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きゃすのキラキラブログ

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金原ひとみおすすめ小説ランキングベスト7!【人気作家は賛否両論激しめ】

小説
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私小説を超えて飛んでいくハードな病み小説を越えて

小説を書き始めたのは12歳の時。15歳のころリストカットを繰り返す。中学3年生の時、父が法政大学で開いていたゼミに、「めいっ子の高校生」として参加。20歳の時、周囲の勧めを受けてすばる文学賞に応募した。

2003年、「蛇にピアス」で第27回すばる文学賞を受賞。
2004年、同作で第130回芥川賞を綿矢りさと共に受賞。翌年に集英社の担当編集者と結婚。
2007年、アニメ映画「カフカ 田舎医者」で映画初出演。第1子(長女)を出産。
2010年、短編「夏旅」で川端康成文学賞最終候補。小説「トリップ・トラップ」で第27回織田作之助賞を受賞。
2011年、放射能汚染を心配して東京から父親の実家である岡山に移住して次女を出産した。その後フランスへ移り住む。
2012年4月11日、NHKのトーク番組「スタジオパークからこんにちは」にゲスト出演。生放送への出演は自身初。
2012年、「マザーズ」で第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞(選考委員:高樹のぶ子)。
金原ひとみ - Wikipedia

金原ひとみの小説をずっと読んでいくと、まるで女性の成長を見ているようです。病んでいて、まともに思考・会話もできず受動的な少女が、恋愛し、成長させられ(教訓を学び)、子供を産み、一人の女性として生きていけるようになっていく。
女性作家にしては相当、性・暴力描写が激しく、賛否両論が分かれる作家ですが、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さります。特に、病んだ心に。
この記事では、金原ひとみのおすすめ小説ベスト7ランキングを紹介します!

目次

ランキング

選定にあたってのランキングポリシーと雑感を下記↓

  • 独自ランキング
  • 私小説風だけど、実体験を超えてるであろう妄想力が爆発
  • 初期は鬱々とした感情が痛々しい、性・暴力描写も激しめ

 

それではランキングどうぞ!

7位 蛇にピアス

 

蛇のように舌を二つに割るスプリットタンに魅せられたルイは舌ピアスを入れ身体改造にのめり込む。恋人アマとサディスティックな刺青師シバさんとの間で揺れる心はやがて…。
第27回すばる文学賞、第130回芥川賞W受賞作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4087460487

すばる文学賞・芥川賞受賞作!
特に芥川賞は、綿矢りさとのW受賞で話題になりましたね。綿矢りさ派の方が私の周りには多かった気がしますが、清楚系な綿矢りさ、ギャル系金原ひとみ、という違ったタイプの美人で話題になりました。
本作は”病んでる系の小説”です。もう病んでいることが特殊ではなくなってしまった最近にあたって、今更読むのもなぁ、という感じではありますが、苦しむ女性は救われるかも。

6位 星へ落ちる

 

切ない恋の行方を描く珠玉の恋愛短編集 彼氏の浮気に不安を覚える『私』、彼氏に女の影を感じて怒る『僕』、うちから出て行った彼女を待ち続ける『俺』。想いが募れば募るほど胸が苦しくなる恋愛を描いた短編連作集。
https://www.amazon.co.jp/dp/4087467414

題名が無茶苦茶良いです。
恋愛小説はあまり好きではないのですが、女性が恋愛にしか燃えられない時期ってありますよね。
男は夢想家(または言えばロマンティック)、女は現実的、とかそういう対比もされますが、女性にだって夢見る危ない時期はあるもの。そんな時期を描いた作品です。

5位 アッシュベイビー

 

究極の愛と死を描く傑作恋愛小説 好きです。大好きです。だから、お願い。私を殺してください——。
主人公アヤの歪んだ純愛は、存在のすべてを賭けて疾走する。欲望の極限にせまる、恋愛小説の傑作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4087461572

『読者を選別するために書いた』とも言われる一作で、描写や題材がかなり尖っています。性・暴力の描写は、女性ならではというのでしょうか。生々しくて辟易することも。いきなりこれを読むのはおすすめできませんが、金原ひとみのパンクな叫びがかなり熱い作品ではあります。
逆にこれを読めた人は、金原ひとみの他作品も好きになれるはず。 

4位 憂鬱たち

 

神田憂は、今日こそ精神科に行かなければと思いながら、さまざまな事態に阻まれてどうしてもたどり着けない。彼女の周りに出没する年上の男性カイズさんと若者ウツイくんはいったい何者なのか?
エロティックな思考が暴走し、現実が歪みはじめる。グルーヴ感のある文体が冴えわたる官能的ブラックコメディ。
https://www.amazon.co.jp/dp/4167837013

必ず精神科にたどり着かない、カイズとウツイが必ず出てくる......etcといった型を決めて書かれた小説。
ちょっと作者の鬱々とした精神性が出すぎているように感じられ辛い部分もたくさんあるんですが、技量あります。ジョジョっぽい装丁もいいです。

3位 マザーズ

 

同じ保育園に子どもを預ける作家のユカ、モデルの五月、専業主婦の涼子。先の見えない育児に疲れ切り、冷めてゆく一方の夫との関係に焦燥感を抱いた母親たちは、それぞれに追い詰められてゆくが……。子どもへの愛情と憎しみに引き裂かれる自我。身も心も蝕む疲労、そして将来への深い不安――。
不倫、虐待、流産などのタブーにあえて切り込み、女性性の混沌を鮮烈に描く話題作。
https://www.amazon.co.jp/dp/4101313326

出産と育児って相当大変。よく話は聞くけれど、本当にどれだけ大変化はわからないものです。金原ひとみのこの小説では、育児の壮絶さが感じれるはず。
病んでいる描写を描かせたら読み手がつらくなるほどリアルな金原ひとみの文章で、女性のカオスを感じられます。 ちょっと私小説っぽくなりすぎているのが減点かな。

2位 持たざるもの

 

僕はどこだが分からないここにいる―修人。全ての欲望から解放された、いや、見放された―千鶴。人生とは結局、自分自身では左右しようのないもの―エリナ。きっと、私がここから別の道を歩む事はないだろう―朱里。
他者と自分、世界と自分。絡まり合う、四者の思い。思いがけない事故や事件。その一瞬で、ねじ曲がる。平穏な日常が、約束された未来が。混沌、葛藤、虚無、絶望。四年ぶりの傑作長編小説。
https://www.amazon.co.jp/dp/4087716066

3.11の震災は、人類全てにとって衝撃的で、作家にとっても表現を変える転機となるものでした。人間の連帯、価値観、決断、全てが変わったのです。『震災について書きたいと思った』という金原ひとみの力作です。
成長しまくった金原ひとみが読めます。 

1位 TRIP TRAP

 

ハワイ、パリ、江ノ島……6つの旅で傷つきながら輝いていく女たち。凝縮された時と場所ゆえに浮かび上がってくる興奮と焦燥。終わりがあるゆえに迫って来る喜びと寂しさ。鋭利な筆致が女性の成長と旅立ちを描く。
https://www.amazon.co.jp/dp/4041006619

旅・TRIP・TRAPをテーマにした短編集です。
前から読み進めていくと、15歳から順に歳を取っていく主人公(同一人物かどうかは不明)の女性が非常に興味深いんです。というのも、この主人公はある種、金原ひとみを投影しているはずなんですよね。
若い頃は自由が有り余っている、けれど何者でもない感覚がつき纏う。やがて歳を重ねるに連れて自由はすり減っていき、『母親』だったり、『妻』として自由がなくなっていく。
最後の章では、囚われの生活から抜け出すためのMDMAが出てくるのにゾクゾクしました。どうなるかは読んでみてのお楽しみ。
旅の自由と囚われる不自由さの対比に唸らされはず。

おわりに

金原ひとみのおすすめ小説7作をランキング形式で紹介しました!
病んだ心に痛いほど突き刺さるぶっ飛んだ設定と心理描写が持ち味だった金原ひとみ。出産、震災を気に少しずつ作風にも変化が見られます。
まだまだ若いので、これからの時代をともに読める作家というのも魅力の一つ!同世代の女性はもちろん、全ての人におすすめです。

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