現存する世界最高のライブ・バンド
スリーピースのライブバンドってかっけーやつ多いですよね。
Blankey Jet City、ハイスタにゆらゆら帝国、洋楽だとポリスとかニルヴァーナとかがパッと思いつくところでしょうか。
単純に構成人数が少ないから出せる音数に限界があるんですが、そんなことを全く感じさせないのがMuse!
よく知らない人のためにWikiから↓↓
1999年にジョン・レッキーのプロデュースでデビュー・アルバム『ショウビズ』を制作。作風の類似性からレッキーが過去に手がけたレディオヘッドと比較される。
2000年秋から新しいアルバムのレコーディングに着手したミューズは、シンセサイザーを積極的に取り入れる一方、ベースにエフェクトを掛けて音を太くし、多重録音でギターを重ねあわせることで独特の音楽性を確立。
続く2003年の『アブソルーション』では前作のスタイルを踏襲し、「過剰なまでの轟音ギターのアンサンブルと切なく鋭いヴォーカル」をより推し進めたサウンドを展開。「エピック・ロック(壮大なロック)」と形容された。
ミューズ (バンド) - Wikipedia
エフェクトかけまくりの弦楽器(マシュー・ベラミー: Gt.、クリス・ウォルステンフォルム: Ba.)に、金物鳴らしまくりのドミニク・ハワードのドラムが炸裂するハイパーライブバンドです。
そして、シンセやピアノなんかも取り入れまくった壮大な音楽はエピック・ロックなんていわれます。エピックといえばSF映画や小説を思い出させるスケール馬鹿でかい宇宙感ですが、音楽聴いてみてください。マジで宇宙を感じられるから!
この記事ではMuseの素晴らしさについて、おすすめ7曲を紹介しつつ語ります!
目次
初期から完成していた: Muscle Museum
デビューアルバム”Showbiz”収録!
この頃からスケールがでかい音楽を作り上げてて、激ヤバっす。Radioheadと比較されていた時期ではありますが、デビューアルバムだけだったら、音楽の深み・尖りという意味ではレディヘ抜いてるんじゃないかな。
終盤、世界の破滅に向かうようなベースライン、超いかしてます。
美しすぎるピアノ×轟音: New Born
2ndアルバム”Origin of Symmetry”からはこの曲を。
イントロ、のっけからやってくれます。美しいんだけれどもどこか不穏な響きのピアノから始まって、さらに上の音域でピアノを重ねるっていうね。
ヴォーカル、ハットと徐々に音数が増えていき、ギュインギュインに歪ませたベースでド肝を抜いた瞬間、怒涛のドラミングが炸裂します!
頭打ちのリズムパターンで緊張感もマシマシで、興奮しっぱなし。
初期の超名曲: Time Is Running Out
3rdアルバム”Absolution”収録。
エピック・ロック(壮大なるロック)とも言われる世界観はそのままに、マシューの切なくて泣けてくるヴォーカルが必聴です。
Bメロのドラムパターンは叩くと楽しい、ドラマーはコピーしてみると良いかも。
衝撃のグルーヴ: Knights of Cydonia
4thアルバム”Black Holes and Revelations"収録、ライブで鬼のように盛り上がる名曲!
Museは世界有数のライブバンドだと個人的には思いますが、ライブもいい!
このドラムパターン、足がしんどいんですよね(馬に乗ってるリズム:パッパカパッパカを、騎士が駆ける風に重厚にしたリズムです)。
ドミニク(Dr.)もライブによっては単純なダンスビートに変更して叩いてるんですが、絶対にサボってんだと思うな。笑
ダンス・ダンス・ダンスロック!: Uprising
グラミー受賞の5thアルバム”The Resistance"収録。
反体制、反権力があふれ出すロックな一曲。むちゃくちゃノレるから、煽りにもうんうん頷けちゃいそうで困っちゃう。笑 サビはこんな感じ↓
”They will not force us
They will stop degrading us
They will not control us
We will be victorious
So come on”
”強制なんてされてたまるか、堕落させられて手のひらの上で踊らされるなんてゴメンさ。だから一緒にいこう、奴らをぶっ倒しに!”
て感じでしょうか。
欧米のバンドでメディア批判、権力批判ってのはよくあることなんですが、そういう曲が超人気バンドの人気曲としてライブやメディアで大々的に流れるっていうのが、日本と違うなぁって思いますねぇ。(たまに桑田さんはやらかしてるか。笑)
エレクトロニカの集大成: Madness
6thアルバム”The 2nd Law"収録。
昔からシンセを効果的に入れたり、ギターもベースもかなり歪ませたりいじったりして、サウンド面で3ピースとは思わせないような厚みだったり深みがあったんですが、このアルバムではそれを追求しきっています。
正直それはRadioheadにまかせとけよ、とか思ったりもしましたが、改めてじっくり聞くと、いい曲いっぱいあるなぁと。
というかマシューベラミーの声が切ないからこういう曲もイケるんでしょうな。
再び轟音ロックへ: Psycho
2度目のグラミー受賞、7thアルバム”Drones"収録。
2015年でもまだまだロックいけるよね?って感じさせる一作です。精神異常者の叫び声風なのが入ってたり、歪んだ声が入れられてたり、マリリンマンソンかよって思ったり。
サウンドの幅を広げた前作までも良かったけど、おばさん・おじさんには王道ハードなロックに戻ってきて嬉しいって人も多いと思います!
おわりに
エピック・ロックで宇宙を感じていただけましたでしょうか?ライブもものすごいので、ぜひチェックしてみてください!
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