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きゃすのキラキラブログ

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平野啓一郎おすすめ小説7作ランキング!本格派がエンタメ力をめきめきつけて最強作家へ......

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 三島由紀夫の再来!めきめきエンタメ力も備えつつある実力派

1998年、執筆に1年を費やした『日蝕』を『新潮』に投稿。15世紀のフランスを舞台に神学僧の神秘体験を明治期の作家を思わせる擬古文で描いた作品で新人としては異例の一挙掲載がなされ、「三島由紀夫の再来」と喧伝されるなど華々しいデビューを飾る。
翌1999年、『日蝕』により第120回芥川賞を当時最年少の23歳で受賞(ただし月数も考慮すると、平野は丸山健二より約6か月年長)。
2006年から『新潮』で連載した『決壊』以降は、自身が提唱する「分人主義」の概念に基づき、『ドーン』(2009年)、『かたちだけの愛』(2010年)、『空白を満たしなさい』(2012年)などの長編を執筆している。2012年には、「分人主義」の考え方をまとめた新書『私とは何か――「個人」から「分人」へ』も刊行された。
2005年、文化庁の文化大使に任命されフランスに1年間滞在。2008年にモデルの春香と2年間の交際を経て結婚。明治神宮にて挙式を行なった。同年、三島由紀夫賞選考委員に最年少で就任、『決壊』で織田作之助賞候補。2009年、『決壊』で芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞、『ドーン』でBunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(島田雅彦選考委員)。

デビューの経緯[編集] 平野の特色の一つとしてその「投稿によるデビュー」が挙げられることがある。 1997年、21歳の平野は1年(資料収集半年、執筆半年)を費やしデビュー作となる『日蝕』を書く。 文芸誌の編集長4人が登場した『三田文学』の特集を読み、『新潮』の前田速夫編集長の文章に共感を覚え、「この人は自分の小説を面白がってくれるんじゃないか」と考え、投稿先を『新潮』に決める。
年末、『新潮』編集部に自分の思いを綴った16枚の手紙を送る。 手紙を読んだ編集部からは「とりあえず作品を見せて欲しい」と回答。編集者の出張先が京都であったこともあり、会って食事をする。1998年、『新潮』8月号に『日蝕』が一挙掲載され、「三島由紀夫の再来とでも言うべき神童」などという宣伝とともにデビュー。
三島由紀夫、森鴎外、シャルル・ボードレール、トーマス・マン、ミルチャ・エリアーデなどの作品から強い影響を受けている。
平野啓一郎 - Wikipedia

京都大学在学中に執筆した作品で、芥川賞を受賞しちゃうなど、文学界の超エリートです。まさに神童でした。なぜ大学生(当時)に重厚で荘厳な文体が操れたのか、本当に意味不明です。
最近は、重厚なテーマはそのままに、ポップでエンタメ要素の強い、より読ませる小説を書いていて、読者を増やし続けています。この最近のポップな小説も、憎いほどに巧くて心揺さぶるんですよね。日本文学界の若手(とは言えもう40代か。。。)の中で貴重な本格派の作家です。
そんな平野啓一郎のおすすめ作品7作をランキング形式で紹介!

目次

ランキング

ランキングポリシーと所感を記します。

  • 独自ランキング
  • 初期の三島由紀夫の再来とされる重厚な小説よりも後期のエンタメ要素ありの小説がまずはおすすめ
  • インテリ向けに書きすぎるきらいもある


それではランキングどうぞ!

7位 一月物語

 

明治30年、奈良県十津川村。森を彷徨う青年詩人は、老僧に毒蛇から救われ山寺に逗留する。俗世から隔絶された奇妙な時空の中、青年は現世と夢幻の境を越え、一人の女と出会う…。芥川賞受賞後第一作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4104260029

『日蝕』・『一月物語』・『葬送』でロマンチック三部作となる一作。 
豪華絢爛で擬古調の文体を用いるため、三島由紀夫の再来と呼ばれ、その影がまだ濃く残る時代の作品です。
もちろんエンタメとして、読ませる作りにはなっているものの、文体が重くて辛いと言う人も多そう。三島由紀夫ファン、古典ファンには問題なくおすすめです。

6位 決壊

 

地方都市で妻子と平凡な暮らしを送るサラリーマン沢野良介は、東京に住むエリート公務員の兄・崇と、自分の人生への違和感をネットの匿名日記に残していた。一方、いじめに苦しむ中学生・北崎友哉は、殺人の夢想を孤独に膨らませていた。ある日、良介は忽然と姿を消した。無関係だった二つの人生に、何かが起こっている。許されぬ罪を巡り息づまる物語が幕を開く。衝撃の長編小説。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101290415

ドストエフスキーの影響を存分に受けた一作です。ドストファンは是非読みましょう。
構成・プロット・文体、どれをとっても一級品で、ここまでの作品を書ける作家は、同世代作家だけでなくともそうそう多くないでしょう。 
ただし、毒素が強すぎるので、初読にはおすすめしないかな。
平野啓一郎ファンにはもちろんおすすめです。

5位 葬送

 

ロマン主義の全盛期、十九世紀パリ社交界に現れたポーランドの音楽家ショパン。その流麗な調べ、その物憂げな佇まいは、瞬く間に彼を寵児とした。高貴な婦人たちの注視の中、女流作家ジョルジュ・サンドが彼を射止める。彼の繊細に過ぎる精神は、ある孤高の画家をその支えとして選んでいた。近代絵画を確立した巨人ドラクロワとショパンの交流を軸に荘厳華麗な芸術の時代を描く雄編。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101290334

『日蝕』・『一月物語』・『葬送』のロマンチック三部作のうちの一作。
ショパンとドラクロワが物語の軸になるという、平野啓一郎の幅の広さが発揮された名作小説です。
1000ページを軽く超える長編となっていて、徹底的に書きこんでいるので、読みごたえは抜群。信頼が置けます。思想は別としても、仕事ぶりには敬意さえ払っちゃうほどにプロフェッショナル。 
 

4位 日蝕

 

錬金術の秘蹟、金色に輝く両性具有者(アンドロギュノス)、崩れゆく中世キリスト教世界を貫く異界の光……。
華麗な筆致と壮大な文学的探求で、芥川賞を当時最年少受賞した衝撃のデビュー作
https://www.amazon.co.jp/dp/4101290407

鮮烈なインパクトを残したデビュー作。 
20代そこそこの青年が書いた文章とは思えない衝撃が味わえます。ただし、物語としてのおもしろさはまだまだ。以後の作品の方が、構想・プロットともに楽しめます。
伸びしろがまだまだあった時代の平野啓一郎を読みたいときに。

3位 透明な迷宮

 

深夜のブタペストで監禁された初対面の男女。見世物として「愛し合う」ことを強いられた彼らは、その後、悲劇の記憶を「真の愛」で上書きしようと懸命に互いを求め合う。その意外な顛末は……。
表題作「透明な迷宮」のほか、事故で恋人を失い、九死に一生を得た劇作家の奇妙な時間体験を描いた「Re:依田氏からの依頼」など、孤独な現代人の悲喜劇を官能的な筆致で結晶化した傑作短編集。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101290431

短編集はこの一作のみがランクイン。
平野啓一郎は長編が主戦場で、かなりの気合を入れて読まないと読めないものが多いですが、短編集であれば、”試し読み”が可能です。一度チャレンジしてみてから、長編に望むのも良いのでは。 
文体的にもそこまで重厚な時期のものではないため読みやすいはず。

2位 ドーン

 

人類初の火星探査に成功し、一躍英雄となった宇宙飛行士・佐野明日人(ルビ:さのあすと)。しかし、闇に葬られたはずの火星での“出来事”がアメリカ大統領選挙を揺るがすスキャンダルに。さまざまな矛盾をかかえて突き進む世界に「分人(ルビ:デイヴイジユアル)」という概念を提唱し、人間の真の希望を問う感動長編。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。
https://www.amazon.co.jp/dp/4062772639

三島由紀夫の再来!とまで言われた、平野啓一郎の、荘厳さや、重厚さが少し抑えられ、代わりにエンタメ要素の強い小説です。めちゃくちゃ読みやすくておすすめです。
未来のアメリカ大統領選と火星探査とそれらをめぐる様々な裏の話に引き込まれるのはもちろんのこと、登場人物(の会話)がいちいちおもしろい!
軽薄だけれども力強いメッセージが特徴の共和党大統領候補と、インテリだったり、人間的に魅力はあるのだけれどもインパクトに欠ける民主党の候補や取り巻きたち、震災で傷ついたスーパーマンや、貧民街出身のアウトローたち。色鮮やかな物語にしています。
2016年の大統領選挙と重ね合わせて見ながら読むと余計に楽しいはず。超おすすめです。

1位 マチネの終わりに

 

結婚した相手は、人生最愛の人ですか?ただ愛する人と一緒にいたかった。なぜ別れなければならなかったのか。恋の仕方を忘れた大人に贈る恋愛小説。
https://www.amazon.co.jp/dp/4620108197

1位はマチネの終わりに。
テレビや各メディアで散々絶賛されているので深い作品紹介はいらないかと思いますが、大人のための恋愛小説です。
初期平野啓一郎を読んで挫折した人は、本作で絶対再チャレンジしてほしい。単純に物語としてのおもしろさが詰まっています。

おわりに

平野啓一郎のおすすめ小説7作をランキング形式で紹介しました。
純文学が好きなインテリのための、デビュー時の重厚な小説というイメージを徐々に脱皮し、エンタメ要素の高い名作を次々に発表している平野啓一郎。
重厚なテーマはそのままなので、再読に耐える小説なので、じっくりいつまでも楽しめます。

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