きゃすのキラキラブログ

好きなもの/ことを布教するブログ ゲーム会社員が書いてる

カーディガンズのアルバム6枚から1曲ずつ選んで語る【おすすめ6曲+おまけ1曲】

スポンサーリンク

世界的なブームを巻き起こしたカーディガンズの音楽性がどう推移したのか考えてみた 

f:id:Cass_9999:20171225213158p:plain

さて、カーディガンズです!
ヴォーカルのニーナのキュートな歌声とアコースティックな、レトロロックサウンドでスウェディッシュ・ポップを世界中で大ブームにさせました!

影響を受けたアーティストは数えきれないほど。
略歴は下記wikiより↓↓ 

1992年に、ピーター・スヴェンソンとマグナス・スヴェニングソンを中心に結成。ここにベングド・ラガーバーグ、ラッセ・ヨハンソン、さらにニーナ・パーションが参加してバンドが誕生する。
5人は共同生活をしながらデモを制作し、これがプロデューサーのトーレ・ヨハンソンの耳に入って、1994年2月18日に『エマーデイル』でレコード・デビュー。
1995年発表の2作目のアルバム『ライフ』は日本で大ヒットた。また、同アルバムからのシングル「カーニヴァル」はイギリスでヒットした。
波に乗ったバンドはマーキュリー・レコードと契約し、アルバム『ファースト・バンド・オン・ザ・ムーン』(1996年)を発表。このアルバムからは、「ラヴフール」が世界中でヒットする。
『グラン・トゥーリスモ』(1998年)では、音楽性をよりダークなものに転換しファンからは賛否両論を呼んだが、全世界で250万枚を売り上げるヒット作となった。この後、バンドは活動を休止し、ソロ活動に入る。
2003年に活動を再開し、『ロング・ゴーン・ビフォー・デイライト』を発表。この年、スウェーデンで最も売れたアルバム(12万枚)となり、ダブル・プラチナムとなった。
2005年には『スーパー・エクストラ・グラヴィティ』を発表。ゴールド・ディスクにはならなかったものの、スウェーデンのチャートで初登場1位になった。
その後は個々の活動が中心となっていたが、2012年のサマーソニックからの招待を機にバンド活動を再開。
カーディガンズ - Wikipedia

で、最近聞き返してみて、彼らの音楽の変遷というか、葛藤みたいなものも見えてきたので、全アルバムを時系順に並べて、1曲ずつpick up して語りたいと思います。
おまけの1曲もあるよ。

目次

Black Letter Day

Black Letter Day
カーディガンズ
1994/05/25 ¥250

世界に衝撃を与えたデビューアルバム”Emmerdale”から1曲。
あまりにもスウェーデン内での評価が高かったので、世界で発売されたんですよね。オフ感満載のアコースティックなノリと、ニーナ・パーションの超キュートな歌声が完璧なハーモニーでした。初期のカーディガンズらしさがよくわかります。
この曲も、忙しいっていう概念がなくなるぐらい、ゆったりと余裕たっぷりの曲になってます。この曲聞きながら人を嫌うなんてことはできないんじゃないでしょうか。

Carnival

Carnival
カーディガンズ
1995/03/01 ¥250

大ヒットの2ndアルバム”Life”からはもちろんこの曲。アルバムとともに、カーディガンズの最高傑作という向きもあるのではないでしょうか。これがスウェディッシュ・ポップブームを巻き起こしましたわけですからね。
今聞いてもオシャレって思えますよね。サウンドが大人。落ち着いてる。それなのに楽しくて元気が出るし、温かみがある。そしてやっぱりニーナの声は良いですなぁ。
これがいわゆる『カーディガンズ』のイメージとなってる曲じゃないかな。

Lovefool

Lovefool
カーディガンズ
1996/08/01 ¥250

3rdアルバム”First Band on the Moon”からもいってみましょう。
世界中の色んなアーティストからカヴァーされているこの曲。日本だとDream AmiとかPerfumeとか。PerfumeはまだしもAmiはちょっと残念な気がするのは私だけ??
カーディガンズには珍しい、ド直球のダンスチューンなんですよね。いや、他の曲も踊れるんですけど、ダンスビートをここまで押してるのって、(メジャーどころでは)この曲が初めてだったんじゃないかな。でもまだまだ路線は同じ。

Erase/ Rewind

どうしたんだカーディガンズ!ってなった問題作、4thアルバム”Gran Turismo”より1曲。完全にここが分岐点ですね。
ハッピーでカラフルで、温かみがあって、っていうアコースティックサウンドを封印し、デジタルで無機質なサウンドに舵を切ったアルバムなんですよね。もはや自らの売りを放棄してしまったかのような造りなんですよ!
この曲もループが無機質だし、ノイジーとさえ思える音作り。でもそこがクールだし、逆にドラマティックなんですよね。
個人的には一番好きなアルバムだったりするんだよなぁ。完成度はむちゃくちゃ高いです。

You're The Storm

You're the Storm
カーディガンズ
2002/03/24 ¥-1

再結成後の5thアルバム”Long Gone Before Daylight”からはこの曲。
一気に落ち着いた感があるのと、再び温かみのあるサウンドが戻ってきていて、救われた人も多いのでは。若干チャレンジは少ないアルバムでした。
ニーナがバラードを歌い上げるっていうチャレンジングな曲。エフェクトもかけまくってますが、サビが壮大になっていて、アコースティックなメロ部分との対比が気持ちいいんだよなぁ。ラスサビの転調はグッときました。
ドラマティックなムードの時に。

I Need Some Wine And You, You Need To BE Nicer

I Need Some Fine Wine and You, You Need to Be Nicer
カーディガンズ
2005/09/21 ¥250

2006年の6thアルバム”Super Extra Gravity”より一曲。
もちろんカーディガンズが創作をする限り、(ある程度は)新しいアプローチをしていく必要があるわけで。それは自分たちを追い求めるアイデンティティの問題でもあるわけです。逆説的ではありますが、自我を固定化することほど自己否定なことはないと思うんですよね。進化とおいうか”深”化が進んだアルバムだなと。
そういう意味で、ニーナがニーナ姐さんになってロック爆発してて、新しいカーディガンズが見れるんです。
あ、やっぱこの人は感情を音に乗せる天才だな、って思った。

もう1曲だけ紹介させて:For What It's Worth

5thアルバム"Long Gone Before Daylight"より。コンピレーションアルバム”WOMAN 5”にも入っていて、当時の恋人と一緒に記憶がある。他にはt.A.T.u.の”All the Things She Said”、AQUAの”Cartoon Heroes”とか、P!NKの”Get the Party Started”とかよく聞いた曲がたくさん入っていたなぁ。
曲はものすごく叙情的でセンチメンタルな気分になるけれど、思い出があるせいじゃないはず。
ビートは急き立てて来るようなんだけれど、ニーナが気だるいのにしっかり歌っているからすごく切なくなってしまうんだよなぁ。音楽の表現力ってすげえ。

おわりに

カーディガンズの記事を2017年に書くとはまためちゃくちゃ時代錯誤な気がしますが、いつでも聞いてた頃に戻してくれるのはすげえなと。
とにかくセンスが良くって、どの時代の曲を聴いてもオシャレな空気が流せます。それに加えて、それぞれのアルバムの”色”みたいなのが感じ取れると、もっともっとカーディガンズを愛せるようになるんじゃないかなと思って書きました。
音楽の可能性は広大に広がっているとしみじみ感じるなど。

あわせて読みたい

www.quercuswell.com

www.quercuswell.com

www.quercuswell.com