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きゃすのキラキラブログ

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小川洋子おすすめ小説!世界で読まれる小説10作をランキング形式で紹介【博士の愛した数式】

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第一回本屋大賞受賞の作家はスゴウデ純文学作家!

高校時代に『アンネの日記』を読み感銘を受ける。高校3年生の時、萩原朔太郎や中原中也の詩集を読む。読書範囲が広がり、立原道造、川端康成、太宰治、谷崎潤一郎を愛読する。自分の文学を求めて、大学は文芸を志す。推薦入学決定後に『万葉集』を読む。
1988年、海燕新人文学賞に応募する。大学の卒業論文として提出した「情けない週末」を書き直して『揚羽蝶が壊れる時』というタイトルで投稿。同年9月8日、海燕新人文学賞を受賞。『揚羽蝶が壊れる時』は『海燕』1988年11月号に掲載される。
1989年9月、最初の単行本『完璧な病室』(福武書店)を刊行。
1991年1月16日、妊娠した姉に対する妹の静かな悪意を描いた『妊娠カレンダー』が第104回(1990年下半期)芥川賞を受賞する。同作品はラジオドラマ化され、4日後の1月20日にNHK-FMで放送された。
2004年、記憶が80分しかもたない数学博士と家政婦の母子との交流を描いた『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞し、ベストセラーとなった。のちに文庫版は当時最速の2か月で100万部を突破した。同作は2006年に映画化された。
2004年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞する。2005年には『薬指の標本』がフランスで映画化される。
作品集『妊娠カレンダー』(文藝春秋、1991年)に収録されている「夕暮れの給食室と雨のプール」の英訳版が、『ザ・ニューヨーカー』2004年9月6日号に掲載された。
また「妊娠カレンダー」の英訳版も同誌2005年12月26日に掲載された。これより前に同誌に日本の小説が掲載されたのは、村上春樹(1990年以降、多数)、大江健三郎(1993年)のみ。

2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞を受賞する。
2013年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する。
2007年7月より芥川賞選考委員となる。2004年から太宰治賞、2011年から読売文学賞の選考委員を務める。
小川洋子 - Wikipedia

村上春樹短編がたくさん載ることで有名なアメリカの『ニューヨーカー』に作品が載った、数少ない日本人作家です。また、原作がフランス映画になったりと、世界的に読まれる作家ですね。
最も印象的な作品は『博士の愛した数式』でしょう。本屋対象を取りましたし、ミリオンセラーになるなど、社会現象になりました。また、本屋対象の副賞である図書カード10万円分では、堀江敏幸、田辺聖子、 森茉莉などを購入したということで、このあたりの作家のファンは相性が良いはず!
作家としては、とにかく文章が上手いです!洗練されていて、落ち着いた文体の中に異質なものを混ぜ込んだり、独特な部分にフォーカスを当てたりして、狂気や妖艶さ、静かな怒りや恐怖、毒などを自在に表現する表現の名手です。
この記事では、小川洋子のおすすめ小説ベスト10をランキング形式で紹介します!

目次

 

ランキング

  • 独自ランキング
  • 小川洋子ファンではない読者におすすめの気持ちでランキング作成

 

それではランキングどうぞ!

10位 アンジェリーナ

 

駅のベンチで拾ったピンクのトウシューズに恋した僕は、その持主の出現を心待ちにする―「アンジェリーナ」。猫のペーパーウェイトによって導かれたベストセラー小説とは―「バルセロナの夜」。佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子が心の震えを奏でて生まれた、美しい10の恋物語。物語を紡ぐ精霊たちの歌声が聞こえてくるような、無垢で哀しく、愛おしい小説集。
https://www.amazon.co.jp/dp/4043410018

佐野元春の名曲たちからインスパイアされた短編集。小川洋子にかかるとこんな風な物語になるんだ、というちょっとした驚きがあります。
小川洋子デビューにはあまりオススメしませんが、佐野元春も小川洋子も両方好きなら必読! 

9位 ホテル・アイリス

 

染みだらけの彼の背中を、私はなめる。腹の皺の間に、汗で湿った脇に、足の裏に、舌を這わせる。私の仕える肉体は醜ければ醜いほどいい。乱暴に操られるただの肉の塊となった時、ようやくその奥から純粋な快感がしみ出してくる…。少女と老人が共有したのは滑稽で淫靡な暗闇の密室そのものだった―芥川賞作家が描く究極のエロティシズム。
https://www.amazon.co.jp/dp/4877286209

老人と少女のSMを描いた小説、というと、小川洋子っぽくない、と思われがちですが、『らしさ』は満点。読み応えがあります。
小川洋子を好きになったあとに読むことをおすすめ。

8位 刺繍する少女

 

母がいるホスピスで僕は子供の頃高原で遊んだ少女に再会、彼女は虫を一匹一匹つぶすように刺繍をしていた―。喘息患者の私は第三火曜日に見知らぬ男に抱かれ、発作が起きる―。宿主を見つけたら目玉を捨ててしまう寄生虫のように生きようとする女―。
死、狂気、奇異が棲みついた美しくも恐ろしい十の「残酷物語」。
https://www.amazon.co.jp/dp/4043410042

狂気が静かに美しく描かれた短編集。ポップな表紙と題名が油断させますが、中身はかわいらしくありませんので要注意。
ここではないどこか違う狂った世界に飛び込めます。

7位 海

 

恋人の家を訪ねた青年が、海からの風が吹いて初めて鳴る〈鳴鱗琴(メイリンキン)〉について、一晩彼女の弟と語り合う表題作、言葉を失った少女と孤独なドアマンの交流を綴る「ひよこトラック」、思い出に題名をつけるという老人と観光ガイドの少年の話「ガイド」など、静謐で妖しくちょっと奇妙な七編。「今は失われてしまった何か」をずっと見続ける小川洋子の真髄。著者インタビューを併録。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101215243

美しすぎる!少ない言葉で多くを語る、これを意図も簡単にやってのける小川洋子。
数ページほどの作品も収録されていますが、どの作品も余韻にずっと浸っていたい、そんな短編集です。 

6位 完璧な病室

 

弟はいつでも、この完璧な土曜日の記憶の中にいる−−病に冒された弟との日々を描く表題作、海燕新人文学賞受賞のデビュー作「揚羽蝶が壊れる時」に、第二短篇集「冷めない紅茶」を加えた、かぎりなく透明で瑞々しい最初期の四短篇。
https://www.amazon.co.jp/dp/412204443X

デビュー作『揚羽蝶が壊れる時に』が収録されています。
デビュー時からこんなにも洗練された文章が書けたなんて驚きです。独特のタッチが心地よくて、主張しているわけじゃないのにとても個性的。素敵な小川洋子ワールドの原点が読めます。 

5位 薬指の標本

 

楽譜に書かれた音、愛鳥の骨、火傷の傷跡……。人々が思い出の品々を持ち込む〔標本室〕で働いているわたしは、ある日標本技術士に素敵な靴をプレゼントされた。「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」靴はあまりにも足にぴったりで、そしてわたしは……。奇妙な、そしてあまりにもひそやかなふたりの愛。恋愛の痛みと恍惚を透明感漂う文章で描いた珠玉の二篇。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101215219

題名が良いですよね。小川洋子独特のセンスを感じさせます。シンプルな言葉で多くを伝えてきます。痺れます。
中身も筆力が大いに発揮されていて、心をぎゅっと掴まれてしまうこと間違いなし。きっと読み終えた後は、”自分だけの物語”になるはず。 

4位 ことり

 

人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりを理解する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。二人は支えあってひっそりと生きていく。やがて兄は亡くなり、弟は「小鳥の小父さん」と人々に呼ばれて…。慎み深い兄弟の一生を描く、優しく切ない、著者の会心作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4022648031

小鳥のさえずりを理解するという、属人とは違う生き方をしている人々が主人公の名作小説。
ふと頭に浮かんだのは、『感動ポルノ』と呼ばれるTV番組のこと。そのような番組では、少数派を多数派の同情を呼ぶことで感動を呼ぼうとします。社会的にそれなりの意義がある(あった)のかもしれませんし、それが全て悪いことだとは思いませんが、個人的には好きではありません。
本作はそれとは全く異なる切り口で少数派の人々が描かれます。言葉は話せなくても彼ら自身の価値観では悪くない人生を過ごせているように感じられます。
同じような題材でも、捉え方、切り取り方でこうも物語は変わるのか、というのがしみじみ伝わる傑作です。

3位 人質の朗読会

 

遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた―慎み深い拍手で始まる朗読会。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは、人質たちと見張り役の犯人、そして…。人生のささやかな一場面が鮮やかに甦る。それは絶望ではなく、今日を生きるための物語。しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。
https://www.amazon.co.jp/dp/4122059127

ポール・オースターは私が最も偏愛する小説家の一人ですが、本作は彼のラジオ番組でのプロジェクト『ナショナル・ストーリー・プロジェクト』 に触発されたとされる作品。
小川洋子の本作は、フィクションで行っている(とされる)ので、なんのこっちゃ、と言えばなんのこっちゃなのですが、実験小説・前衛小説チックな一面もあっておもしろいです。
物語は市井の人々誰しもが抱えているもので、それぞれにかけがえのない物語です。つまるところ、やっぱり小説っていいなぁ、と思える一作になっています。

2位 妊娠カレンダー

 

出産を控えた姉に毒薬の染まったジャムを食べさせる妹…。妊娠をきっかけとした心理と生理のゆらぎを描く芥川賞受賞作「妊娠カレンダー」。謎に包まれた寂しい学生寮の物語「ジミトリイ」、小学校の給食室に魅せられた男の告白「夕暮れの給食室と雨のプール」。透きとおった悪夢のようにあざやかな三篇の小説。
https://www.amazon.co.jp/dp/4167557010

芥川賞受賞の『妊娠カレンダー』も良いのですが、ザ・ニューヨーカーに載せられた『夕暮れの給食室と雨のプール』がとても良いです。ニューヨーカーは村上春樹の短編がたくさん載せられていますが、小川洋子も載ったんですね。
短い話ですが、自分の信じる人生を生きたいものだな、という気持ちになります。
『ドミトリイ(ジミトリイ?)』も不穏感と、センチメンタル感がずっと漂うバランス感覚抜群の短編です。ハズレ無しです。

1位 博士の愛した数式

 

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい"家政婦。博士は“初対面"の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101215235

小川洋子ファンからすれば、やっぱりこれかよという声が聞こえてきそうですが、これおすすめしないわけがないではないですか。笑
もちろん小川洋子ファンにとっては他の作品もオススメしますが、まずはこれを読みましょう。
物語のプロットそのものはもちろん素晴らしいです。ただし、そんなことよりも小川洋子の文章を読んで欲しい。 職人と言っても良いほど洗練され、磨き上げられた文章は美しいのひとこと。小川洋子デビューがまだの人は。これをまずは読んでみてください。

おわりに

小川洋子のおすすめ小説ベスト10をランキング形式で紹介しました。静かな狂気、不穏感、繊細さ、美しさ、温かさ、どれもこれも抜群の筆力で描きます。むちゃくちゃ上手いです。
小説の楽しみである『ここではないどこか』へあなたを連れて行ってくれること間違いなし!

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