きゃすのキラキラブログ

好きなもの/ことを布教するブログ ゲーム会社員が書いてる

クラシック聞くなら、まずヤナーチェクからはどう?【おすすめ4曲】

スポンサーリンク

つまらん音楽と思ったら大間違い!超ポップで感動的な音楽

f:id:Cass_9999:20161018043012j:plain

クラシックってどんなイメージですか?

  • 眠い
  • 落ち着く(眠い)
  • 歯医者でかかってるだけ(眠い)
  • ハイソな老人のための音楽(眠い)

恐らく多くの人がこんな風に思っているはず。でも違うんです。違うから。
ポップミュージックよりも旋律が美しくて、EDMより表現豊かな音色がある、ロックより強弱がついているし、AKBより出演(演奏)人数が多い。。。それがクラシックなんです。
そんな中、旋律の美しさではトップクラスなのが、ヤナーチェク!
知らない人のためにwikiを↓↓

モラヴィア地方の民族音楽研究から生み出された、発話旋律または旋律曲線と呼ばれる旋律を着想の材料とし、オペラをはじめ管弦楽曲、室内楽曲、ピアノ曲、合唱曲に多くの作品を残した。そのオペラ作品は死後、1950年代にオーストラリアの指揮者チャールズ・マッケラスの尽力により中部ヨーロッパの外に出て、1970年代以降広く世に知られるようになった。
レオシュ・ヤナーチェク - Wikipedia

20世紀に活躍したこともあって、すごくとっつきやすいです。村上春樹の小説にも出てくるのでよりとっつきやすいです。
この記事では、そんなアノ曲も含めて、魂を揺さぶる美しい旋律を持ったヤナーチェクのおすすめ4曲を紹介します!

目次

 

Sinfonietta 


Leoš Janáček - Sinfonietta (1926)

みんな大好き(万年)ノーベル賞候補の村上春樹の小説”1Q84”にも出てきた曲です。いやぁ、私は1Q84の初読時には何も音楽をかけず読んでいて、しかもこの曲を知らなかったんですよね。
聞いてみるとわかりますが、あの物語の始まりとしては最適な曲だったんじゃないかな。何かが始まりそうなゾワゾワっとした感覚が全身に痺れてくるのがわかります。
この曲を始めヤナーチェクの音楽は、どこか土っぽいというか、人間らしい感情的な旋律が特徴的なので、ポップスとか(特に日本の)が好きな人はすっと入っていけるはず。

The Kreutzer Sonata(String Quartet No.1)

弦楽四重奏曲 第1番 《クロイツェル・ソナタ》 IV- Con moto - Adagio - Maestoso - Piu mosso, feroce

弦楽四重奏曲 第1番 《クロイツェル・ソナタ》 IV- Con moto - Adagio - Maestoso - Piu mosso, feroce

  • スメタナ四重奏団
  • クラシック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

トルストイの小説にインスパイアされた楽曲で、全楽章通しても15分ぐらいしかないです。ストーリーにもリンクしていて、主人公が妻の不倫を知って苦悩する場面から第一楽章が始まり、第四楽章で妻の殺害に至るという。。。
第四楽章の緩急の付け方がとても好き。というか、やっぱりクライマックスがわかりやすくて楽しいんですよね。クラシックも。やっぱり大サビ、大好きでしょ。笑 メインテーマも美しいんですが、後半に叫ぶように鳴るストリングスは必聴。

Intimate Letters(String Quartet No.2)


**♪ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第2番 「ないしょの手紙」 JW VII/13 / アルバン・ベルク四重奏団

軽やかに始まる第四楽章が超好きです。メロはやっぱりヤナーチェク。ゾワゾワさせてくれます。ストリングスの高音域で醸し出される不穏さっていうのはクラシック聞くうえで一つの醍醐味だと思うんですよ。それと、軽やかな東ヨーロッパ的美しさが両方味わえる名曲です。すごくポップですよ。

Taras Bulba (Proroctvi a smrt Tarase Bulby)


Janáček - Taras Bulba: Rhapsody for Orchestra (1918)

ニコライ・ゴーゴリの同名小説にインスパイアされた楽曲です。3楽章全て”死”がテーマになっていて、緊迫感だったり、苦しみだったり悲しみだったりがふんだんに詰め込まれています。もちろんつかの間の愛のテーマもありますが、聞く者の感情を煽るオペラのような情感たっぷりの楽曲となっています。
ヤナーチェクの遺した楽曲の中でも随一の、豊かな表現が詰まった作品です。

おわりに

クラシックって眠くなる、と思っていたあなた、ヤナーチェクの情感あふれる旋律に浸っているうちに、ポップミュージックを聴いているような気持になりませんでしたか?
そうなんです。クラシックはもともと中世貴族の人気音楽、いわば大レトロポップです。
その中でもヤナーチェクは20世紀に活躍したとあって、感性もよりモダンで聴きやすいんですよね。ここからクラシックに入っていくのもいいかもしれませんよ。

 

 

あわせて読みたい

www.quercuswell.com

www.quercuswell.com

www.quercuswell.com