和製ジェームズ・ブラウンと安定の演奏力のバックバンド
SAKEROCKのトロンボーン奏者である浜野謙太を中心に2007年に結成。ジェイムズ・ブラウンから流れを汲むファンクを日本に在りながら再認識しようとすることから在日ファンクと命名。結成当初は、「浜野謙太と在日ファンク」としてライブ活動を展開していたが、「在日ファンク」と改名し2010年1月6日にデビューアルバムをリリースした。
2011年1月末日をもってバンド初期より共に活動を行ってきた福島“ピート”幹夫(Sax)が在日ファンクから離れることを表明。それに伴い、新メンバーとして後関好宏の加入が決定。後関は、菊地成孔主宰のDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの元メンバーであり、自身の所属するバンドstimをはじめ、EGO-WRAPPIN'やSuperflyのサポートも行っている。
2014年6月13日、日本コロムビアよりメジャーデビューを発表。●メンバー
浜野謙太(ボーカル)
村上啓太(ベース)
仰木亮彦(ギター)
永田真毅(ドラム)
後関好宏(サックス)
久保田森(トロンボーン)
村上基(トランペット)
在日ファンク - Wikipedia
演奏力はもちろんですが、度々叫ばれる『村上っ!』でもわかるように、ホーンセクションへの信頼感が半端ないです。リズム隊も腕は確かですし、ギターは全曲サウンズグッド。バンドに死角はありません。
欠点であり長所でもあるのですが、歌詞がナンセンスすぎるのと、パッと聞き過激っぽいのもあったりして敬遠されがちなのが勿体ないなと。音楽的にはすごく魅力あるバンドなので聞かず嫌いは絶対もったいないので聞いて欲しい!!!
この記事では、和製ジェームズ・ブラウンと称される在日ファンクのおすすめ曲ベスト10をランキング形式で紹介します!
目次
ランキング
選定にあたってのランキングポリシーと雑感を下記↓
- 独自ランキング
- ナンセンスな歌詞とリズム感抜群のハマケンボーカル最高!
- バンド自体の演奏力高すぎて
それではランキングどうぞ!
10位 京都
1stアルバム”在日ファンク”収録。(Live版)
初期の代表曲のひとつ。演奏がやたらオシャレで、AORとかシティポップとかっも目指せるはずなんだけど、目指さないところが格好良い!
”京都アンドレスポンスするよ~”からの件、クソおもろいです。
9位 根にもってます
3rdアルバム”笑うな”収録。
よくワンフレーズだけで間をもたせられるな、と感心してしまう一曲です。ラップじゃないけど、最高のリズムに乗って会話しているかのようなハマケンのボーカルっぷりはスタジオ版でこそ活きてきます。トランペットのリフ・ソロも最高。
8位 嘘
ミニアルバム”連絡”収録。
菊地成孔もハマりまくったという噂の一曲。菊地成孔にもCKB(クレイジー・ケン・バンド)が行ききってしまってジェームズ・ブラウンになっちゃってると言わしめたんですよね。すげえよハマケン!
7位 環八ファンク
1stシングル”あいつによろしく”収録。
ゆるーいノリと演奏に脱力しっぱなしの一曲です。不協和音じゃね?っていうぐらいの脱力感を狙って出せる演奏力に脱帽です。
グダグダのMVも曲の雰囲気と最高にマッチしているので必見です。
6位 罪悪感
1stアルバム”在日ファンク”収録。
ソープに行って罪悪感を感じるという、ほんとナンセンスな曲。4分で踏まれるベードラに絡むホーンセクションの小洒落感は必聴です。
演奏がハイクオリティだからタチが悪いんですよね。ハイクオリティな悪ふざけ。
5位 ぽいぽい
4thアルバム”レインボー”収録。
リズム感が本当に最高に気持ち良い名曲。ハマケンのリズムセンスは相当秀でてます。リズムの波に自由自在に乗ったヴォーカルはもはや快楽です。
あと、全ての楽器がサウンズグッドです。演奏ほんと上手いです。当たり前ですけど。シュールすぎるMVも大満足。
4位 ぜいたく
メジャー1stシングル!
イントロから持ってかれます。ラッパかっこよすぎ。あーすげえ曲の予感だなって思ってたら入りのハマケンの叫びで再びやられるという。まんまと狙いにやられてしまっています。
メジャーデビューシングルだからか、若干気合が入っているのが逆に笑えます。笑
仰木のギターサウンドは極まっています。気持ちよすぎ。
3位 それぞれのうた
4thアルバム”レインボー”収録。
南国感溢れるグルーブが気分をアゲてくれる一曲。ドライブとかに超絶マッチします。トロピカルサウンドのギターに、いつもより疾走感5割増しの、村上&永田の最強リズム隊、絶妙なタイミングで入ってくるトランペットソロに、気持ちよすぎるホーンセクションのリフが楽しい一曲です。
ハマケンの存在感よりも、演奏に注目すべき名曲!
2位 きず
1stアルバム”在日ファンク”収録。
ライブではキレッキレなダンスかつ、ナンセンスさ、韻だけ踏む感じ、ギターサウンド、リズム隊のノリ、全部含めてほんとジェームズ・ブラウン。和製ジェームズ・ブラウンの真骨頂ですよ。
個人的にはドラムパターンが無茶苦茶好きです。裏のバッキングギターと合わせて、酔っ払いながら聞くと完全にトリップできます。
1位 爆弾こわい
2ndアルバム”爆弾こわい”収録。
リズム隊鬼かっこいい、カッティングギターキレキレ、ラッパ美しい。歌詞どうなってるのだ。本当に適当すぎて、意味がなさすぎておもしろい。『在日』ってバンド名に入っちゃってるのと、爆弾こわい、とか言うタイトル、意味深ぽい歌詞、でアブナイ人たちなのかと思われがちなんですが、全くそんなことありません。ナンセンスにひたすら格好良い集団なので、安心して聞いてください!
おわりに
在日ファンクのおすすめ曲ランキングベスト10をランキング形式で紹介しました。
和製ジェームズ・ブラウンと言われるナンセンスなファンク。それを可能にする高い演奏力のバックバンド。歌詞以外はパーフェクト。まぁナンセンスさを楽しめればその歌詞さえもプラスになるすごい人達です。音楽好き必聴。