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いつまでもこの夏を覚えておくために読みたい1冊 夏への扉/ロバート・A・ハインライン 

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夏への扉

夏への扉

 

 

超有名古典SFは伊達じゃないッ

タイムトラベルものですが、古典だけあって真新しい技術やテクニックは出てきませんので、理解を超えたり、最新技術を知らないと読めないということはありません。タイムマシン、冷凍睡眠、がなんのことだかわかれば誰にでも読めます。読書好きな小学生に背伸びして読ませてあげることもできると思います。性表現も全然ないしッ!←以外と大切と思いますねん

 SF技術としては陳腐化されたものを題材にしているのに、ずっと読み続けられているんですね。単純だけど読み進めるのが楽しい『倍返し』的展開、切れ目がなくテンポ抜群のプロット、そして終盤のカタルシス、、、エンターテイメントの大事な要素を抑えてますねん~。素晴らしい。 

自己啓発本のようにも読める

 とは言え人物の深みの表現を目指した物語(例えば純文学のように)ではないので、読む人によっては、登場人物は魅力的ではありつつも、あっさりとしたキャラクターに感じられるかもしれません。私はそうでした。

その割に、安い小説にありがちな陳腐さが感じられないのは何故だろう?と思ったのですが、それは主人公の徹底した前向きさにあるのだと気づきました。

アメリカ的ご都合主義を自己啓発に変えてエンターテイメントとして楽しむ、これが大人向けなのかなと。 

  

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

 

 

明日会社いける気がする