls & Boys

Girls and Boys
ブラー
1994/03/07 ¥250

ブリットポップと言えば、OasisかBlurか?って感じですが、Oasisがビートルズ直系のギターロックなのに対して、Blurはダンサブルだったり、ひねったアレンジがしてあったりと、若干変化球を投げて来るんですよね。
この曲ももちろんそんな一曲。ポップセンスと奇妙さがちょうどのバランスで混じっている名曲!
サビの部分は
”Girls who are boys
Who like boys to be girls
Who do boys like they're girls
Who do girls like they're boys”

となっていて、男のふりをする女の子のようにふるまう女の子のふりをする......みたいなのが延々続いているのでいまだにわけわかんないです。笑

End of a century

End of a Century
ブラー
1994/04/25 ¥250

名アルバム”Parklife”収録です。”Girls & Boys”も同じアルバム収録。
美メロですねぇ。ホントたまらないです。
ライバルであるオアシスは泣けるロックバラードの天才的ヒットメーカーと言われていましたが(日本でいうところのミスチルですね)、ブラーはなんかちょっと尖っているんだよなぁ。
余談ですが、アルバムでは、この曲の次曲がParklifeなんですが、この流れが秀逸。イントロに入っていく流れは超心地よい。

Chemical World

Chemical World
ブラー
2009/06/09 ¥250

初期の名曲と言えば、この曲を忘れるわけにはいきません。
イントロ何かは、ロックバンドだなーって感じで、この路線でグイグイ行っててもある程度は売れそうな予感。でもメロディラインを聴けばわかりますが、イギリスのロックバンドらしく、おかしな高音が混じって来るんですよね。メロで。この変態っぽさがイギリスでは受けるんでしょうねぇ。
別バンドですが、Suedeとかもむちゃくちゃ気持ち悪い高音出してましたもんね。大好きでしたけど。
あと、この曲、個人的にはGrapevineの”鳥”みたいだなって思うんですが、違いますかね?

Country House

Oasisのシングル”Roll with it”と、同日発売のシングル。当時強烈な敵対関係(オアシスがマンチェスターの労働者階級、ブラーがロンドンの中産階級出身ということも背景にあった)にあったため、伝説的なの煽り合戦が行われた末に、勝利した名曲!
でもアルバム売上では断トツで負けちゃったんですよね。複雑。
これも踊れるんだよなぁ。スローにね。

『ブリットポップは死んだ』以後の4曲

Song2

Song 2
ブラー
1997/02/10 ¥250

自らが時代の寵児として突っ走ってきたブリットポップブームですが、Blurフロントマンのデーモンが『ブリットポップは死んだ』と発言したのが1997年。その年に発売されたのがアルバム”Blur”です。ブリットポップブームを終わらせたアルバムとしてあまりにも有名です。
そしてその象徴的なシングルがこの曲。
え、ブリットポップじゃない!リアルタイムリスナーは一瞬で呆気にとられたでしょうね。笑 でもメディアからは高評価。

Look Inside America

Look Inside America
ブラー
1997/02/10 ¥250

そんなアルバムの中にも実は美メロ推しの曲があったんですよね。
ストリングスまで入ってるし、タイトル・歌詞にアメリカなんて単語も入れちゃうあたり、ひねくれてると思いませんか?
なので、個人的にはアルバム”Blur”は、時代を変えた一枚ではありつつも、ブリットポップの名残をほのかに残す一枚として刻まれているんだよなぁ。

Coffee And TV

ブリットポップ終焉以後の名アルバムとして名高い”13”からこの曲は外せないでしょう!(異論は認める)
ゆるさと、何よりMilkマンの冒険が超楽しい。
ええ、コメントはそれだけですよ。笑

Tender

Tender
ブラー
1998/02/25 ¥250

”13”の目玉曲かな。アルバム1曲目がこの曲。
デーモンの失恋が色濃く現れているといわれていて、イントロからセンチメンタルかつサイケデリックなニュアンスがにじみ出ていて、皮肉さやひねくれポイントが相当薄まっています。
アメリカンカントリーのかかる店で土臭いカウンターに座って聞いても違和感ないかなって感じ。肉肉しい。こういうのって、ブリットポップブームの時期にはなかったんですよ。だからこそ新鮮で好きですな。

再結成後の2曲

Ghost Ship

Ghost Ship
ブラー
2015/04/24 ¥250

2015年に”The Magic Whip”が発売され、当然のように全英1位を獲得。いゃあすごいですわね。
で、こちらの曲はゴリラズで世界中をブイブイ言わせてきたデーモンっぽさが如実に表れたナンバー。ふんわりふわふわ浮かんでいるようなノリで、ブラックソウルっぽさもあり、踊れる。
間違いなくこのアルバムの聴きどころじゃないかな。

Thought I Was A Spaceman

Thought I Was a Spaceman
ブラー
2015/04/24 ¥250

"Ghost Ship"が、あからさまにデーモンのゴリラズとしてのサウンドを詰め込んだものだとしたら、こちらにはグレアムの意思が多分に入っているんじゃないかな。
エキセントリックでナイーブで、シャイで、でも自由な、そんなグレアムっぽさがあって、相当イイと思います。
アルバムのテーマのひとつである『異国感』にもつながっています。まぁホントにSpaceman(宇宙人)なのはキミなんじゃないかな、グレアム。

おわりに

Blurの音楽性の変遷についてまとめてみました。
選曲をする中で、昔の記憶とかが蘇ってきましたが、やっぱ昔はよかったって思っちゃいますよね。だって、色んな思い出が曲とともに眠っているから。
そういう意味で当時のファンにとっては懐かしい選曲だったのではないでしょうか(ベタすぎるけど)。
これからもそんな思い出を詰め込める名曲が聴けたらいいなあ。

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