読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

きゃすのキラキラブログ

好きなもの/ことを布教するブログ ゲーム会社員が書いてる

無料で読めるKindleで小説40選 【究極の暇つぶし】

スポンサーリンク

はじめに: お金がない時はKindleで青空文庫など無料小説を

kindleには青空文庫の多くの小説が対応していて、無料で読めます。はっきり言って無茶苦茶お得です。過去にお金を取って大人気になっていた物語がタダなのですから。


この記事ではkindleで読める無料小説を40作集めました。懐かしの名作から最近話題になったあの名作まで揃えましたので、チェックしてください。

 

大量の情報をコンパクトに。キンドルがお勧め。

  

目次

 

吾輩は猫である/夏目漱石

吾輩は猫である

吾輩は猫である

 

明治期の文学者、夏目漱石の最初の長編小説。初出は「ホトトギス」[1905(明治38)年〜1906(明治39)年]。1905年10月上篇が刊行されると20日間で売り切れたという。中学教師の珍野苦沙弥の家に飼われる、名前のない猫「吾輩」の目で、珍野一家とその周囲に集まる人々や「太平の逸民」の人間模様を鋭く風刺し、笑いとばす。落語のような語り口に乗せたユーモアは多くの読者を集め、夏目漱石の小説家としての地位を確立する記念碑的な作品となった。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXLHZ2

青空文庫と言えば夏目漱石。


たくさん読めます。『吾輩は猫である』はふと読み返したくなることがあるもの。漱石作品は様々な場面で話題になるので、とりあえずダウンロードして読めるようにしておいて損はないです。

 

三四郎/夏目漱石

三四郎

三四郎

 

明治期の文学者、夏目漱石の長編小説。初出は「東京朝日新聞」「大阪朝日新聞」[1909(明治42)年]。続いて書かれた「それから」「門」とあわせて前期三部作とされる。主人公の三四郎は母のいる九州の田舎から東京に出て、大学で学問や思想の深い世界に触れる。またミステリアスな美禰子との恋愛で「迷える羊」としての自分を自覚していく青春小説。「無意識の偽善家」として描かれた美禰子は森田草平と心中未遂を演じた平塚らいてうがモデルだという説がある。森鴎外はこの小説に触発されて「青年」を書いた。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXLLU8

青春小説史上に燦然と輝く名作。 


迷える羊、ストレイ・シープ。豊かな語感で感受性を刺激しましょう。

 

坊っちゃん/夏目漱石

坊っちゃん

坊っちゃん

 

明治期の文学者、夏目漱石の中編小説。初出は「ホトトギス」[1906(明治39)年4月。親譲りの無鉄砲で江戸っ子気質の主人公「坊っちやん」が四国の中学校に数学教師として赴任し、わんぱくな生徒たちのいたずらにあったり、教頭の「赤シャツ」一派と数学教師「山嵐」との内紛に巻き込まれ、正義感に駆られて活躍するが、最後には辞表を出してただ一人の理解者のばあやの清の待つ東京に戻る。漱石は1895(明治28)年から翌年にかけて、松山中学の英語教師だった。その体験が元になっていると言われる。歯切れのいい文章と「坊っちやん」の個性の魅力によって、多くの人に愛読されている作品の一つである。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXJVVO 

読み物としてとてもおもしろい。


文章も読ませますし、何よりキャラクターが立っていてエンタメ要素が満載なのが良いです。

 

こころ/夏目漱石

こころ

こころ

 

明治期の文学者、夏目漱石の長編小説。「東京朝日新聞」「大阪朝日新聞」[1914(大正3)年]。「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」の3部からなる晩年の傑作。親友Kを裏切って好きな女性と結婚した罪を負う先生の行く末には絶望と死しかない。「こころ」というタイトルに包まれた明治の孤独な精神の苦悩には百年たった今も解決の道はなく、読者のこころを惹きつけてやまない。新聞連載後岩波書店から刊行のとき、装幀は漱石自身が「箱、表紙、見返し、扉及び奥附の模様及び題字、朱印、検印ともに、悉く自分で考案して自分で描いた」。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXKPVY

漱石作品で忘れてはいけないのが『こころ』


時代が抱えた苦しみが、作品から感じられます。

  

山羊の歌/中原中也 

山羊の歌

山羊の歌

 

大正から昭和初期にかけて活躍した詩人、中原中也の第一詩集[文圃堂、1934(昭和9)年]。擬音で読者を酔わす「サーカス」、夏の倦うさを見事に捕らえた「夏」、代表作「汚れちまった悲しみに」等を収める。自選第一詩集であり、生前唯一刊行された詩集。刊行翌月の「文學界」で小林秀雄は、この詩集を読めば、「当代稀有の詩人であることがわかるだろう」と評を結んでいる。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXNNLI

『汚れちまった悲しみに』が読めます。

作者の読み方は、『なかはらちゅうや』ですね。『なかはらなかや』じゃないです。昔ずっと勘違いしてました。

 

流刑地で/フランツ・カフカ

流刑地で

流刑地で

 

チェコ出身のドイツ語作家であり、20世紀文学を代表するユダヤ人小説家フランツ・カフカの短編小説。IN DER STRAFKOLONIEからの原田義人による翻訳。1919年刊行。とある学術調査をしている旅行者が、流刑地にて処刑の立会いに招かれる。そこには批判に晒されている奇妙な処刑装置があり、将校はその装置を支持してくれるよう旅行者に懇願する。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009B1Q576

おぞましい処刑装置と、悪夢のような結末。

 

カフカの不条理世界をさくっと味わえる短編です。 カフカを語る上で外せない作品。

 

変身/フランツ・カフカ

変身

変身

 

チェコ出身のドイツ語作家であり、20世紀文学を代表するユダヤ人小説家フランツ・カフカの代表作として知られる中編小説。DIE VERWANDLUNGからの原田義人による翻訳。1915年発表。ある朝目覚めると巨大な虫になっていた実直な青年グレーゴル・ザムザが、妹グレーテの世話を受けつつ自室に籠もり奇妙な生活を送る。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009B1Q8TG

カフカの代表作も無料で。


中編とはいいつつ、一瞬で読めてしまえます。 

 

審判/フランツ・カフカ

審判

審判

 

チェコ出身のドイツ語作家であり、20世紀文学を代表するユダヤ人小説家フランツ・カフカの長編小説。DER PROZESSからの原田義人による翻訳。執筆は1914年-1915年だが、死後、1927年に友人マックス・ブロートによって編集・刊行された。結末はあるものの、断片のまま置かれた部分もあり、未完の作品。理由の分からないまま裁判を起こされた男ヨーゼフ・Kが処刑されるまでを描く。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009B1Q5ZS

悪夢のような不条理が作品を覆う名作小説。


未完ですが、それも含めて夢の一部かのような出来。

 

ドグラ・マグラ/夢野久作 

ドグラ・マグラ

ドグラ・マグラ

 

精神医学の未開の領域に挑んで、久作一流のドグマをほしいままに駆使しながら、遺伝と夢中遊行病、唯物化学と精神科学の対峙、ライバル学者の闘争、千年前の伝承など、あまりにもりだくさんの趣向で、かえって読者を五里霧中に導いてしまう。それがこの大作の奇妙な魅力であって、千人が読めば千人ほどの感興が湧くにちがいない。探偵小説の枠を無視した空前絶後の奇想小説。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009KSOWRU

夢野久作の代表作。麻薬のような小説。


奇をてらった小説というのはたくさんありますが、偽物ばかりです。これは本物。

 

キチガイ地獄/夢野久作

キチガイ地獄

キチガイ地獄

 

幻想性の色濃い作風で知られる昭和初期の作家、夢野久作の短編小説。初出は「改造」[1932(昭和7)年]。日本小説文庫「冗談に殺す」[春陽堂、1933(昭和8)年]収録の際に若干の修正がなされた。北海道の炭坑王と呼ばれていた谷山家の養子・秀麿を自称する精神病患者は、院長に退院の申し入れをするのだが……。夢野作品に数多く見られる独白体の形式をとる。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009AJ662S

夢野久作をもっと読みたい方へ。

酔っ払いながら読みたい一作。 

 

春琴抄/谷崎潤一郎

春琴抄

春琴抄

 

盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて谷崎文学の頂点をなす作品。幼い頃から春琴に付添い、彼女にとってなくてはならぬ人間になっていた奉公人の佐助は、後年春琴がその美貌を何者かによって傷つけられるや、彼女の面影を脳裡に永遠に保有するため自ら盲目の世界に入る。単なる被虐趣味をつきぬけて、思考と官能が融合した美の陶酔の世界をくりひろげる。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00DOT564O

谷崎潤一郎のある種の到達点だと思います。日本文学ならではの、抑制の聞いた表現が素晴らしい。

とにかくKindleにダウンロードしておいて損はないです。

 

斜陽/太宰治

斜陽

斜陽

 

「無頼派」「新戯作派」の破滅型作家を代表する昭和初期の小説家、太宰治の長編小説。初出は「新潮」[1947(昭和22)年]。母、かず子、直治、上原の四人を中心として、直治の「夕顔日記」、かず子の手紙、直治の遺書が巧みに組み込まれるという構成の作品で、没落していく弱きものの美しさが見事な筆致で描かれている。発表当時から現在に至るまで賛辞の声がやまない、「人間失格」と並ぶ太宰文学の最高峰である。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IY51BW

 ピース又吉大先生も大好き太宰治。彼の作品も無料で読めます。

 

『人間失格』もいいですけど、『斜陽』、とても良いです。

 

女生徒/太宰治

女生徒

女生徒

 

「無頼派」「新戯作派」の破滅型作家を代表する昭和初期の小説家、太宰治の短編。初出は「文學界」[1939(昭和14)年]。5月1日の起床から就寝までの少女の一日を描いた話で、少女の心理の移り行く様を丹念に写し取っている。当時、文芸時評を担当していた川端康成は、「「女生徒」のやうな作品に出会へることは、時評家の偶然の幸福なのである」と賛辞を送った。
https://www.amazon.co.jpdp/B009IX8LLK

太宰は短編も良いんですよね。


我々がイメージする、身を削って、命を削って書く文豪のイメージは、太宰そのものだと思います。

 

人間失格/太宰治

人間失格

人間失格

 

「無頼派」「新戯作派」の破滅型作家を代表する昭和初期の小説家、太宰治の長編小説。初出は「展望」[1948(昭和23)年]。自分の幸福の観念と世の中のそれが、まるでくい違っているような不安に悩む大庭葉蔵の半生を自意識過剰に描いた、太宰文学随一の傑作。臼井吉見が言うように、太宰文学の「最高のかたち」の「遺書」であるとともに、日本近代文学を代表する作品。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXASIE

太宰と言えば『人間失格』ですね。


自分の中を掘り進んで掘り進んで小説を書いていたのだろうな、と想像しながら読むと、ぞわぞわした感情が湧き出てきます。

 

人間椅子/江戸川乱歩 

人間椅子

人間椅子

 

外交官を夫に持つ閨秀作家(女性作家のこと)の佳子は、毎朝夫の登庁を見送った後、書斎に籠もり、ファンレターに目を通してから創作にとりかかることが日課だった。ある日、「私」から1通の手紙が届く。それは「私」の犯した罪悪の告白だった。
椅子専門の家具職人である「私」は、容貌が醜いため周囲の人間から蔑まされ、貧しいためにその悔しさを紛らわす術も持たなかった。しかし、私は職人としての腕はそれなりに評価されており、度々凝った椅子の注文が舞い込んだ、、、 
https://www.amazon.co.jp/dp/B01CPNH3WW

江戸川乱歩の名作小説。バンド名にも使われています。

 

それにしてもエドガー・アラン・ポーをもじった江戸川乱歩、それをもじった 江戸川コナン、コピーのコピーがどこかしこにありますね。

 

蟹工船/小林多喜二 

蟹工船

蟹工船

 

日本のプロレタリア文学の代表的な作家である小林多喜二による最も著名な小説。初出は「戦旗」[1929(昭和4)年]。蟹工船の内部で、酷薄な労働条件に苦しむ労働者群が、集団として自覚し団結、闘争に立ち上がるまでを描く。プロレタリア文学の金字塔として、複数の言語に翻訳されるなど国際的評価も高い。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IY3HBS

少し前に大流行した『蟹工船』


ロックな空気は、現代にも通じて色あせないのです。

 

舞姫/森鴎外

舞姫

舞姫

 

明治・大正期の文学者、森鴎外の代表的な短編小説作品。本作が森鴎外の処女小説である。初出は「国民之友」[1890年(明治23年)]。初期の代表作であり、1884年から5年間のドイツ留学時の体験を下敷きにして書かれた。主人公、太田豊太郎はエリート官吏である。彼はドイツ留学中に舞姫エリスと出会い、二人で暮らし始める。しかし、そのことによって周囲から中傷され官職を辞することになる。やがて、豊太郎は、前途を案じる友人からの勧めに応じて、エリスとの別れを決意。事情を知り発狂した身重のエリスを残し、豊太郎は日本へと帰国する。近代文学の代表的なロマンチシズム溢れる作品である。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IYDZTW

森鴎外のお硬いイメージ通り、ロマン溢れる作風です。


古臭く感じる部分もあるので好き嫌いは分かれそうですが、名作なのでダウンロードしちゃいましょう。

 

ガリバー旅行記/ジョナサン・スウィフト

ガリバー旅行記

ガリバー旅行記

 

18世紀前半のアイルランドの作家ジョナサン・スウィフトの風刺小説で、昭和初期~戦後期の抒情作家・詩人である原民喜の唯一の翻訳作品。奇妙奇天烈な国への旅行記を装った当時の社会への痛烈な風刺であるが、この翻訳では紀行的興味よりも戦争や人間の愚かさを中心にして再話されており、広島で被爆した訳者の静かなメッセージが読み取れるものとなっている。原の自殺後、出版された。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009AKGZXM

子どもの頃に読んだ『ガリバー旅行記』ですが、大人になって読み返すと、風刺が詰まった寓話ということに気づきます。


子どもに正しく伝えるためにも、読み返しておきたい一作。

 

ジーキル博士とハイド氏の怪事件/ロバート・ルイス・スティーブンソン

ジーキル博士とハイド氏の怪事件

ジーキル博士とハイド氏の怪事件

 

19世紀後半に活躍したイギリスの小説家ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説。初出は1886年。ロンドン在住で、医学、法学の博士号を持つジキル博士の家にしばしば出入りする残酷な醜男ハイド氏。ジキル博士の友人であるアターソン弁護士は2人が異常に親密な関係である事に疑問を抱き、調査をしていくが、そんな中、ハイドは殺人を犯す。二重人格を扱った古典的小説。アターソンの回想と、ジキルの告白からなる二部構成。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009AKMS3I

二重人格を扱った、というかこの作品を下敷きにした作品は現代でも数多く見られます。

本家本元がこちら。

 

医師と旅行鞄の話/ロバート・ルイス・スティーブンソン

医師と旅行鞄の話

医師と旅行鞄の話

 

19世紀後半に活躍したイギリスの小説家ロバート・ルイス・スティーヴンソンの中編小説。「新アラビヤ夜話」[岩波書店、1934(昭和9)年]所収。若いアメリカ人のサイラス・キュー・スカダモーア氏は隣人のゼフィリーン夫人の私生活に好奇心をもつ。しかし、それをきっかけにしてやがて彼は不思議な事件に巻き込まれていく。ミステリアスな展開が魅力の中編。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009B1WWDM

昔の小説というのは、場の空気感までも古く(もちろん当時は古いとは思っていなかったでしょうが)、独特のものがあります。


物語そのもののミステリアスさ、時代の持つ不思議さもあいまって、独特の世界観が魅力。

 

ワンダ・ブック/ナサニエル・ホーソーン

ワンダ・ブック??少年・少女のために??

ワンダ・ブック??少年・少女のために??

 

19世紀中頃のアメリカの作家ナサニエル・ホーソンの連作形式による児童文学で、昭和初期の小説家・翻訳家である三宅幾三郎が訳したもの。ある大学生の青年が子どもたちに語るという形式を借りて、ギリシア・ローマの神話をわかりやすくまとめた作品。「ゴーゴンの首」「何でも金になる話」「子供の楽園」「三つの金のりんご」「不思議の壺」「カイミアラ」の六つを収める。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009AKKS58

『ウェイクフィールド』のホーソーンが手掛ける児童文学。

と言いつつ、ギリシア・ローマ神話を語る形式。ギリシア神話『ゴーゴンの首 』なんかはいつまでも心に残る作品ですね。

 

モルグ街の殺人事件/エドガー・アラン・ポー

モルグ街の殺人事件

モルグ街の殺人事件

 

19世紀アメリカの小説家・詩人であるエドガー・アラン・ポーの短編小説(佐々木直次郎による訳)。ポー自身が編集主筆を務めていた「グレアムズ・マガジン」1841年号に掲載された。パリのモルグ街で、人間離れした怪力で母娘が殺される事件が起きる。しかも現場は密室だった。謎の事件の解明に、オーギュスト・デュパンが乗り出す。史上初の推理小説とされている。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXH41S

エドガー・アラン・ポーが、史上初の推理小説を書いたって知ってましたか?

史上初の体験をするつもりで読みたい一作。

 

黒猫/エドガー・アラン・ポー

黒猫

黒猫

 

19世紀アメリカの小説家・詩人であるエドガー・アラン・ポーの短編小説(佐々木直次郎による訳)。「フィラデルフィア合衆国土曜郵便」1843年19日号に掲載された。主人公は妻と幸せに暮らし、飼い猫のプルートォを可愛がっていたが、酒におぼれるようになるうちに、次第にノイローゼになり、猫を殺したあげく、ついには妻まで殺してしまう。過度の飲酒がもたらす精神の荒廃を、黒猫に象徴させて描く。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXH9HW

ポーの短編小説はどれも切れ味が鋭いですが、個人的にはこれと、『アッシャー家の崩壊』が特に印象深いですね。

 

モチーフからして不気味。上手い。

 

アッシャー家の崩壊/エドガー・アラン・ポー 

アッシャー家の崩壊

アッシャー家の崩壊

 

19世紀アメリカの小説家・詩人であるエドガー・アラン・ポーの短編小説(佐々木直次郎による訳)。「バートンズ・ジェントルマンズ・マガジン」1839年号に掲載された。旧友アッシャーの屋敷に招かれた語り手が滞在中に経験した不気味な出来事と、アッシャー一族の凄絶な結末を描く。得体の知れない憂鬱、早すぎた埋葬などのモチーフが盛り込まれており、ポーの代表的作品として知られている。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXNK8O

こちらも作品全体を覆う不気味さの凄味が強烈。

文句なしの代表作です。 

 

母の話/アナトール・フランス

母の話

母の話

 

19世紀末期から20世紀前半にかけてのフランスを代表する小説家・批評家のアナトール・フランスによる連作小説"Pierre Noziére"中の一章"Les Contes de Maman"の一部を昭和初期から中期にかけての戯曲家・演出家岸田国士が児童文学として翻訳したもの。全部で五話ある内の二話のみ訳している。「世界名作選(一)」[講談社、1936(昭和11)年]に収録された。母が絵本の挿絵に触発されて語る説話という形式を取っている。翻訳者による作者についての紹介、「学校」「大きいものの過ち」を収める。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009B1IPQK

芥川龍之介も大ファンだったというアナトールフランス。

 『シルヴェストル・ボナールの罪』『舞姫タイス』『赤い百合』などが有名ですが、無料で読める本作もgood。

 

バルタザアル/アナトール・フランス 

バルタザアル

バルタザアル

 

大正期に活躍した「新思潮派」の作家、芥川竜之介の翻訳小説。初出は「新思潮」「1914(大正3)年2月」、署名は「柳川龍之介」。後に「「バルタザアルの序」を付して「新小説」[春陽堂書店、1919(大正8)年]に再掲載。短編集「影燈籠」[春陽堂、1920(大正9)年]に収録。アナトール・フランス「バルタザール」の翻訳。エチオピア国王「バルタザアル」とシバの女王「バルキス」をめぐる物語。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009AJ8NTW

こちらは芥川龍之介本人が翻訳したとされる注目の一冊。 


こういうのが好きなんですね、芥川龍之介。

死刑囚最後の日/ビクトール・ユゴー 

死刑囚最後の日

死刑囚最後の日

 

フランス・ロマン主義の詩人・小説家、ヴィクトル・ユーゴーを代表する長編小説。初出は1829年。底本は「死刑囚最後の日」[岩波書店 、1950(昭和25)年]。自然から享けた生命を人為的に奪い去る死刑制度。その撤廃をめざし、若き日のユーゴーが情熱をもやして書きあげたこの作品は、判決をうけてから断頭台にたたされる最後の一瞬にいたるまでの一死刑囚の苦悶をまざまざと描きだし、読む者の心をも焦燥と絶望の狂気へとひきずりこむ。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009AZT3Y0

フランス文学の文豪からもう一人。政治家としても活躍しました。

小説家としてはかなりストイックに重いテーマを書き上げました。死の恐怖がすごい。

 

外套/ニコライ・ゴーゴリ 

外套

外套

 

貧しい官吏が思い切って新調した外套を奪われ幽霊となって徘徊する「外套」。増殖する妄想と虚言の世界を新しい感覚で訳出し、従来の深刻、生真面目な作家像を完全払拭。これぞゴーゴリの真骨頂。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00H6XBC1U

ロシア文学からはゴーゴリの一作を。これまた芥川龍之介が大ファンだったようで、自身の作品の参考にもしていたようです。

『涙の笑い 』を是非味わってください。

 

はつ恋/イワン・ツルゲーネフ 

はつ恋

はつ恋

 

 ■「最愛の小説」
トゥルゲーネフは、生前、自分の全著作の中でこの作品を「いちばん愛していた」と語っていたという。帝政ロシアの農奴制が崩れ去ろうとする時代、その不安は作者を憂愁に満ちた過去の郷愁の世界に誘った。初恋の甘く切ないときめきが、主人公の回想で綴られる自伝的中編。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009NKEDJW

ロシア文学界の巨匠ツルゲーネフのはつ恋も無料で読めます。

はつ恋の感覚が味わえる、、、というか、未熟だった頃の自分を思い返して胸が痛くなるような作品。

 

あいびき/イワン・ツルゲーネフ

あいびき

あいびき

 

19世紀ロシアの代表的な小説家であるイワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフによる短編小説。ロシアの農村に取材した散文詩風の短編小説集「猟人日記」の中の一編で、若い男女の心理の機微を自然の移ろいを背景に爽やかに描いている。本文は二葉亭四迷の翻訳によるもの。原作の音調や句切りにまで注意を配りながら、自由な洗練された口語文によってその妙味を移植しようとした翻訳文学中の画期的な佳品で、国木田独歩や田山花袋らの自然主義に大きな影響を与えた。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009HDT7X2

二葉亭四迷の翻訳という点で、価値がものすごく高い作品。 


翻訳された当時の時代感、空気感を感じながら読んでみるのも良いかもしれません。

 

破戒/島崎藤村

破戒

破戒

 

明治から昭和初期にかけて活躍した文学者、島崎藤村の長編小説。被差別部落出身の青年教師・瀬川丑松は、出身を隠せと父から堅く戒められていたが、苦悩の末、ついにその戒めを破る。創作の場を詩から小説へと転じ、日本における自然主義文学運動への道を開いた作品。漱石は「破戒」を「明治の小説としては後世に伝ふべき名篇也」(森田草平宛て書簡)と評価している。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IY451O

自然主義文学、ロマン主義作家の島崎藤村。

 

『罪と罰』 を思わせるプロットと、重厚なテーマは読み応えたっぷりです。

 

注文の多い料理店/宮沢賢治 

『注文の多い料理店』序

『注文の多い料理店』序

 

これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません―生前唯一の童話集『注文の多い料理店』全編と、「雪渡り」「茨海小学校」「なめとこ山の熊」など、地方色の豊かな童話19編を収録。賢治が愛してやまなかった“ドリームランドとしての日本岩手県”の闊達で果敢な住人たちとまとめて出会える一巻。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009M8W5KE

死の持つ色気が半端ない『注文の多い料理店』。よく小学校に教科書に乗ってたな、と。宮沢賢治の若干宗教臭さが鼻につかないのでとても良いです。

銀河鉄道の夜/宮沢賢治 

銀河鉄道の夜

銀河鉄道の夜

 

ケンタウルス祭の夜、ジョパンニはカムパネルラと銀河鉄道に乗る。カムパネルラは消えてしまい、ジョパンニだけが目覚める。ジョ パンニの旅が、ブロカニロ博士の実験によるものだったという形態の作品。
https://www.amazon.co.jp/dp/B01EUC17SW

『銀河鉄道の夜』素晴らしい語感、湧き出るイメージが美しい。 

作品の人気も高いですが、派生作品が無茶苦茶多い。ドラえもんからGoing Steady(銀杏Boys)まで幅広くオマージュされています。

 

阿Q正伝/魯迅

阿Q正伝

阿Q正伝

 

中国の文学者・思想家である魯迅の長編小説。1921年、中国の新聞「晨報」に発表され、注目を集めた長編小説。辛亥革命の時代を生きる阿Qという日雇い労働の男が、ある事件をきっかけに土地を追われ、意味もわからぬまま革命に加担、処殺されるまでを描いた。自尊心が高く無知蒙昧な愚民として典型化された主人公を通して、当時の中国社会の病理を鋭く告発した作品として評価された。特にこの作品を気に入った毛沢東が談話でしばしば引き合いに出したため、魯迅の名声が高まったと言われる。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009B05QB8

かなり下層の労働者が主人公のある種の英雄伝という、かなり特異な物語。


中国の教科書にも載っているし、世界中でも読まれた名作です。

 

狂人日記/魯迅

狂人日記

狂人日記

 

魯迅が中国社会の救い難い病根と感じたもの、それは儒教を媒介とする封建社会であった。狂人の異常心理を通してその力を描く。
https://www.amazon.co.jp/dp/400320252X


『阿Q正伝』と並ぶ名作。

 

魯迅は日本留学も経験していて、チェーホフを好んでいたようです。短編作家なのでページ数は少なめ。

 

ラプンツェル/グリム兄弟

ラプンツェル

ラプンツェル

 

19世紀前半にドイツで昔話収集・編纂者として成功したグリム兄弟によって集められた童話のひとつ。日本語訳の底本は、楠山正雄訳による「世界おとぎ文庫(グリム篇)」〔小峰書店〕。ある夫婦に子供ができるが、彼女はラプンツェルと名付けられ、取引で魔法使いに預けられ、森の中にある塔に閉じ込められてしまう。ある日通りがかった王子様がラプンツェルの歌声に心を奪われてしまい、魔女の真似をして彼女の髪の毛をおろしてそれを縄の代わりにつたって会いに行くが、魔女にばれてしまい森の中をさまようことになる。その末に彼との子供を産んだラプンツェルと再会し、結婚して長い間幸せに暮らしたというお話。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009AZF0R4

グリム童話の多くも無料で読めます。

 

本作も『塔の上のラプンツェル』でディズニー映画にもなりました。

ヘンゼルとグレーテル/グリム

ヘンゼルとグレーテル

ヘンゼルとグレーテル

 

19世紀前半にドイツで昔話収集・編纂者として成功したグリム兄弟によって集められた童話のひとつ。日本語訳の底本は、楠山正雄訳による「世界おとぎ文庫(グリム篇)」〔小峰書店〕。森に捨てられた兄妹ふたりがお菓子でできた家に行き当たり、そこに住む悪い魔法使いに騙されて食べられてしまうところを機転を利かせて逆に退治してしまう。その後、魔法使いが持っていた宝石などを家に持ち帰り、お父さんと三人、仲良く暮らしたというお話。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009AZFOXY

個人的にはグリム童話の中では抜群に『ヘンゼルとグレーテル』が好きです。 

 

子どもが知恵を絞って大人(魔法使い)を退治するのですかっとします。

 

檸檬/梶井基次郎

檸檬

檸檬

 

大正から昭和期の作家、梶井基次郎の短編小説。初出は「青空」[1925(大正14)年]。肺を病んだ“私”は、果物屋の檸檬を手にすると妙に落ち着いた。好きな丸善の本屋へ行ってみようという気にもなった。いざ行ってみるとまた不吉な魂が頭をもたげくる。ふと“私”は思いつく。檸檬を画集の上においてみる。まるで爆弾のようではないか。簡潔な文章で描かれた鮮やかな檸檬は年月が経ても色褪せることはない。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXE1I2

いつまでも脳に焼き付いて離れない檸檬爆弾。病んだ体にも、いたずら心は宿っているのです。命の美しさがたまりません。

直接脳みそに映像を浮かび上がらせてくれるような美しくて感覚的な文章がたまらない名作です。

 

Kの昇天/梶井基次郎

Kの昇天

Kの昇天

 

大正から昭和期の作家、梶井基次郎の小説。初出は「青空」(大正十五年十月号)。本文のタイトルは〈Kの昇天(或はKの溺死)〉。満月の夜、療養地のN海岸で“私”は、人影―K君と親しくなるが、“私”がN海岸から去ったとき、K君は溺死する。“私”は、K君の魂が月へ昇天していったのだと信じる。月が妖しくも美しい。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXDM0A

太陽と月ならば、確実に月派です。

 

周りが暗いからこそ、光は美しいのです。 命も同じことだと思います。死に近づきながら梶井基次郎が書いた小説が美しいのは太陽というよりは、むしろ月の美しさです。

城のある町にて/梶井基次郎

城のある町にて

城のある町にて

 

大正から昭和期の作家。梶井基次郎の小説。初出は「青空」[1925(大正14)年]。前年の夏、三重県松坂に住む姉・富士の家に滞在したときの体験をもとにかかれた作品。姉の心遣いで城のある町にやってきた峻は、姉の一家や町の人たちとふれ合うことで妹の死や自分の病気から静かな心もちを取り戻していく話。松坂城内に本文より抜粋した「今、空は悲しいまで晴れてゐた。そしてその下に町は甍を竝べてゐた。」の碑がある。
https://www.amazon.co.jp/dp/B009IXE5TM

梶井基次郎作品には常に死の影が漂っています。知的な心がから生まれる、さっぱりしているのに詩的な文章を独自の手法で確立した天才です。

本作も『檸檬』と並んで人気の名作です。無料で読めます。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

数百年後にはどんな作家が無料で読まれているのでしょうか。大江健三郎、村上春樹、川端康成、安部公房辺りは固いでしょうし、カズオ・イシグロ、ガルシア・マルケス、バルガス=リョサ、ヘルマン・ヘッセ、ウィリアム・ゴールディング、アーネスト・ヘミングウェイ、サミュエル・ベケット、ジョン・スタインベック、 アルベール・カミュ、あたりでしょうか。もしくは全ての情報は無料になって、何でもアクセスできるようになっているのでしょうか。


まだそれは遠い未来なので、今はkindleで読める無料小説を楽しみましょう。

あわせて読みたい

www.quercuswell.com

www.quercuswell.com

www.quercuswell.com 

大量の情報をコンパクトに。キンドルがお勧め。